決勝戦は世界ランク1位(アルゼンチン)と2位(スペイン)、そしてワールドカップサッカー史上初めてヨーロッパと南米のチャンピオンという、まさに「頂上対決」となった。
延長前半までは0-0、延長後半にようやく均衡破れスペインが1点を奪うという、スコアだけを見るとまことに決勝に相応しい接戦かのようではあるが、内容的にはスペインがアルゼンチンを圧倒した。
何しろシュート数20本のスペインに対し、アルゼンチンのシュートはたったの2本。それも延長後半のロスタイム入るまでは、ただの1本のシュートも打てないまで完封されたように、期待された熱戦には程遠かった。
戦前の予想は「アルゼンチンの個人技」と「組織力のスペイン」の戦いになると思われたが、準決勝のフランスと同様、アルゼンチンは120分間でほとんどチャンスらしいチャンスがないまま、なすすべもなく敗れた。
逆に言えば、あの世界屈指ともいえる攻撃力を誇るフランス、アルゼンチンに何もさせなかったスペインは、まさに「無敵艦隊」であった。
スペインは、これでウルグアイ、フランスと並ぶ2回目の優勝である。
勝つためには反則など何でもありのアルゼンチンとは違い、フェアプレーで優勝したスペイン。グループステージから8試合でわずか1失点と、かつて「カテナチオ(Catenaccio)」と称されたイタリアの堅守速攻サッカーも真っ青の堅守にくわえ、バリエーション豊富な高い技術から繰り出される多彩な攻撃を展開するなど、チャンピオンに相応しい戦いぶりを見せた。

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