■準々決勝
〇ドミニカ共和国 10―0 韓国●
1次リーグは「やっとこさ2勝2敗」ながら「タナボタ」で準々決勝に進出した韓国と、優勝候補の一角に挙げられるドミニカ共和国との対戦は「順当に」ドミニカが圧勝。そもそも韓国の実力は3A以下だろうし、準々決勝の顔ぶれの中で圧倒的に格落ちだから、メジャーリーガーが揃うドミニカの相手ではなかった。
〇アメリカ 5-3 カナダ●
こちらもバリバリのメジャーリーガーを揃えたアメリカだが、カナダ相手に予想以上の苦戦をした。1次リーグ最終戦でもイタリアに打ち負けるなど、アメリカの調子がイマイチの感は否めない。
〇イタリア 8-6 プエルトリコ●
イタリアが激しい打撃戦を制し、ヨーロッパ勢として唯一かつ初の準決勝進出を決めた。
〇ベネズエラ 8-5 日本●
連覇を狙う日本はベネズエラのパワーに屈した。
1回表、ベネズエラに先頭打者本塁打が飛び出すも、その裏すかさず大谷が先頭打者本塁打の返礼で同点に追いつく。1点リードされた3回裏には、代打森下の3ランなどで4点を奪い、5-2とリードした。
これで日本ペースになるかと思われたが、中盤からはメジャーリーガーを揃えたベネズエラがじわじわと底力を発揮し、日本の繰り出す自慢の投手陣を打ち砕く。一方、日本打線は中盤以降は凡打の山を築き、これといった見せ場も作れずにあっけなく敗退。
二連覇を目指した日本だったが、前回大会では胴上げ投手となった大谷が最後の打者となるという、これ以上ない皮肉な結末となった。
■準決勝
○アメリカ 2-1 ドミニカ共和国●
ここまで5試合で51得点と猛威を振るったドミニカ打線も、アメリカの前に1点しか取れず惜敗。アメリカは2大会ぶりの優勝に王手をかけた。
〇ベネズエラ 4-2 イタリア●
ベネズエラが逆転の勝利。イタリアは予選でアメリカに勝つ大金星を挙げ、ヨーロッパ勢で唯一準決勝に進出したものの決勝進出はならず。
■決勝
〇ベネズエラ 3-2 アメリカ●
準々決勝で日本を破ったベネズエラがアメリカに勝って初優勝。
準決勝、決勝の3試合は、どれもが接戦となった。
ドミニカは、1次リーグでベネズエラに勝った。そのドミニカにアメリカは準決勝で勝ったが、決勝でベネズエラに負けた。さらにイタリアも1次リーグでアメリカに勝った。
こうしてみると4強に進んだ各チームは、それぞれがもう一度戦ったら、どっちが勝ってもおかしくないくらい実力が拮抗しているのではないか。
翻って日本代表はといえば、6大会目にして初めて準決勝進出を逃した。
確かにこれまでの大会とは違い、以前はメジャーリーガーを出し惜しみしていた各国が一流のメジャーリーガーを揃え、ようやく「本気に」なってきた。それだけに、そう簡単には勝てなくなっているのは事実で、メジャーリーガーの少ない日本の準々決勝敗退は決して「番狂わせ」ではなく、実力通りとは言えなくもない。
それよりも、ワタクシの疑問は
「なぜ代表監督が、監督経験のない井端なのか?」
である。
別に個人攻撃をするつもりはまったくない。ただ、代表監督をだれが決めているのかは知らぬが、どう考えても「わざわざ監督経験のない人物を監督に抜擢した」料簡は、まったく理解不能である。
確かにベネズエラは強かったとはいえ、日本にも勝つチャンスが十分にあった。あるいは短期決戦の戦い方を知悉した指揮官なら、違った結果になっていたかもしれない。
思えば今大会は、1次リーグから苦戦続きだった。
初戦の台湾戦だけは大勝したものの、続く韓国、オーストラリア、チェコと思わぬ苦戦の連続で、特に「最弱」と思われたチェコ戦も結果は9-0だが、7回までは0-0だった。いかにメンバーを落とした戦いだったとはいえ、アマチュア相手にここまでの苦戦は想定外と言える。
試合を重ねるごとに投手陣がほぼ総崩れとなったのは、単純にメジャーリーガーを抑えるだけの力がなかったのだろうが、打つ方では近藤、岡本、牧ら結果が出ていない選手に拘り続けるなど疑問を感じる采配が多かった。
短期決戦の戦い方は難しいといわれる。長いシーズンなら最終的には実力がモノをいうだろうが、短期決戦は違う。ましてやWBCの決勝トーナメントとなると、負ければ終わりというシビアな戦いだ。そんなことはド素人でも百も承知のことなのに、なぜ国際舞台での短期決戦はおろか、監督経験すら皆無の人物を敢えて抜擢したのか理解に苦しむのである。
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