2011/12/30

激動の2011

2010末~2011初頭

今年の11月から、某金融機関の基盤系プロジェクトに参画している。昨年、官庁系の基盤移行プロジェクトでリーダーを努め、現場経験数年のPMから「オレの代わり」と期待されたのを皮切りに、どこの現場でも過大評価されているのが迷惑この上ない。2010年の暮れに官公庁プロジェクトを退いた直後、有名な証券コンサル会社からお誘いがかかった。20名近いメンバーを動かすリーダーとして、キャリア半年でNGとなった前任者の代わりを期待されたが、非常識なまでに要求レベルの高いPMとすぐに険悪な関係となったから、僅か1月半で「NG」を突きつけられたのは、むしろ勿怪の幸いだった。

 

春~夏

次に「Worker」として面接を受けた証券系シンクタンクは、ユーザー面接の結果  「Workerではなく、リーダーとして来て欲しい」と話が変わった。ところが10数名のメンバーの中に、親会社から天下って来た50代の部長がいて、当然ながらまったく言うことを聞かない。こちらも温厚なタイプではないから、このような気難し屋との相性が合うはずもなく、夏には喧嘩別れのような形でピリオドとなった。

 

大手メーカーのHで官庁向けの提案活動に参画したものの、早々にマネージメントを任される。が、これまたPMとソリが合わず、秋には早くも現場を離れる。

 

11月から参画しているのが、今度は某銀行の基盤プロジェクトと言うわけで、どういうわけかこれまで金融系には殆ど縁がなかったのに、今年は立て続けに証券、銀行ばかりだ。しかも、昨年以降はマネージメント系ばかりだったから、設計などの実作業は久しぶりでもある。ところが、これがまた5年も前から現場にいて、職場の内部のことだけでなくネットワーク技術をも知り尽くしている、50代の超ベテランB氏の「代わり」として期待されているらしい。数ヶ月前にも1人参画しているが、PMによると

 

「彼にBさんの代わりは無理だから、にゃべっちさんがBさんの代わりです!!!」

 

と、あっさり宣告された。

 

「代わりとなるために1ヶ月引継ぎをして、その間に総てを吸収してもらう」

 

というのが当初想定だったらしいが、4年も5年も勤め上げた人間の代わりが、僅か1ヶ月で務まると考える浅薄さが救い難い。しかも、元々「体調不良」のために退くというB氏は週に23日しか出てこないため、スケジュールにかなり遅れが出ており、早々に実作業に投入された。とても引継ぎどころではないのが実情なのである。

 

タイミング悪く、この現場に入場が確定した時に身内が亡くなったが、そんなわけで葬式どころではなく香典だけ持っていかれた。参画から1ヶ月で早くも休出が3度、先週などは土日出勤の上に、月曜は「初動対応」で7時半出勤という人使いの荒さだ。前日は、食事も摂らずに23時過ぎまでの対応だったから、0時過ぎの帰宅後に食事をして5時半起きである。Xmasで、ようやく3連休となってひと息ついたものの、年末は30日までの営業で年明けは4日からと、正月休みも「たったの4日」しかない。

 

年末

その3連休に羽目を外しすぎて、大酒を飲んだ後にイルミネーション見物に行き、撮影に気を取られて側溝に落ちて足を捻ってしまった。その日は、アルコールのせいかなんとか家まで歩けたのだが、翌日起きてみると激痛でまったく歩けないではないか ()~ ガーン

 

片足ケンケンでようやく駐輪場まで辿りつき、自転車にまたがってどうにか病院まで行った。日曜の当番医では、早速車椅子に乗せられる。ともかく骨には達していないとのことで、痛み止めと松葉杖を処方してもらい、どうにか歩けるようになった。骨折の経験はないから、車椅子も松葉杖も生まれて初めてである。

 

痛み止めの効果か、早くも翌日には松葉杖が取れた。内出血の紫色はまだ生々しいが、急速に回復しているのか3日くらいで痛みは殆どなくなった。まさに2012年を迎える前の夜明けのような醜態を演じたものだが、30日に代休を取ってどうにか無事に新しい年を迎えられることになったのは幸いだ。と言いつつ懲りずにまた飲んでいる (。 ̄Д)d□~~