2006/06/26

ボロディン 交響曲第1番(第1楽章)

 


とても良い曲なのだが、残念ながら良い演奏が見つからなかった。音が軽すぎる・・・

 

ボロディンはサンクトペテルブルクにて、グルジア皇室の皇太子ルカ・ゲデヴァニシヴィリの非嫡出子として生まれた。ゲデヴァニシヴィリはボロディンを実子として戸籍登録せず、農奴の一人の名を使った。

 

ボロディンは、ピアノの稽古を含めて優れた教育を受け、化学を専攻しペテルブルグの医学大学の薬学部に入る。卒業後、陸軍病院に勤務、24歳の時に医学の会議の出席のためにヨーロッパに長期出張、この頃ムソルグスキーと知り合い、シューマンの曲を紹介され興味を持つ。

 

26歳の時、ハイデルベルク大学(化学)入学。元素理論を確立したメンデレーエフと知り合う。卒業後はペテルブルグの医学大学の助教授、教授と進み、生涯有機化学の研究家として多大な業績を残した。

 

作曲は1863年にバラキレフと出会うまでは、正式に学んだことがなかった。化学者としては、ボロディン反応(ハロゲン化アルキルの合成法、ハンスディーカー反応の別名)に名を残している。また求核付加反応のひとつである、アルドール反応を発見したとされる。

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