2026/03/19

【WBC2026】ベネズエラがアメリカを破り初優勝(日本は準々決勝敗退)

■準々決勝

〇ドミニカ共和国 10―0 韓国●

1次リーグは「やっとこさ2勝2敗」ながら「タナボタ」で準々決勝に進出した韓国と、優勝候補の一角に挙げられるドミニカ共和国との対戦は「順当に」ドミニカが圧勝。そもそも韓国の実力は3A以下だろうし、準々決勝の顔ぶれの中で圧倒的に格落ちだから、メジャーリーガーが揃うドミニカの相手ではなかった。

 

〇アメリカ 5-3 カナダ●

こちらもバリバリのメジャーリーガーを揃えたアメリカだが、カナダ相手に予想以上の苦戦をした。1次リーグ最終戦でもイタリアに打ち負けるなど、アメリカの調子がイマイチの感は否めない。

 

〇イタリア 8-6 プエルトリコ●

イタリアが激しい打撃戦を制し、ヨーロッパ勢として唯一かつ初の準決勝進出を決めた。

 

〇ベネズエラ 8-5 日本●

連覇を狙う日本はベネズエラのパワーに屈した。

 

1回表、ベネズエラに先頭打者本塁打が飛び出すも、その裏すかさず大谷が先頭打者本塁打の返礼で同点に追いつく。1点リードされた3回裏には、代打森下の3ランなどで4点を奪い、5-2とリードした。

 

これで日本ペースになるかと思われたが、中盤からはメジャーリーガーを揃えたベネズエラがじわじわと底力を発揮し、日本の繰り出す自慢の投手陣を打ち砕く。一方、日本打線は中盤以降は凡打の山を築き、これといった見せ場も作れずにあっけなく敗退。

二連覇を目指した日本だったが、前回大会では胴上げ投手となった大谷が最後の打者となるという、これ以上ない皮肉な結末となった。

 

■準決勝

○アメリカ 2-1 ドミニカ共和国●

ここまで5試合で51得点と猛威を振るったドミニカ打線も、アメリカの前に1点しか取れず惜敗。アメリカは2大会ぶりの優勝に王手をかけた。

 

〇ベネズエラ 4-2 イタリア●

ベネズエラが逆転の勝利。イタリアは予選でアメリカに勝つ大金星を挙げ、ヨーロッパ勢で唯一準決勝に進出したものの決勝進出はならず。

 

■決勝

〇ベネズエラ 3-2 アメリカ●

準々決勝で日本を破ったベネズエラがアメリカに勝って初優勝。

 

準決勝、決勝の3試合は、どれもが接戦となった。

 

ドミニカは、1次リーグでベネズエラに勝った。そのドミニカにアメリカは準決勝で勝ったが、決勝でベネズエラに負けた。さらにイタリアも1次リーグでアメリカに勝った。

こうしてみると4強に進んだ各チームは、それぞれがもう一度戦ったら、どっちが勝ってもおかしくないくらい実力が拮抗しているのではないか。

 

翻って日本代表はといえば、6大会目にして初めて準決勝進出を逃した。

確かにこれまでの大会とは違い、以前はメジャーリーガーを出し惜しみしていた各国が一流のメジャーリーガーを揃え、ようやく「本気に」なってきた。それだけに、そう簡単には勝てなくなっているのは事実で、メジャーリーガーの少ない日本の準々決勝敗退は決して「番狂わせ」ではなく、実力通りとは言えなくもない。

 

それよりも、ワタクシの疑問は

「なぜ代表監督が、監督経験のない井端なのか?」

である。

 

別に個人攻撃をするつもりはまったくない。ただ、代表監督をだれが決めているのかは知らぬが、どう考えても「わざわざ監督経験のない人物を監督に抜擢した」料簡は、まったく理解不能である。

 

確かにベネズエラは強かったとはいえ、日本にも勝つチャンスが十分にあった。あるいは短期決戦の戦い方を知悉した指揮官なら、違った結果になっていたかもしれない。

 

