2003/10/31

有終の徒競走 ε=ε=ε=ε=ε=(o゜ー゜)oブーン!!



 運動会の季節がやってきた。

そして運動会と言えば、徒競走だ。

これまで「1等賞」が指定席のにゃべっちだったが、前年は宿敵ミグにタッチの差で敗れていただけに

(小学校生活最後となるこのレースは、何が何でも負けられん!)

と、気合が入っていた。

体が大きい者に足の速いのが多いのがこの年頃だが、特にこの年は同じグループに強敵が揃う「死のグループ」となってしまった。

1組:マー
にゃべっちとは家も近く、小1から親しいマーはヒョウキンな人気者。
過去に何度か「1等賞」を取ったこともあり、毎年表彰(3位まで)の常連でもある強敵。

3組:にゃべっち

6組:ヒデ君
最大のライバルは「1等賞」の常連のヒデ君だ。

小学生とは思えないダイナミックな走りは要注意。

2年前は、このヒデ君とマー、そして超人ミグの3人が「死のグループ」だったが、あのミグと大接戦を繰り広げた結果、ミグにタッチの差で敗れて2位に終わった(マーが3位)が、前年はぶっ千切りの「1等賞」である。

2組のタケシ君、4組のトシ君、5組のシンちゃんは上の3人に比べ実績、実力ともに劣るが、それでも3人ともに通常なら、いずれも表彰圏内と見ることも出来た。

が、にゃべっちとしては、まずこの3人は眼中になく、ライバルはやはりヒデ君とマーと見ていた。

ただしマーとは、過去に遊びを含めて一度も負けたことがなかっただけに、やはり問題はヒデ君だ。

ヒデ君とは、不思議とこれまで一度も同じ組になったことがない。

とはいえ、あのミグと互角の勝負を演じたくらいだから、楽に勝てる保証はない

そんな「死のレース」が、火蓋を切った。

最もいいスタートを切ったのはマーで、スタートから飛び出すと素晴らしい走りを見せたが、30m手前で早くもヒデ君がマーを抜いてトップに立つ。

途中まで並んでいたトシ君はここで脱落し、シンちゃん、タケシ君の2人もすでにかなり引き離されていた。

レースは予想通り、ヒデ君がトップを走り、にゃべっちとマーが並んで喰らいつく展開が続いたが、後半から神童満を持して一気の加速。

マーを振り払うと、強敵ヒデ君とマッチレースとなったが、ラストスパートで一気に抜き去ってトップでゴール!

前年の雪辱を晴らすとともに、小学校徒競走の有終の美を飾った (*`▽´*) ウヒョヒョヒョ

2003/10/28

宿題をサボる (^。^)y-。oO

 この年、夏休みの宿題として「読書感想文コンクール(小学校高学年の部)」への提出が義務付けられていた。

前年は「A市作文コンクール(高学年の部)」で、見事「最優秀賞」を射止めたにゃべっち。

並み居る6年生を押し退けて5年生での受賞だっただけに、この年も「連続受賞」の期待が掛かったことは言うまでもない。

この頃から文章を書くのが好きで、暇を見つけては創作を行っていた。

「創作文」という自由なテーマならば書きたいことは沢山あったが、読書感想文は好きではなかった。

既にいっぱしの読書家として、様々な本を濫読してはいたものの、コンクールは「課題図書」の中から対象を選ぶことを薦められたが、その課題図書がどれも興味の対象から外れていたため宿題をサボる結果となった。

この年の担任教師は、前年と同じまだ20代半ばの若い教師だ。

教師とは大体において折り合いが悪かったが、この担任とは珍しく良好な関係で、放課後や休み時間などによくムラカミくんやマサくんらと駄弁っていたりした。

さらに前の年に続いて、2年続けて担任となったことも益々、距離を縮めた。  

ある時、その担任教師が

「おい、にゃべ!
たまには、真面目に宿題をやって来いや」

と言ったら、誰かが

「やらなくてもトップだから、やんなくていいんじゃ?」

と返し

「そーだな・・・確かにやらんでもトップだから、やる必要がないっちゃーないかもな・・・」

と「失言」したため

「じゃあ、やらんでもいいと?」

と、すかさず「言質」を取った。

「その代わり、テストでトップから落ちたら必ずやれよ!
毎回、ちゃんと集計しとるからな」

という整理となった。

その後、担任教師からは、遂ぞ

「宿題をやれ!」

とは言われなかったから、最後までトップを守り続けたと思われる。

これまでも、あまり煩く言わない放任主義の担任の時は宿題などはやらずに済ませ、煩い担任の場合は形ばかりで適当にお茶を濁してきていた。

そうした経緯で、この年も夏休みの宿題は形だけで「適当に終らせた」から「読書コンクール」のような手間のかかるものをやるはずはない。

その後、発表された結果で、畏友ムラカミが「優良賞」を受賞したことを知った。

「にゃべ、わりーなー」

と、皮肉るムラカミに

「ちっ!
オレが出てりゃ「最優秀賞」は間違いなしだったんだがな・・・」

と負け惜しみを言うと

「さあ、それはどーかな?
まあ、オマエと同じ「最優秀」を狙っとったオレとしては「優良」は不本意だがな・・・」

などと、言葉とは裏腹にムラカミはご機嫌だった (*Φ皿Φ*)ニシシシシ

シューベルト ピアノ五重奏曲「ます」第5楽章


  「顔芸」でお馴染みのピアニストは、ルーマニア出身のミハエラ・ウルスレアサというらしい。

検索してみると、ある年のショパン・コンクールで「予選すべてで最高の演奏をしながら本選に進めず、物議をかもした」とあったが、もしや例の「顔芸」が審査員に嫌われたのでは?w

確かに演奏は素晴らしいのだが・・・

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 第5楽章は、シューベルトの最終楽章に多い「ハンガリー風」の色合いをもった終曲であり、またシューベルトの人間性を表しているかのような優しい眼差しと、どこか物悲しい魅力に溢れた音楽だ。

冒頭の生き生きした第1主題が何度も繰り返し登場する楽章で、展開部のないソナタ形式、または、ロンド形式と考えられる。

1主題は軽快なリズムの上に、短調か長調か分からないようなちょっとエキゾティックなメロディとして提示される。

その後、明るく歌われる第2主題がニ長調で表れ、華麗な小結尾で結ばれるが、シューベルトのお約束とも言うべきダカーポが始まる。

後半は、前半を5度上に移調した形で繰り返される。

途中で第4楽章が変形され回想されるが、このように他の作品の旋律を用いた変奏曲で構成される楽章は、弦楽四重奏曲第13番『ロザムンデ』、第14番『死と乙女』、『さすらい人幻想曲』など、シューベルトの作品の幾つかで見られる。