2024/07/30

遠くて近い?「金」(2024パリオリンピックpart3)

◆体操

男子団体総合決勝

鉄棒、平行棒の2種目を残しチャイナが大きくリード。今回はロシアが不参加とはいえ、進境著しいアメリカ、イギリス、ウクライナなどの激しい追い上げもあり、熾烈なメダル争いは日本にとっても予断を許さない展開だ。

 

すでにチャイナとはかなりの点差を付けられていたこの時点

 

「もはや金は難しいが、なんとか銀を確保してくれ」

 

というジリジリする展開の中、最終種目の鉄棒で奇跡が起きた。

 

チャイナ選手が落下!

しかも一度ならず二度も!

 

予想外の形で、恐らくは当の選手ら自身も直前までは思いもしていなかったであろう「金」のチャンスが到来した!

 

ここで最後に登場してきたのは、エースの橋本大輝選手。言うまでもなく、前回東京五輪の個人総合金メダリストだ。が、この日はあん馬でまさかの落下をするなど、寧ろ足を引っ張って来たように、決して調子が良くなかったのかもしれない。しかしながら、この土壇場でさすがの底力を発揮し、2大会ぶりの団体総合「金」を決める演技を魅せた。

 

◆スケートボード

前回東京五輪金メダリストの堀米雄斗選手が、大逆転で2大会連続の「金」

東京五輪後のルール変更が堀米選手のスタイルに不利という見方もあり、今回は厳しいのではとの予想が多かったが、そんな予想を覆した見事な連覇を達成。さすがはオリンピックチャンピオンの底力というべきか、最後の最後で逆転するところは、やはり本番に強いタイプなのだろう。

 

一方、前評判は堀米選手以上で「金メダル候補」にも挙げられていた白井空良選手は、惜しくも4位に終わった。

 

それにしても、スケートボードといういかにも近代的な競技に似つかわしくない、解説者のボソボソとした陰気な喋りは何とかならんものかw

 

かつては「金メダル候補」や「ガチガチの本命」と期待されながら、プレッシャーで本領を発揮できずに期待外れに終わる日本の選手が多く「近くて遠い金メダル」の印象が強かったが、お家芸の体操男子団体や「新お家芸」スケボーなどは「遠くて近い金」となった。

 

◆柔道

女子の舟久保遥香選手、男子の橋本壮市選手が、ともに準々決勝で敗退。そこからも両者が同じように、敗者復活戦を根気よく勝ち上がって銅メダルを獲得した。

柔道競技としては3日連続の金メダルとはならなかったが、ここまでの3日間は阿部詩を除く5選手がメダルを獲得した。

舟久保選手、橋本選手が敗れた相手は、ともにフランスの黒人選手だった。ここまで「フランス代表」って黒人選手しか見てない気がするわ・・・

 

ちなみに女子決勝戦はカナダ選手とコリア選手の対戦となったが、どちらも片親が日本人という日系の選手で、日本に柔道留学をした選手だ。

かつてのマラソンや駅伝で日本に留学して頭角を現したアフリカ選手勢(ワキウリ、オツオリなど)もそうだが、留学生を一生懸命に鍛え上げて日本選手よりも強くして、金メダルを獲らせて喜んでいるバカモノ指導者は、世界広しと言えど間違いなく日本くらいなものだろう。自国民からは税金を取れるだけ搾り取って、海外に無意味な無償援助ばかりを繰り返しているバカ政治屋どもと見事に重なる。このような日本人のメンタリティを変えないと、日本は外国の食い物にされ続けるばかりだ。

 

◆その他

日本が総合馬術団体で銅となり、なんと92年ぶりのメダルを獲得。

 

一方、海外ブックメーカーのメダル予想で「金メダル候補」に上げられていた女子サーブル個人の江村美咲は、3回戦で敗退した。

 

ここまでのメダル獲得数は「金6、銀2、銅4」

過去には金メダルがひとケタの大会も多かったが、最近は様々な競技で金メダリストが誕生して今回も早くも金メダルが6個だ。これは開催国のフランスやチャイナ、アメリカなどを上回り依然トップである。

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