2007/10/08

マーラー 交響曲第3番(第1楽章)

 


交響曲第3番ニ短調は、グスタフ・マーラーが1895年から1896年にかけて作曲した交響曲。全6楽章からなり、第4楽章にアルト独唱、第5楽章にアルト独唱と児童合唱、女声合唱を導入している。演奏時間は約100分。マーラーの交響曲としても、また通常の演奏会で採り上げられる交響曲としても最長の曲として、かつては「世界最長の交響曲」としてギネスブックに掲載されていた。

 

作曲時にマーラーは全曲及び各楽章ごとにも標題を付していたが、出版時にこれらをすべて削除している。交響曲全体の標題は、初期には「幸福な生活-夏の夜の夢」、その後「楽しい学問-夏の朝の夢」、「夏の真昼の夢」などと変遷している。各楽章に付けられていた標題(後述)も含めて、これらは作曲と平行して考えられていたものであり、音楽の内容と深く結びついている。したがって、演奏や録音の際の解説では作品理解の助けとして各楽章の標題が紹介されることが多く、交響曲の副題として「夏の交響曲」あるいは「夏の朝の夢」などとするものも一部にある。

 

もともと7楽章構成で構想されたが、最後の楽章は分離されて交響曲第4番の第4楽章となった。このため、第3交響曲の第5楽章と第4交響曲の第4楽章には同じ旋律素材が見られるなど、ふたつの作品には音楽的に関連がある。また交響曲第2番も含めて、声楽の歌詞に歌曲『少年の魔法の角笛』を用いていることから、これらを「角笛三部作」と括ることがある。

 

第一部

序奏 「牧神(パン)が目覚める」

1楽章 「夏が行進してくる(バッカスの行進)」 

 

第二部

2楽章 「野原の花々が私に語ること」

3楽章 「森の動物たちが私に語ること」

4楽章 「夜が私に語ること」

5楽章 「天使たちが私に語ること」

6楽章 「愛が私に語ること」

しかし、これらの標題は、後に誤解を受けるとして、マーラー自身の手により破棄されたため楽譜には書かれていない。

 

各楽章の標題

各楽章の標題も、交響曲全体の標題とともに変遷が見られ、当初からのものも含めて示せば以下のようになる。

 

1楽章 「森が私に語ること-岩山が私に語ること-牧神(パン)が目覚める、夏が行進してくる(ディオニュソスの行進)」

2楽章 「草原の花々が私に語ること」

3楽章 「夕暮れが私に語ること-森の獣が私に語ること」

4楽章 「夜が私に語ること-人間が私に語ること」

5楽章 「カッコウが私に語ること-朝の鐘が私に語ること-天使が私に語ること」

6楽章 「愛が私に語ること・父様はぼくの傷口を見てくださる」

7楽章 「子供が私に語ること・天上の生活」

0 件のコメント:

コメントを投稿