2026/07/05

決勝トーナメント1回戦(ワールドカップ2026北米大会)(4)


決勝トーナメント1回戦。

これまで決勝トーナメントに進むのは16チームだったから、ひとつ勝てば準々決勝進出だったが、今回は32チームが決勝トーナメントに進出となったことで、準々決勝まで勝ち上がるには2勝が必要である。

 

通常であれば「決勝トーナメントからが真のワールドカップ」といえたが、「水増し大会」となった今大会は1回戦はまだ実力差が大きいだろうと思っていた。ところが蓋を開けてみれば好試合の連続で、観客の盛り上がりも物凄い。

 

ネットの「独占契約」が話題となったインチキサギ契約などは相手にしないワタクシ(実際には単にビンボーなだけだが・・・)としては地上波中継頼みだが、幸いにして地上波中継が皆無だったWBCとは違い、多くの試合が中継されるのは有難い。

 

その結果が、先にも記したように「1回戦じゃあ、まだつまらんだろう・・・」という予想を大きく覆し、これが手に汗握る好ゲームの連続なのだ。

 

「日本vsブラジル」は言うに及ばずだが、他にも「オランダvsモロッコ」、「ポルトガルvsクロアチア」、「ノルウェーvsコートジボワール」、「アルゼンチンvsカーボベルデ」などなど、どれも1回戦で当たるのが勿体ないようなカードが目白押しであり、結果的には波瀾と言えそうなのはドイツがPK戦の末にパラグアイに負けたくらいで、その他の強豪国は順当に勝ち上がってきた。

 

今大会「目標は優勝」などと、恥知らずの大風呂敷を広げていた日本は「順当に」ブラジルに敗退した。

「史上最強」チームとの呼び声も高かったが、終わってみれば4戦して格下のチュニジアに勝った1勝のみ。引き分けがやっとのオランダ、スウェーデンは揃って決勝トーナメント1回戦で早々に敗退したことから見ても、「優勝」などは夢のまた夢というのが現実だった。

 

確かに回を重ねることに力をつけてきていることは認めるが、まだまだトップとの差は大きいというしかないし、オランダにPK戦で勝ったモロッコは前回4強だから、これは番狂わせではない。日本は、まだまだ16強に残る実力すらなかったということであろう。

 

ともあれ、ベスト16が出そろった。

大陸別ではヨーロッパ「7/16」、南米「4/6」、北中米「3/6」、アフリカ「2/10」という中、悲惨なのはアジアで唯一の「0」。ムダに9か国も出場しながら、まさに恥をさらしに来ただけの体たらくである。

そもそもアジアの「9枠」は多すぎであり、精々「4」、いや「3」でもまだ多いくらいだ。

 

さて、先にも記した通り1回戦から好ゲームの連発を見るにつけ

「まだ先は長いのに、この先一体どうなるのか?」

となお期待は膨らむばかりだが、あるいは試合数が多いだけに、選手たちの疲労もピークに達してくるにつれ凡ゲームが増えて来ないか、との懸念も拭えないのである。

2026/06/29

グループステージ第3節(ワールドカップ2026北米大会)(3)


グループリーグの第3節が終了し、決勝トーナメントに進出する32チームが確定した。

 

某記事から引用。

『今大会から出場48チームに増えたことで、アジア勢は「4.5」から「8.5」に出場枠が増加。また、大陸間プレーオフ経由で出場したイラク代表を加えると9チームが参加した。

しかし、グループリーグを突破したのは日本代表(F2位)とオーストラリア(D2位)の2チームのみだ。

 

 大陸別に見てみると、出場チーム数が最も多い「16」の欧州は13チームがGLを突破している(突破率81%)。

アフリカは10チーム中9チーム(90%)、北中米は6チーム中3チーム(50%)、南米は6チーム中5チーム(83%)とウルグアイ代表以外が決勝トーナメント出場を決めた。1チーム出場のオセアニア勢は、ニュージーランド代表が敗退している。