思えば今大会は、1次リーグから苦戦続きだった。

初戦の台湾戦だけは大勝したものの、続く韓国、オーストラリア、チェコと思わぬ苦戦の連続で、特に「最弱」と思われたチェコ戦も結果は9-0だが、7回までは0-0だった。いかにメンバーを落とした戦いだったとはいえ、アマチュア相手にここまでの苦戦は想定外と言える。

 

試合を重ねるごとに投手陣がほぼ総崩れとなったのは、単純にメジャーリーガーを抑えるだけの力がなかったのだろうが、打つ方では近藤、岡本、牧ら結果が出ていない選手に拘り続けるなど疑問を感じる采配が多かった。

 

短期決戦の戦い方は難しいといわれる。長いシーズンなら最終的には実力がモノをいうだろうが、短期決戦は違う。ましてやWBCの決勝トーナメントとなると、負ければ終わりというシビアな戦いだ。そんなことはド素人でも百も承知のことなのに、なぜ国際舞台での短期決戦はおろか、監督経験すら皆無の人物を敢えて抜擢したのか理解に苦しむのである。

2026/03/17

五代十国時代(6)

https://timeway.vivian.jp/index.html

五代から宋へ

 唐が滅亡してからの約50年間の分裂時代を五代十国時代といいます。

 

 華北、黄河流域には、開封を首都として5つの王朝が交代します。これを五代という。

 後梁(こうりょう)、後唐(こうとう)、後晋(こうしん)、後漢(こうかん)、後周(こうしゅう)の5つ。

 

 それ以外の地域に、合計10ほどの独立政権が成立。

 

 この時代のほとんどの政権が、節度使の自立したものです。各政権の皇帝や王は、みな軍人出身です。戦乱の絶えない時代です。均田制が崩壊したあとの社会の仕組みに釣り合う政治の仕組みが作り出される過渡期です。その過渡期の混乱。

 

 新しい時代の担い手は新興地主層です。これを形勢戸(けいせいこ)という。後漢以来の豪族と何が違うかというと、豪族は南北朝から隋唐までずっとつづいて貴族階級になっていきますが、形勢戸は同じ家がずっと地主としてつづきません。自作農から地主に成長する家もあれば、没落する家もあって同じ家が存続しない。だから形勢戸は貴族階級にはなっていきません。形勢戸という言葉には「成り上がり」という意味があるのです。

 

 また、形勢戸の大土地所有は一円的所有ではない。一円的というのは、一つの地域を丸ごと持っていることをいう。豪族は一円的土地所有だから、そこで働く農民は豪族に隷属していきます。そして、豪族は貴族化していったのです。

 

 しかし、形勢戸はたくさんの土地を持っているのですが、あちこちに分散している。全体を合計すれば大きな土地になるのですが、一つひとつの土地は小さい。小作農の立場からすると、何人もの形勢戸から土地を借りている。だから、一人の形勢戸に隷属するような関係にはなりにくい。したがって、形勢戸は身分的にも貴族化していきません。

 

 黄巣の乱で南北朝以来の貴族階級が全滅させられて以降、ずっと中国では貴族階級は登場しないのです。すべて人民は、同じ身分。

 

 日本で貴族が無くなったのが第二次世界大戦後、20世紀の出来事です。中国では10世紀には、すでに貴族が消滅している。こういう面で、中国はものすごく進んでいる社会です。

 

 五代最後の後周が宋に替わるのが960年。

 宋の建国者は趙匡胤(ちょうきょういん)(位960~976)。都は開封です。

 

 宋が成立したときには、すでに統一に向けた機運は生まれつつあった。

 

 宋の前の後周の時代に世宗(せいそう)という皇帝がいました。この人は非常に有能で南北に領土を拡げていて、やがては戦乱を終わらせてくれるだろうと期待されていた。ところが三十代の若さで病死します。代わって即位したのが幼い息子。

 

