2024/08/01

【体操】男子個人総合4連覇(2024パリオリンピックpart5)

◆男子個人総合決勝

「体操王国」日本に、またしても爽やかな新星が誕生した。

20歳の岡慎之助が、全競技で安定感抜群の演技を披露して金メダルを獲得。終始笑顔で「五輪を楽しみながら」金メダリストとなった印象だから、最近の若者らしいというべきか。

「岡山出身の岡」選手w

 

男子個人総合は、これで

 

    2012年ロンドン五輪の内村航平

    2016年のリオデジャネイロ五輪の内村航平

    2021年東京五輪の橋本大輝

    2024年パリ五輪の岡慎之助

 

と、五輪4連覇を達成。くわえて前日の団体総合に続くW金メダルの快挙だ。

岡選手は、さらに種目別で金を獲って「3冠」が期待される。

 

それにしても日本の体操選手は、若者の躍進が凄まじい。金メダリストとなった岡選手は、若干20歳。前回東京五輪チャンピオンの橋本選手も、当時は19歳だった。その橋本選手は、今回は怪我などで本調子ではなかったせいか連覇はならず6位に終わったとはいえ、まだ22歳と若く地力はあるから次回にも十分チャンスはあろう。岡選手のさらなる成長や、これから登場してくる新しい力とともに橋本選手の巻き返しにも期待したい。

 

前回五輪王者のインタビューを聞くと、判で捺したように「苦しかった3年間」というセリフが出てくる。

 

我々素人は、つい

 

「前回金メダリストなんだから、今回も勝つのが当たり前なんでは?」と思ってしまうが、どうも「前回金メダリスト」というプレッシャーは並大抵ではないようだ。

 

「オリンピックの金メダリスト」となったからといって、その先に決してバラ色の人生が待っているわけではなく、逆に「オリンピックの金メダリストだから・・・」とあり得ないほどに期待値が上がってしまうプレッシャー、これはまったく当事者にしかわからない。

 

なにも背負うものがない我々凡人は、ただ表彰式で両側に五星紅旗を従えて真ん中の一番高いところで輝く日の丸を仰ぎ見、君が代を聞く快感に酔いしれるのみなのである。

 

◆柔道

男子90キロ級の村尾三四郎。緒戦から積極的な攻めの柔道で危なげなく勝ち上がり、準決勝は開催国フランス選手との対戦。技ありが2度も取り消されるなど、相変わらず地元びいきのへっぽこ判定に泣かされる完全アウェーの厳しい状況を撥ね退ると、

決勝戦も開始早々に技ありを奪う幸先良いスタートだ。中盤に技ありを返されるジリジリとする展開で両者互角。残り30秒、村尾選手の内股が決まったかに見えたが、なぜかへっぽこ審判はまるで反応なし。またしても、すっきりしない「疑惑の判定」に泣かされての銀メダルだ。

 

柔道の国際審判のレベルに泣かされるのは毎度のことだが、今大会は益々酷さに拍車がかかっているようだ。

「オマエは、一体どこを見てん判定してんだよ!」という場面があまりに多すぎる。

 

こんな酷い状況の中にあって、それでも男子柔道はここまでの5階級で「金2、銀1、銅2」とすべてメダルを獲得しているのだから、まことに立派なものだ。残り2階級だけに、ここまで全員そろってメダリストになって欲しいし、さらなる金の上積みにも期待したい。

 

◆卓球

シングルス女子の早田ひな、平野美宇、男子の張本智和が、そろって順当に勝ち上がって8強入り(男子の戸上隼輔のみ3回戦敗退)。

さあ、ここからが本番だ。

 

◆サッカー

女子1次リーグ最終戦でナイジェリアに3-1で勝利。この結果、男女ともに決勝トーナメント進出が決定した。

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