 

 また、大陸別の合計得失点でも大きな格差がある。

欧州は「+33」、南米は「+13」、アフリカと北中米は「-3」、そしてアジアは「-34」でダントツの最下位だった。』

 

アジア代表の2チームのうち、オーストラリアは地理的な関係からアジアにカテゴリされただけで、人種的にはアングロサクソン系だから、実質的にはアジア代表は8か国で、その中で唯一日本のみが決勝トーナメントに進出というのが実態である。

 

その日本は、グループリーグ第3節ではスウェーデンと1-1で引き分け、通算「1勝2分」でグループ2位での通過となった。同グループ1位は「2勝1分け」のオランダ、また日本と引き分けたスウェーデンも「1勝1分1敗」ながら、グループ3位でトーナメント進出を決めた。

 

過去2回優勝経験のあるウルグアイがグループステージ敗退となったが、全体としては大きな波瀾はなく強豪国が順当に勝ち上がった。

 

6/29から休みなく決勝トーナメントが始まったが、これまでの16チームではなく32チームからのスタートだけに、初戦はまだ実力差がかなりありそうな組み合わせも多い。

 

そんな中で「日本vsブラジル」は最注目カードだ。

相手は過去最多の5回優勝を誇る「王者」とはいえ、今大会に限ってはそれほど評価が高くなく、世界を代表するようなスーパースターもいない。とはいえ、日本がやっとこさ引き分けたオランダ、スウェーデンより強いことは間違いないだろうから、もし日本が勝ったら「歴史的な番狂わせ」と言えるが、可能性は低いとみる。

 

決勝トーナメント表を見ると、ドイツ、フランス、オランダが入った左上が「死の組」といえるか。

左下はポルトガル、スペイン、ベルギー、右上はブラジル、日本、イングランドと、どのヤマも強豪が3か国程度入っている中で、唯一右下だけが「アルゼンチン1強」のようでトーナメント運に恵まれていそうだが、ダークホースが現れるか。

2026/06/28

マキャベリ(1)

ニッコロ・マキャヴェッリ(イタリア語: Niccolò Machiavelli, 146953 - 1527621日)は、イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。

 

著書に『君主論』、『ティトゥス・リウィウスの最初の十巻についての論考(ディスコルシ)』、『戦術論』がある。理想主義的な思想の強いルネサンス期に、政治は宗教・道徳から切り離して考えるべきであるという現実主義的な政治理論を創始した。日本語では「マキャヴェリ」「マキャベリ」「マキァヴェリ」「マキァヴェッリ」など様々な表記が見られる。

 

軍事理論

マキャヴェッリはその軍事思想を『君主論』、また『政略論』や『戦術論』に記している。その特徴として、以下のことが挙げられる。

 

軍事力の重要性を論じている。

『君主論』において、君主に必要なものとして法律とともに軍備が挙げられている。また傭兵軍ではなく常備軍の編制を重視し、また騎兵ではなく歩兵の有効性を論じてもいる。

 

軍事訓練の重要性を論じている。

マキャヴェッリは、軍事訓練を錬度に合わせて段階的に実施することを述べており、第1段階に整列の動作の訓練、第2段階に整列行進の動作の訓練、第3段階に戦闘訓練、第4段階に信号や命令伝達の教育としている。

 

司令官の軍事的統率能力の重要性を論じている。

これは統率論として、軍隊の団結に司令官の統率力が直結すると述べられており、血筋や権威ではなく、勇敢や善行がこの統率力を強化すると考えている。また演説の能力も求められるとしている。

 

フィレンツェ共和国は、ピサに攻勢を仕掛けピサを包囲したが、ピサ側はアルノ川の舟運を使って海から物資を運び入れた。軍事にも関心のあったレオナルド・ダ・ヴィンチは、アルノ川の流路を迂回させ、ピサを経由しないようにする作戦を立案した。副官として従軍していたマキャヴェリはダ・ヴィンチの案を採用し、1504年から工事に取り掛からせたが、当時の土木技術には限界があり、アルノ川の流路変更工事は失敗に終わった。