 みんなガックリする。また、混乱がつづくのか、というわけだね。唐末以来の長い混乱で情勢は煮詰まっている。平和な世の中をみんなが望んでいる。幼い皇帝では、こういう期待に応えられない。軍人たちも無能な皇帝に仕えていてろくな事はないですから、幼い皇帝を喜ばない。

 

 趙匡胤は後周の軍人だった。節度使の経験もありますが、新皇帝のもとで親衛隊長をしていた。北部国境に敵の侵入があったという報告で、趙匡胤は親衛隊をひきいて出陣した。

都の北方で宿営していたらかれのもとに、部下の将校たちが押しかけてきて迫った。

「幼い現皇帝では混乱が起きる。あなたが皇帝になってください。」

 

 趙匡胤は親衛隊長として反乱なんてできないと断るのですが、部下たちは強引で断りつづけたら自分は殺されるかもしれない。そういう雰囲気だった。そこで、やむなく皇帝になると約束しました。部下たちは喜んで黄色の服を持ってきて趙匡胤に着せた。黄色は皇帝の象徴なのです。

 

 そんなわけで、趙匡胤はいやいやながら皇帝にされ、親衛隊をひきいて都に戻り、幼い後周の皇帝から位を奪いました。こうして宋は建国された。

 

 これは、宋の成立したあとに作られた記録だから、本当に趙匡胤がいやいや皇帝になったかどうかはわからないんですが。はじめから、そういう段取りを部下たちとつけていたのかもしれない。しかし、それにしてもそういう芝居なら人民が納得する状況だったのです。

 

 これはおまけの話ですが、宋は後周の皇帝一族を殺さずに丁重に保護していく。宋の時代に後周皇帝家は、ずっとつづいている。「水滸伝」には豪傑の一人として、後周皇帝の末裔が出てくるんですよ。

 

 後周以外にも、宋が全国統一するときにすすんで降伏してきた十国の君主たちも、同じように丁重な扱いを受けます。

 戦乱を終わらせる、余分な血を流さないという民衆の願いを、宋の支配者は自覚しているようですね。

 

宋の基本政策

 趙匡胤は、宋の太祖ともいいます。かれの時に、ほぼ中国を統一しますが、完全に統一したのは二代目皇帝の時です(979)。二代目は趙匡胤の弟、趙匤義(ちょうぎょうぎ)(位976~997)です。こちらは、宋の太宗と呼ばれるほうが多い。

 

 この兄弟が宋の基礎を固めた。

 

 宋の政治方針は漢字四文字で覚える。「文治主義」です。

 

 「文」の反対語は何かわかりますか。この場合は「武」です。文治というのは武力ではなく「文の力」で治めることです。

 

 具体的には、節度使の権限をどんどん削っていく。地方の軍も弱体化させる。兵士を急に減らすと、失業兵士が賊になってしまうかもしれませんから、急には減らさない。そのかわり新しい兵士を採用しない。兵士はどんどん年をとってお爺さんになるわけだ。これでは戦力としては役に立たないのですが、政府はかれらに地方都市の城壁の修理とか、橋や堤防工事などをさせる。こんなふうに地方軍を骨抜きにしていきます。

 

 かわりに皇帝直属の軍、「禁軍」というのですが、これを強化します。

 

 軍人の力を削って、かわりに文人官僚による行政機構を整備します。多くの文人官僚を採用するために科挙(かきょ)と呼ばれる採用試験がおこなわれた。

 

 「選挙」という名で隋の時代からはじまって、唐の則天武后時代に充実されていたのですが、科挙が一気に重みを増し整備されるのは宋の時代からです。

 なぜかわかりますね。この時代に貴族階級がいなくなっているからです。すべての官僚が科挙によって選ばれるのですから。

2026/03/13

日蓮(11)

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日蓮にとって、宗教は個人やあるグループが信じてればいい、というものではなく、あらゆる人が真の宗教を信じるべき物であり、それは国の統治者も例外ではない。

 

彼は鎌倉幕府の要人に反仏教と看做す諸宗派を排し、真の仏教と信じる法華宗を受け入れるよう上告までする。これが『立正安国論』である。

 

