本作は、出版後に他の作曲家に大きな影響を与えた。特にブラームスは『ピアノ五重奏曲』を本来はこの編成で作曲していた。改作により弦楽五重奏曲としては破棄されてしまったが、全曲を通して用いられる"D♭-C"の音型は、シューベルトの第4楽章の最後の終結音に由来している。
構成
全4楽章で構成されるが、各楽章は規模が大きく、全曲を通して演奏するのにほぼ1時間を要する。
アレグロ・マ・ノン・トロッポ Allegro ma non troppo
アダージョ Adagio
「スケルツォ」(プレスト)-「トリオ」(アンダンテ・ソステヌート)
Scherzo: Presto – Trio: Andante sostenuto
アレグレット Allegretto
第2楽章は、いささか瞑想的な基調ゆえに名高く、しばしば映像作品の沈思的な場面や夜景の伴奏音楽に転用されてきた。カール・ベームの葬儀では、この楽章が演奏された。また、アルトゥール・ルービンシュタインは、自らの葬儀にこの楽章を流すように要望した。
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