2004/10/30

快適マンション住まい ( °Д°)y─┛~~~~



 10月から入居している物件・・・これが、なかなか快適だ ( ̄ー ̄)ニヤリッ

当然ながら、まずもってバス・トイレは別であり、トイレはシャワー付きではないものの、大きな洗面コーナーがあります。そして、なんと言っても最も素晴らしいのがバス。まず、それなりにスペースの確保された洗い場、そしてシャワーのノズル(というのか?)が、普通のものとマッサージ用のものに切り替えが可能となっており、打ち水(湯)のような事が出来ます。そしてパネル操作で、湯の温度を1℃単位で設定出来、浴槽もシャワー同様に1℃刻みで温度調節が可能という、肌のデリケートなワタクシにとってはありがたいスグレモノであります。前の物件ではガスで沸かすタイプだっただけに温度の調節が難しく、微妙な調節具合で急に熱くなったり冷たくなったりと、散々に手を焼かされただけにひときわ便利さを感じます。

さらに「お知らせ機能」というものがついていて「自動湯張り」にしておくと、湯が一杯になった時に、音声でお知らせをしてくれます。シャワーには「ゆらぎ」という機能もあり、湯が自動で熱くなったり冷たくなったりと変化をする。  風呂で火照った体に、このゆらぎのシャワーは大変に気持ちが良い :*:( ̄∀ ̄ ):*:・ボワァァァン

初日からこれらの機能を堪能していたところ、早速体が火照ってきました。

(こりゃいかん・・・)

と思いつつも、パネルを見ると「換気」のほかにしっかりと「涼風」というボタンも用意され、コレを押すと涼しい外気が入って来て実に気持ちが良い。  勿論バスルームには暖房も入るから、浴槽の中と外で温まって寒い冬も風呂上りに寒さに震えるような目に合わなくて済むわけです。しかも、このバスルームには浴室乾燥機が付いているから、洗濯物を放り込んでバスタイムを楽しんだ後に、出来上がったやつを干しておけばよいという寸法です (-.-)/┳┳ ┣(-_- )Ξ(/-_-)/o┳┳

ワタクシには殆ど無縁ですが、女性には気になるであろうキッチンもなかなかのもので、グリルと湯沸し用&揚げ物用コンロがふたくち付いています。更に備品としてフライパンや鍋は勿論の事、食器やオタマまで用意されており小型の炊飯器もあります。魚も焼けそうですが、まあワタクシが使うと言えば湯沸し用のコンロでやかんの湯を沸かす程度ですが (c_,゚`)プッ

冷蔵庫も大きめのものがありますが、こちらの中身は近所のスーパーでケース買いしてくるビールばかりが詰め込まれています。さらには玄関がセンサーになっており、近付くと自動的に電気が点く仕組みなどもあり、クローゼットには既に運んできたスーツ3着とワイシャツ15枚ほど、そしてネクタイ30本ほどがギッシリと収納されています。

元々、分譲仕様で建てられたというマンションですが、正規の賃貸価格が管理費込みで月額十数万もするというところを、某社のキャンペーン物件として比較的お値打ちに借りる事が出来たのは幸運でしたが、キャンペーン対象物件という事で最大3ヵ月までしか借りる事が出来ないのが残念。

2004/10/29

シベリウス 交響曲第1番(第4楽章)



※出典 http://www.yung.jp/index.php

 そういうシベリウスの素晴らしさが、最もよく表れているのが最終楽章でしょう。漆黒のツンドラの大地を思わせる第1主題の彼方から朝日が上ってくるような第2主題は、とても魅力的です。

これは、この楽章単独で演奏しても充分に成り立つ音楽でしょう。その意味では極めて「交響詩」的な音楽なのですが、最後に冒頭の主題で壮大に締めくくることで、交響曲としてのまとまりをつけています。

ただし、こういうシベリウスの特長が前面に出てくるのは、交響曲で言えば第2番までです。3番以降になると、そう言う息の長い旋律的な主題は使わなくなり、短い断片のような旋律とも言えない動機のようなものを、パッチワークのように貼り合わせていくようになっていきます。

そして、それこそが西洋古典派の音楽法則やロシアのチャイコフスキーの呪縛から逃れるために必要だったことは頭では理解できるのですが、こういう瞑想的静か美しさに満ちた音楽を聞くと、少しだけ残念な気持ちにもなるのです。

2004/10/28

シベリウス 交響曲第1番(第3楽章)




この交響曲は各楽章の標題も準備され、基本的な設計図のようなものも用意されていたようなのですが、おそらくそれでは「交響詩」の作曲家というポジションからは抜け出せないと判断したのでしょう。ですから、この第1番の交響曲は、その準備されていた「標題交響曲」のリフォームではなくて、全く新しく書かれたものなのです。

当初は、その仕事をベルリンで行おうとしたのですが、悪い友達の誘いを断り切れない弱さもあって、うまく進まなかったようです。そこで、結局はフィンランドに戻り、フィンランドの田舎を転々としながら、1899年に完成にこぎ着けます。

そして、その出来上がった作品は、明らかにチャイコフスキーからの影響を受けています。冒頭のクラリネットの旋律が、最終楽章のフィナーレで華々しく帰ってくるところなどは、まさしくチャイコフスキーの5番を思い出させます。

初期の作品は、どれをとっても旋律線が気持ちよく横にのびていきます。この息の長い静かな旋律線こそが、若い頃のシベリスの特徴であり魅力でした。こういう息の長い旋律で音楽を作っていくのは、チャイコフスキーやボロディンの音楽から学んだものであることは間違いないでしょう。

しかし、その響きは今までの誰からも聞かれなかったシベリウス独特の硬質感があります。そのひんやりとした手触りは、まがうことなく北欧の空気を感じさせてくれます。聞けば分かるように、チャイコフスキーの響きはもっと軟質です。

ですから、シベリウスはチャイコフスキーの亜流としてではなく、強い影響を受けながらも、最初からシベリウスならではの特徴を十分に発揮しているのです。彼独特の響きを駆使して、伸びやかに思う存分に音楽を歌い上げているのは、聞いていて本当に気持ちが良いのです。