それにおいて、蒙古(モンゴル帝国)が日本に攻めて来たのも邪宗を野放しにした結果であるとしたが、伊豆へ流罪された。

 

その後も念仏信徒等に命を狙われつつも活動を続けるが、とうとう死罪が言い渡される。

 

首を刎ねられるはずだったが、その時強烈な光が現れ下手人や立会人は目が眩み、処刑は中止されたという。この事柄は刑場の場をとって「竜の口の法難」と呼ばれている。

 

市中引き回しの際には、源氏の武人たちの前で「(彼らの信仰対象であり、仏教の守護神ともされていた)八幡神はまことの神か」と社に向けて呼ばわる等、世間の人々を驚かせる行動にも出る。

 

処刑のやり直しはされなかったが、佐渡へ流罪され迫害は続いた。いつまでたっても鎌倉幕府が日蓮を登用せず、真言宗や天台宗ばかり重用するため、その後現在の山梨県身延へと移住し、そこで教団を運営、彼は他殺ではなく病死によってその生涯を閉じた。享年60

 

死後

日蓮は亡くなる前に、弟子の中から六人(六老僧)を選び後継者としていたが、六老僧のひとり日興が離脱し分裂した。その弟子たちの後継者たちは「門流」と呼ばれる諸流派と、そこから枝分かれした教団を形作った。

 

さらに後世、それらの諸門流、宗派グループとしての合流の道を選んだり、単立の教団としての道を選ぶことになる。

 

今日、日蓮宗といえば、だいたいは身延山久遠寺系の派閥を指す。しかし日蓮系で最も有名なあの創価学会は日蓮宗の系譜ではない(ややこしい)。これは、六老僧の一人「日興」が興した「富士大石寺」の門派、現在の日蓮正宗から生まれた教団なのである。

 

よって日蓮宗と創価学会は、むしろ仲が悪かったりする。さらに日蓮正宗と創価学会も破門以降、めちゃくちゃ仲が悪い。宗祖日蓮からして他の宗派を認めない人だったため、仕方ないといえば仕方ない。

 

一方、日興門下かつ、日蓮宗に合流している教団もある。両者とも別な日蓮本宗、法華宗興門流として活動する派もある。

 

日興以外での弟子に連なる門派の多くは後世に日蓮宗となっているが、現在もそちらに合流しない教団(法華宗本門流、本門法華宗、法華宗真門流、法華宗陣門流、顕本法華宗、不受不施日蓮講門宗)も存在する。

 

日蓮を祖とする諸教団において、根本的な仏「本仏」は釈迦如来とするが、日興に連なる「富士門流」の中には「本仏」を日蓮とする教団があり、後に日蓮正宗として合流している。

 

両者の立場の違いが生じるのは、聖典である御書(日蓮の著作)や弟子の著作や口伝として残るテキストのうち、どれを正典とするか両宗派で違っているためである。というのは、自派閥の正当化をするために、日蓮御書の偽書が量産された歴史があるためである。

 

例えば日蓮宗では、日蓮正宗が根拠とするテキストを正典としないし、その逆も然り。

そのため日蓮宗と日蓮正宗などをごちゃまぜにするのは、当人たちにとってはかなり不快がられる事である。

 

他宗を虚偽と断じ、蒙古襲来という国難から流星まで謗法の報いと唱える日蓮は、非宗教的な現代的観点からするとエキセントリックそのものである。学習研究社が1982年に刊行した『学研まんが 日本の歴史 (6) 元寇のあらし 鎌倉時代・後期』での、路上の人々に向けて

「日本がほろぶ。日本がほろびますぞ!!」

「わたしの予言が当たった!今に元の大軍が攻めてきますぞ」

と赤い吹き出しで叫ぶコマは、ふたばちゃんねるで取り上げられネタにされた。

 

このページでは

「真言、浄土、禅宗の宗派をことごとくつぶしてくだされーっ!」

とも言っている。

 

