2026/02/14

スノボの快進撃止まず(ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック(6))

フィギュアスケート男子FSで、鍵山優真が前回(2022北京)に続く2大会連続の銀メダル、佐藤駿が3位のW表彰台。鍵山は団体戦を含め、通算で銀が4つという珍しい記録だ。

優勝候補と最右翼と目されたアメリカのマリニンはプレッシャーに潰されたか、2度の転倒を含むジャンプのミス連発でフリー15位と大失速し、まさかの8位に終わった。

 

競技後

「正直なところ、まだ何が起きたのか自分でも整理がついていない。感情が入り混じっています。今日一日ずっと調子は良かったですし、手応えもありました。いつも通り、自分が積み重ねてきたプロセスを信じて滑ればいいだけだと思っていました。

でもやはり、ここは他の大会と違います。オリンピックです。内側から沸き上がるプレッシャーや緊張感は、実際にその場に立ってみないと分からない。とにかく圧倒されてしまい、自分で自分をコントロールできていないような感覚でした」

と、失意の表情で振り返った。

 

「はっきりとした原因は分からない。緊張だけでなく、氷の状態も理想とは少し違っていた。ですが、それは言い訳にはなりません。どのような状況であっても、私たちは滑らないといけない。ただ、緊張に圧倒されてしまった。スタートのポーズにつく直前に、これまでの人生の辛かった記憶が頭の中を駆け巡り、ネガティブな思考でいっぱいになってしまった。それにうまく対処できなかった」

と、首を振った。

 

アメリカ選手といえば、大舞台になるほど実力以上の力を発揮してくるイメージだったが、こんな選手もいたのかと親近感が。

 

スノーボード男子ハーフパイプ決勝では、3大会連続五輪出場の戸塚優斗が悲願の金メダルを獲得、初出場の山田琉聖は銅メダルに輝き、こちらもW表彰台を達成。2大会連続出場の平野流佳は4位、直前に骨折の大ケガを抱えながらも強行出場した前回王者の平野歩夢は7位に終わり、4大会連続メダルはならず。

 

2回目の最後の一人を残す時点まで、日本勢が1位から4位までを独占し「これは表彰台独占もあるか?」と期待させる展開。ところが最後の3回目も、メダルを争う3選手ともほぼ完璧に近い出来に見えたが、思ったほど点が伸びない。2回目最後に登場したオーストラリア選手が2位に割って入り、結果銀メダルとなったわけだが、果たして上位の日本選手の間に割り込むほどの出来だったか?

 

「これが採点競技だ」と言ってしまえばそれまでで、ジャッジの間に日本選手(あるいは特定国)の上位独占は許さないという暗黙の了解があったのでは? と勘繰りたくなってしまうが、いかに言ったとて結果が変わるわけもないから止めておこう。

 

今大会、日本はスノーボードの男女ビッグエアで、木村葵来と村瀬心椛がアベックVの快挙を達成しており、この日の戸塚の金により日本勢は大会8日目で早くも前回の北京五輪と並ぶ3個目の金メダルに到達。

 

この日まで日本選手の獲得したメダルは合計14個となり、2018平昌の13個を上回った。過去最多の前回(2022北京)の18個を抜くのは、もはや時間の問題だろう。

金3つはすべてスノボで、合計14のうちスノボ勢が6個という荒稼ぎっぷりだ。

2026/02/13

スノボはアジアのお家芸か?(ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック(5))

フリースタイルスキー男子モーグルで、堀島行真が2大会連続の銅メダル。

 

スノーボード女子ハーフパイプでは、4人が出場した日本選手は全員が決勝に進出。決勝は12人だから1/3を占めたものの、決勝では転倒などミスが相次いだ。そんな中で、小野光希が銅メダルを獲得。清水さらは4位、工藤璃星は5位と惜しくもあと一歩でメダルに届かず。北京五輪銅の冨田せなは9位。

この競技は、金がコリア選手、銀がコリア系アメリカ選手、銅が日本選手と実質アジア系が表彰台を独占。決勝に進んだ12人も、日本選手4人を筆頭に半数以上をアジア系が占めた。

 

この日まで、日本選手の獲得したメダルは早くも10個(金2,銀2、銅6)となり、3大会連続の二桁に乗せた。

2026/02/12

日の丸飛行隊(古w)銅の飛翔 (ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック(4))

