2016/08/16

卓球男子、奇跡を起こすか?(リオデジャネイロ・オリンピックpart5)

大会10日目(日本時間1419時~151215分)

テニスの男子シングルスで、錦織が(銅)メダリストとなる快挙を達成。3位決定戦の相手は過去19敗と分が悪く、かつては世界ランキング1位のナダルだけに、正直勝ち目は薄いと見ていたが結果は見事な勝利。日本のテニスでは、96年ぶりのメダル獲得の大偉業だ。

 

レスリングは、男子グレコローマン59キロ級で太田が銀メダルを獲得。陸上は注目の男子100mが行われ、ボルトが「至極順当に」前人未到の3連覇を達成した。卓球女子団体準決勝で、日本は格下と思われたドイツに敗退してしまった。もっとも「ドイツ」とは名ばかりで、その実態は3選手のうちの2人に加え、監督までC国人という「C国(2)」チームである。

 

シングルスでまさかの緒戦敗退を喫した石川が、この試合は2勝と孤軍奮闘したものの、伊藤、そして福原がシングルス、ダブルス一つも勝てず撃沈した。最後の第5試合の相手は、エースのハン。第2試合で石川が勝ったとはいえ薄氷の勝利だったから、福原では勝てない相手と見ていたが、案の定接戦の末にやられた。繰り返すが、福原は明らかに「ここ一番の勝負どころに弱い」タイプだ。戦う前はなんとでも言えるから「C国と戦って金メダルを獲りたい」などと大風呂敷を広げてはいたものの、C国と決勝どころか「ドイツという名のC国二軍」にすら勝てず、メダルすら逃しかねないピンチとなった。

 

「期待外れ」という点では、卓球以上とも言えそうなのが、体操の種目別決勝だ。男子ゆかでダブル表彰台、上手くすればワンツーフィニッシュも期待されたが、結果は白井が4位、内村が5位というまさかの悪夢に終わった。

 

まったく期待していなかった女子マラソンは、日本人トップの福士が14位、田中が19位、伊藤に至っては46位(一体、何人で走ったのか?)という「予想通りの大惨敗」である。また、男子ゴルフの片山に至っては「出場60選手中54位」と最下位争いを演じる醜態。

 

「今までの人生にない新しい1ページ。さらに4年後の東京五輪を見据えて力になれるよう、経験してくるもの、見てきたものを伝えるのが役目。ここまで来たらメダルを獲りにいく」

という出発前のセリフは、一体何だったのか?

「旅費も宿泊費も全て日本オリンピック協会の負担だから、お祭り気分でリオのカーニバルと勘違いして行ってしまったのでは?」

という噂も笑えない。

これでもプロなのか!!!

日本の獲得メダル「金7、銀4、銅15」

 

大会11日目(日本時間152030分~161250分)

男子体操種目別、得意の「ゆか」で「金」が期待されながらまさかのミスで4位に終わった白井が、跳馬で銅を獲得。終わったことをいつまでも言っていても仕方ないが、ゆかのミスが悔やまれる白井だけに「銅」一つは物足りなさ過ぎるが、まだ若いから次回の東京オリンピックでの大暴れに期待したい。

 

この日のトピックは、なんといっても卓球の男子団体だ。強豪ドイツとの準決勝を制し、遂に決勝進出を決めた。特に個人で「銅」を獲った、エース水谷の活躍が素晴らしかった。

これまで卓球と言えば福原、石川ばかりに注目が集まり、また実績の上でも女子の後塵を拝してまったく目立たなかった男子だったが、このオリンピックの水谷の卓球は目を瞠る闘志と、それに相応しい結果を残してきた。全競技を通してみても、このオリンピックで最も成長した一人に挙げられるのではないかという目覚ましい快進撃で、期待外れに終わった女子を注目度からも実力からも、一気に抜き去った格好である。

 

バドミントン女子ダブルスの高橋、松友組は準決勝進出を決め、メダルに王手がかかった。

日本の獲得メダル「金7、銀4、銅16」

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