たしかに『立正安国論』において謗法を禁じる事を求めているが、斬刑に処すべきというのかという問いは否定し、他宗を禁じる具体的な手段としては布施を止める事のみを語っている。もっとも、この書を送った相手のような権力者に、パトロンの座を退かれる事が大打撃になる事には違いないのだが。

 

苛烈な日蓮には謎の引力があるようであり、その側面は近年の学習漫画でも取り上げられている。2015年の『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 5 鎌倉時代』では

「このっ あほうがっ!!念仏なんぞを唱えておったら 無間地獄へ落ちるぞ!!」

「法華経だけが正しく、他の経は全て間違っておる」(正確には「劣っている」という立場)とシャウトしている。

 

特に戦前の日蓮主義の時代にかけて「革命家日蓮」として描かれてきた日蓮だが、日蓮主義がいろいろやらかしてしまったため、戦後の日蓮宗側および新宗教では「法華経を唱える親鸞」のようなマイルドな描かれ方をされる傾向にある(破門後の創価学会も同様)。

 

児童向けの偉人伝では、比較的かなり柔らかめにわかりやすく日蓮の信念を解説する事があり、「日蓮は、この世で人は救われなければ意味がないと行動した」などと解説される事がある。

 

法然や空海、禅批判を避けるため犠牲になるのが日蓮生涯のライバル(?)極楽寺良観で、彼の真言律宗は小派閥に過ぎないため大悪人として描かれるのが定番である。

2026/03/12

【WBC2026】1次ラウンド結果

1次ラウンド(予選リーグ戦)が終了し、ベスト8が出そろった。

 

■プールA

≪準々決勝進出≫カナダ、プエルトリコ(3勝1敗)

≪予選敗退≫キューバ(2勝2敗)、コロンビア、パナマ(1勝3敗)

NPBで活躍するモイネロ(ソフトバンク)、マルティネス(巨人)を擁するキューバは予選敗退。

 

■プールB

≪準々決勝進出≫イタリア(4勝0敗)、アメリカ(3勝1敗)

≪予選敗退≫メキシコ(2勝2敗)、イギリス(1勝3敗)、ブラジル(0勝4敗)

3連勝で「準々決勝進出と勘違いした」(?)アメリカは、最後のイタリア戦で中盤まで0-8と大量リードを許し、終盤の反撃も及ばず6-8で敗退の醜態を演じた。

「あわや予選敗退か?」という断崖絶壁に追い込まれながら、最終戦でイタリアがメキシコに勝ってくれたおかげで「タナボタで」どうにか準々決勝進出を決めた。

かつてないほどメジャーの大スターを揃えてきたアメリカだけに、まさかの予選敗退を回避できて、さぞほっとしていることだろうw

 

■プールC

≪準々決勝進出≫日本(4勝0敗)、韓国(2勝2敗)

≪予選敗退≫オーストラリア、台湾(2勝2敗)、チェコ(0勝4敗)

日本が4戦全勝で勝ち上がったのは順当だが、2位争いは3チームが2勝2敗で並ぶ大混戦となった挙句、韓国がタナボタで勝ち上がった。

幸いにして、日本と韓国は決勝トーナメントのヤマが別になっただけに、両チームが決勝進出しなければ再戦はない。前回チャンピオンの日本はともかく、韓国がドミニカ共和国やアメリカなどに勝って決勝に進出してくる可能性は限りなく0%と言えるだけに、これ以上嫌な思いをすることはないだろう。

しかし予選リーグ「2勝2敗」で、決勝トーナメント進出とかいわれてもなあ。

 

■プールD

≪準々決勝進出≫ドミニカ共和国(4勝0敗)、ベネズエラ(3勝1敗)

≪予選敗退≫イスラエル(2勝2敗)、オランダ(1勝3敗)、ニカラグア(0勝4敗)

こちらは波瀾はなく、2強が順当にトーナメント進出を決めた。

 

この結果、準々決勝は以下の通りとなった。

 

    ドミニカ共和国vs韓国

    カナダvsアメリカ

    イタリアvsプエルトリコ

    日本vsベネズエラ

 

