2016/08/12

「金」ラッシュの日(リオデジャネイロ・オリンピックpart3)

大会6日目(日本時間102030分~111250分)

日本が金メダルラッシュだ。

まずは体操男子個人総合で「絶対王者」内村が、オリンピック2連覇の偉業を達成した。内村と言えば、世界体操競技選手権で個人総合6連覇を含む19個のメダル(金10、銀5、銅4)を獲得。オリンピックは3大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金3、銀4)を獲得している。もっとわかりやすく言うなら、2008年北京オリンピックの「銀」以降、2009年の世界選手権から、個人総合では約8年もの間、一度も負けていないのである。

 

まさに「絶対王者」としか言いようがない。その「絶対王者」が、苦しんだ。最終種目の鉄棒を迎えるまで、ウクライナ選手の後塵を拝するという、予想外の苦しい展開だった。しかも鉄棒では、予選でまさかの落下の悪夢も経験していた。「絶対王者」が、遂に敗れる時が来るのか・・・日本人ばかりでなく、恐らくは世界中が固唾を飲んで見守る中、やはり「絶対王者」の称号はダテではなかった。これだけのプレッシャーのかかる中、最後の鉄棒でほぼ完璧な演技を演じ切り、奇跡の大逆転「金」メダルである。

 

柔道も負けてはいない。男子90キロ級のベイカー茉秋が、この階級で日本初の金メダルを齎せば、女子70キロ級の田知本も負けじと「金」で応える。体操の内村と併せ、この日だけで「金3つ」という快進撃だ。

 

また競泳では、女子200mバタフライの星が、2大会連続の銅メダルを獲得した。

快進撃が続くラグビー男子は、準々決勝でもフランスに逆転勝利し、ベスト4進出という「うれしい誤算」もあった。

一方、いつまで経っても人気に実力が伴ってこないサッカー男子は「順当に」グループリーグ敗退が決まった。

 

卓球女子シングルスの福原は、4度目のオリンピック出場で初の準決勝に進出したが、前回オリンピック金メダリストのC国選手に手も足も出ず完敗。相手が相手だけに、万に一つ(というより「億に一つ」か「兆に一つ」と言うべきか)も勝ち目はないだろうと見ていたが、まったく大人と子供くらいの実力差があった。準々決勝まで3試合は1ゲームも落とさず、絶好調に見えた福原だったが、なにしろ相手のC国選手はデカい図体といいご面相といい「こいつは男じゃないのか?」と疑わしく思えてしまうほどで、セックスチェックやドーピング検査をしっかりやって欲しいものだ。福原と言えど、曲がりなりにも世界ランク10位以内のトップ選手なのに、トップとこんなに開きがあるとは、他の競技では考え難い現象である。福原は続く3位決定戦でも北朝鮮選手に完敗を喫し、念願のメダルには届かず。こうして見ると、やはり福原は勝負弱いというか、プレッシャーのかかる大舞台に弱いと思えて仕方がない。

ともあれ、日本の獲得メダルは「金6、銀1、銅11」となった。

 

大会7日目(日本時間111930分~121250分)

競泳の女子200m平泳ぎで、金藤が2位に大差を着け圧倒的な「金」

男子200m個人メドレーでは、400m個人メドレーで「金」を獲った萩野が「銀」。萩野は、リレーと併せて一人で「金、銀、銅」全てのメダルを手中にするという快挙を達成した。

 

卓球男子シングルスの水谷は、3位決定戦に勝利し銅メダルを獲得。卓球では男女通じシングルス初のメダル獲得となり、これまで女子の蔭に隠れて目立たなかった男子卓球が、ようやく脚光を浴びることになった。

柔道は男子100キロ級の羽賀が「銅」、女子78キロ級の梅木は今大会男女通じて唯一の初戦敗退となった。

日本の獲得メダルは「金7、銀2、銅13

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