スノーボード男子スロープスタイルで、20歳の長谷川帝勝が銀メダルに輝き、この種目で初のメダリストとなった。
女子スロープスタイル決勝では、19歳の深田茉莉が金メダル。
ビッグエアで金メダルを獲得した村瀬心椛は3位で、今大会2つ目のメダルを獲得した。
確かに深田は完璧な演技だったし、また村瀬も金メダリストの実力を見せつけた。どっちが上に来てもおかしくない素晴らしい2人だったが、それでも優劣を付けなければならないのが勝負の非情さである。
さらに言えば
「最後に2位に食い込んだ選手が、村瀬より上なのかなあ?」
など、ジャッジが日本選手のワンツーフィニッシュを阻止したかった(?)のかと疑わしくなるような、例によって採点競技につきものの、もやもやが残ってしまった。
ともあれ、今大会スノボで獲得した金は、スノボ6競技のうちなんと4個目。メダルは全部で9個と、全体の半分を搔っ攫った。スノボ以外で日本選手が獲得した金は、フィギュアスケートのりくりゅうペア1個だけだから、まさに「スノボサマサマ」だ。
かつて夏季オリンピックでは「柔道ニッポン」、「体操ニッポン」など「日本のお家芸」と言われたが、今や「スノボ・ニッポン」といっても過言ではない席捲ぶり、毎日のように新しいヒロイン、ヒーローが登場してくる層の厚さは目を瞠る。冬季五輪に参加している他の雪国とは違い、限られた地域にしか雪の降らない「温暖な島国」の日本から、なぜこうも凄い選手が次々と現れるのか不思議だ。
ところでスノボ選手のエピソードを聞いていると、子供のころから練習場所を求めての全国行脚のため、親が数時間もかけて車で送迎している等の話をよく聞く。また、こうした親はほとんどが欧州などで行われるW杯などの観戦にも付いて回っているというが、いったいどのようにして生計を立てているのだろうと、老婆心ながら気になってしまう。
ここまで日本のメダルは、スノボ勢が計9個の荒稼ぎで過去最多の18個を大きく上回り22個まで伸ばした。オリンピック大国アメリカの24個と、ほとんど差がないとはビックリだ。