大会7日目

フリースタイルスキー男子モーグル予選1Rで、堀島行真が1回目1位突破。

 

フリースタイルスキー女子モーグル予選1Rは、冨高日向子と中尾春香が決勝進出を決める。

 

ジャンプ(スキー)混合団体の日本チームは二階堂蓮、小林陵侑、丸山希、高梨沙羅のメンバーで「銅」。混合団体として初のメダル獲得となった。

 

ところで、混合団体のメンバーを見て

「なぜ、高梨なんだ?」

と、思わず目を疑ってしまった。

 

忘れもしない前回の北京五輪では「スーツの規定違反により失格」という前代未聞の醜態を演じた高梨。総合優勝4度のワールドカップなど確かに実力は認めるが、ことオリンピックに関する限り2018平昌五輪の個人ノーマルヒルで「銅」ひとつのみと、持てる実力を発揮してきたとは言い難い。さらに言えば、すでにピークを過ぎている。

 

「他にもっと有力な選手がいるのに、なぜわざわざピークを過ぎたインケツを起用したのか?」

と納得いかぬ思いだったが、他の選手の頑張りもあってなんとかメダルを確保できたから、まあ良しとするか。

フィギュアスケート男子SPで、日本期待の鍵山優真が2位。表彰台はもちろん、金メダルの期待がかかる。

2026/02/11

スノーボード2個目の「金」(ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック(3))

大会6日目

スピードスケート女子1000mで高木美帆が「銅」。

オリンピック3大会連続出場というだけでも凄いが、過去2大会で「金2、銀4、銅1」と7つものメダルを持ち帰っている。今回獲得したメダルで通算8個目となったが、一人でこんなにたくさんのメダルを獲った選手もなかなかいないのではないか?

だが、本人はあくまで金メダルを狙っていたのか「銅」には不満気なのだった。

 

それにしても、高木と一緒に滑って金メダルを獲得したオランダのレールダム選手との体格差を見ると、もはや「同じ人類」とは思えない。ウィキで調べてみると高木選手も決して小柄とも華奢でもない(164㎝、58㎏)のだが、なにしろ相手のデカさ(182㎝、体重不明?w)たるや・・・(略)。こんな怪物どもを相手にしての実績をと考えると、いっそうその凄みが伝わろうというものだ。

 

ジャンプ(スキー)男子個人NHで二階堂蓮が「銅」。前回(2022北京)「金」の小林陵侑は8位。

 

スノーボード女子ビッグエアでは村瀬心椛が「金」。前回(2022北京)「銅」に続き、21歳の若さで2大会連続の五輪メダリストだけでも立派だが、早くも頂点を極めることに。ゴーグルを外すと、まだまだあどけない顔の選手たちが次々に登場してくるような競技である。

 

日本選手が獲得したメダルは「金2、銀2、銅3」と依然好調だ。

2026/02/10

フィギュアスケート名物「疑惑採点」(ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック(2))

大会5日目

スノーボード男女パラレル大回転で「優勝候補」とも目された三木つばきにくわえ、2大会連続金の絶対女王・レデツカらが準々決勝で敗退の波乱。

 

スノーボード女子ビッグエアでは、日本勢4人全員が決勝進出。村瀬心椛は全体2位。

 

フィギュアスケート団体(男女&ペアFS)は、ペアフリーの木原龍一・三浦璃来組、女子フリーの坂本花織が1位。男子フリーの佐藤駿が2位で、日本は2大会連続の銀メダルを獲得。

 

「毎度恒例」のフィギュアスケート「採点疑惑」がまたまた飛び出した。

 

ネット上だけでなく、海外からも

「男子フリーの佐藤選手の2位はおかしい、アメリカ選手に勝っていた」

「金メダルを盗まれた」

といった声が澎湃と上がっていたらしい。

 

競技は観てなかったが、フィギュアスケート観戦歴ン十年のワタクシからすれば、この競技の「採点疑惑」はもはやお約束事だから、今更驚きはない。そもそも「フィギュアスケート団体」という種目自体がよくわからず、おおかたどこかの国に優勝させるために無理やり作られた種目だろうと睨んでいるのだが