2026/06/25

グループステージ第2節(ワールドカップ2026北米大会)(2)

グループステージの第2節が終了し、以下の各国が決勝トーナメント進出を決めた。

 

A組:メキシコ(北中米カリブ海/開催国)

D組:アメリカ(北中米カリブ海/開催国)

E組:ドイツ(欧州)

I組:フランス(欧州)

I組:ノルウェー(欧州)

J組:アルゼンチン(南米)

K組:コロンビア(南米)

 

日本はチュニジアに4-0と快勝し、1勝1分となった。

日本の4得点というのは、ワールドカップでの最高得点である。長年にわたり、決定力不足は日本の「宿痾」とされて来たが、今大会に限っては2試合で6得点と攻撃陣の活躍が目覚ましい。

 

これまでは一貫して、少ない得点を堅い守備でなんとか守りぬいて勝つのが日本のスタイルだっただけに、アグレッシブにゴールに襲い掛かっていく姿は、まったく全く見違えるようだ。

果たして、どこまでこの好調が続くか。

 

前回と繰り返しになるが、何しろ今大会は出場48か国のうち2/3の32か国が決勝トーナメントに進める「水増し大会」だから、ここまでもたついている「優勝候補」チームであれど、最終的には大きな波瀾なく勝ち上がってくると予想される。

2026/06/23

ピコ・デラ・ミランドラ

ジョヴァンニ・ピーコ・デッラ・ミランドラ(Giovanni Pico della Mirandola1463224 - 14941117)は、イタリア・ルネサンス期の哲学者、人文学者である。

 

「人間の尊厳」を主張したとされてきたが、近年では、ピーコの用いる「尊厳」の語には「序列」という意味もあり、今日でいう「尊厳」の意味はなかったとも言われている。ともあれ、ピーコにとって人間とは、なんにでもなれる変幻自在のカメレオンのごときものであった。なお「ピーコ・デッラ・ミランドラ」とは「ミランドラ出身のピーコ」という通称であり、名字はピーコである。

 

生涯

北イタリア・ミランドラの領主、ピーコ家(it:Pico (famiglia))ジャン・フランチェスコ・ピーコ1世の子として生まれた。ボローニャ大学で法律を、パドヴァ大学で教会法を学んだのち各地で研鑽を積み、フィレンツェへ行き哲学者として高名なマルシリオ・フィチーノと接した。若くして才能を発揮し、プラトンをギリシャ語で、旧約聖書をヘブライ語で読んだ。博識で弁が立ち、メディチ家のプラトン・アカデミーの中心的な人物の1人になった。

 

人間は小さな宇宙であり、その中には元素から動植物、理性、神の似姿に至るまでが含まれると考え、人間が動物と異なるのは自由意志によって何者にも(神のようにも獣のようにも)なることができる点だとして、「人間の尊厳」を主張した。1486年、ローマで哲学・神学の討論会を企画し、討論会のために書いた原稿が『人間の尊厳について』 (Oratio De Dignitate hominis) で、ピーコの主著である。ただし、この題名はピーコ自身の命名ではない。

 

この討論会では、聖体変化などについての議論も予定しており、ローマ教皇インノケンティウス8世から異端の疑いをかけられ、討論会は中止。ピーコも逃亡後、捕えられてしまうが、メディチ家のロレンツォ・デ・メディチの努力により釈放され、フィレンツェに戻る。ジローラモ・サヴォナローラとも親交があった。31歳で死去。

 

フィチーノと同様、近年は異教的な神秘主義の側面が注目されている。自然を支配する業としての魔術を信じていたが、占星術については人間の運命が定められているというのは人間の自由意志に反する、として反対するようになり、師フィチーノの説を批判した『反占星術論』を執筆している。また非ユダヤ人としては、はじめてカバラを極めたとされる。