順当ならドミニカ共和国、アメリカは勝ち上がるだろう。

イタリアとプエルトリコは、名前だけならプエルトリコが強そうだが、今回はイタリアが予選でアメリカにも勝って4連勝と強いだけに、なんとも言えない。

そして日本。

もちろん狙うは優勝だが、ベネズエラもメジャーリーガーを揃えた強豪だけに、簡単には勝てないかも。

2026/03/11

【WBC2026】日本が全勝で決勝トーナメント進出決める(1)

WBCが開幕した。

前回大会(2023)は決勝でアメリカを破り、チャンピオンとなった日本。

これまで「連覇」を達成したのは日本のみだが、今回は「二度目の連覇」がかかっている。

 

グループCは、日本のほかオーストラリア、台湾、韓国、チェコという顔ぶれだ。この中で最も強敵とみられる台湾と、いきなり初戦でぶつかった。

台湾には、過去の大会で好投手に抑えられて苦戦する場面も見られただけに、初戦としてはかなり嫌な相手と言える。

 

〇日本 13-0 台湾●

日本相手には毎度エース級をぶつけてくる台湾だけに今回も苦戦が予想されたが、今回は序盤から予想外の展開が待っていた。

まず、2回表に「千両役者」大谷がいきなり満塁ホームランで敵のド肝を抜く。これに勢いを得たかナント打者15人の猛攻で大量10点を奪うと、3回にも3点を追加。投げては先発・山本が22/3を投げ無安打無失点。2番手以降も台湾打線をまったく寄せ付けず、13-0で圧勝。初戦から「日本強し!」を印象付ける戦いとなった。

 

〇日本 8-6 韓国●

初回いきなり3点を奪われたが、すかさず鈴木の2ランで反撃の口火を切ると、3回裏には大谷、鈴木、吉田の「メジャートリオ」によるド派手な3ホームランで大逆転。一気に日本に流れが傾くかに見えたが、日本相手には死に物狂いの異様な執念を発揮する韓国が粘りを見せ、4回に同点に追いつく。

5-5とヒリヒリする展開で迎えた7回。この嫌なムードを立ち払うかのように、鈴木が押し出し四球を選び勝ち越すと、続く吉田が2点タイムリーを放ち、しつこくしがみつく韓国を突き放した。

打線は台湾戦に続いて好調を維持しているが、「格下」韓国に6失点と投手陣に不安を残す一戦となった。

 

〇日本 4-3 オーストラリア●

台湾、韓国に連勝した日本だが、この日は苦戦を強いられる。

6回まで0-1と、ここまで好調だった打線がわずか3安打に抑えられるという苦しい展開だ。

1点を追う7回裏、吉田に値千金の2ランが飛び出し逆転。続く8回には、代打・佐藤のタイムリーでさらに2点を挙げ、リードを広げた。

オーストラリアは、9回に2本のソロホームランで1点差まで追い上げたものの、日本がなんとか薄氷の勝利だ。

これで3連勝となり、早くも1次ラウンド首位通過で決勝トーナメント進出を決めた。

前回大会のメキシコ戦でも、敗色濃厚の展開から逆転ホームランを打った吉田は、さすがに国際大会では頼りになる存在と言える。一方、抑えの大勢は9回に立て続けにホームランを許し、1点差まで詰め寄られる失態。大勢の抑えは危なかしくて観てられんよ。

 

〇日本 9-0 チェコ●

相手はグループ最弱とみられるだけに、多少メンバーを落として主力を温存したとしても楽勝が予想されたが、7回を終わった時点でまで0-0とまさかの大苦戦となる。

8回裏、若月の二塁打に相手失策が絡み、やっとこさ先取点をあげた。これでようやく目が醒めたか、続けて周東の3ラン、さらには村上の満塁ホームランも飛び出すなど遅まきながらに打線が爆発し、この回一挙9点。

投げてはチェコ打線を2安打完封リレーで、日本は前回王者の貫禄を見せて1次ラウンド全勝での予選突破となった。