2004/03/31

プロ野球開幕! にゃべ流G構想(前編)



 いよいよプロ野球・セリーグが開幕します。今年のセリーグの見どころは、なんといっても「巨人・堀内」、「阪神・岡田」、「中日・落合」という3人の新人監督の采配に尽きるでしょう。このうち最も注目されるのは、言うまでもなく中日の落合監督です。ヘッドコーチ及び投手コーチとして経験豊富な堀内巨人監督、また二軍監督とはいえ優勝経験もある岡田阪神監督に対し、監督はおろかコーチ経験すらまったくないのが中日の落合監督であり、また選手時代は「天才」の名を欲しいままにしたとはいえ人格的には「変わり者」と言われる上に、監督就任直後からも早速、独自の理論に基づいた実践を展開して来ている落合監督だけに、良くも悪くも、プロ野球界に新風を吹き込んでくれるのか、大いに注目されるところです。

また戦力的には依然として頭一つ抜きん出ており、優勝が義務付けられている巨人の堀内監督は、1年目から選手の実力を上手く引き出す事が出来るのか?

さらにリーグのディフェンディングチャンピオンとして、戦力が充実している(ハズの)阪神では、昨シーズン星野監督の下ではあれだけ良く働いた選手たちが、岡田監督に代わっても同じように活躍出来るのか、といったところにも興味は尽きません。

これらの3球団に対し、監督としては先輩格に当たりどちらも優勝経験のある「山本・広島」、「若松・ヤクルト」の両チームは、ともに優勝争いはともかくとしてもそれなりの戦力は整っているだけに、先輩としての意地を見せたいところでしょうし、昨年は信じ難いような酷い成績に終わった横浜も大魔人・佐々木の復帰などで、何故か不可解にもクビにもならなかった山下監督も、今年こそはとリベンジに燃えている事でしょう。

先にも触れたように、世間的には最も注目されるのは落合監督でしょうが、この件に関しては既に触れてきていますのでここでは触れませんし、Gファンのとして最も気になる巨人に関しても、昨年までは原監督のボンクラ采配には散々に煮え湯を飲まされ続けた事から、堀内監督に寄せる期待には大きいものがありますが、それについても過去に触れてきた経緯があるため、敢えてここで繰り返す事はしません。

巨人といえば、このオフも球界を代表する大砲・ローズとダイエーの主砲だった小久保を獲得した事で、益々「四番候補が目白押し」とマスコミを賑わせていますが、実際のところでは「四番候補」は二人しかいない、というのがワタクシの考えです。Gファンにとっては、堀内監督がどう打順を組むのかが大いに楽しみであり、また気を揉むところでもあります。そこでワタクシが監督ならばと、僭越にも自ら理想と思える打順を組んでみました。

まず、松井が抜けた後の巨人の看板といえば、なんといってもヨシノブであろう事は堀内監督や多くのファンの考えと一致しますが、現状においてのヨシノブはどう見ても4番というよりは3番タイプだと思われます。堀内監督の言う「4番は生え抜きの日本人スター選手で・・・」というのは確かに理想ではありますが、実力の世界においていつまでもそういった事に拘るのはナンセンスでしかない。日本人と外国人とにかかわらず、実力や適正を見極めて適材適所に人材を配置していくのが、管理者たる者の務めでしょう。

では4番には誰が適役かと問われれば、迷う事はまったくありません。実力とタイプから見て現状で最も4番に相応しい選手は、年間40発以上の長打力と3割以上の確実性がかなりの確率で期待出来る、ローズかぺタジーニのどちらかしかいないでしょう。ローズが、近鉄時代と同じくらいの働きを見せてくれるならば真に申し分ないところですが、セリーグで同じくらいの実績を残せるかどうかは、やってみなければなんとも言えない未知数の部分があります。その点ぺタジーニに関しては実績は充分ですが、なにせ去年のように欠場ばかりしては4番の価値も台無しになってしまうので、この2人の大砲の様子を見ながら決めていくのが最も無難でしょう。これで打線の中心である34番が決まりました。

2004/03/30

元気でな~ (  ̄∇ ̄)ノ

 卒業式。

この時期、本来1年生の出番はないものだが、この年に限っては『C中』の新設に伴いH、Y両地区の生徒らが1年間を過ごした『B中』から『C中』への転校という形となり、たった1年でのお別れを迎えた。

1年間で、いつの間にか何人かの友人が出来たが、言うまでもなく最も心残りだったのは、真紀とのお別れだ。

「なんか淋しいよね・・・たった1年で、みんなとお別れなんて・・・」

2人だけの校庭。いつもは陽気な真紀が、珍しくしんみりした口調で呟いた。

「オーミヤたちは、いいじゃねーか。新しくて、綺麗な学校だしさ。おまけに上級生ももいねーし、通学も楽になるしでいいこと尽くめだろーが・・・オレたちが、代わりに行きたいくらいのモンさ・・・」

内心の淋しさを悟られまいと、心にもないセリフを並べ立てるにゃべ。

「そうかな・・・?
でも・・・にゃべとは、2年経ったら高校でまた一緒になるかもね?」

「そうだな・・・グリやタカシマのヤツはどうなるかわからんが、まぁ我々は同じになりそうだなー」

学区トップである『A高』への進学は疑ってもいなかったし、真紀が『A高』へ進学するのもまた、同じくらい疑いのない事と思われた。

「にゃべが『東海』とかに行かなければね・・・」

「行く気はねーな・・・『A高』でいいよ・・・オーミヤが『金城』(学院)ってのは、ありかな?」

「ないない・・・」

2年後の話になったが、なんとなく白々しい気持ちで、言葉が滞りがちになっていった・・・

 「オ~イ、にゃべー!
おるかー?」

と突然、静寂をぶち破るようなダミ声とともに、2人の前に駆けつけて来たオグリ。

「あれっ?
オマエら・・・なに話し込んでんだ、こんな寂しいとこで?」

「いや、もうみんなとお別れだからな。
なぁ、オーミヤ?」

と慌てて水を向けると、真紀は

「あ・・・そうそう、グリも野球頑張ってよね。向こうで、ちゃんと応援してるから・・・じゃあね」

と言うと、何故か慌てたように立ち去っていった・・・

「オイオイ、オマエら~。こんなところでよろしくやってやがって、どーゆーわけだ?
怪しいぞ・・・」

「よろしくやってって、なにバカ言ってんだ!
今度新しく出来た『C中』ってのは、どんな学校なのか?
オーミヤが、来年からここに来られなくなるのが淋しいとかヌカシてやがるから、オレが代わりに新しい方へ行きてーくらいのもんだって、話してただけだってのに・・・」

「そうか・・・そういや連中は、今度から向こうの新しい中学に行くんだったな・・・オレたちも、向こうに行きてーな。いっそオーミヤの代わりに、タカシマのヤローが向こうに行ってくれりゃあ、万万歳だったのにな」

「なんじゃい、そりゃ?」

「なんせ、アイツだけは煩くてかなわんて・・・」

と、別離の感傷などとは一切無縁のオグリは、相変わらずの得意の毒舌を振るっていた (* ̄m ̄)ブッ

2004/03/29

NTTよ、ふざけんなよ(後編)


色々と質問をしてもなにかと要領を得ないため、いい加減にイライラが嵩じて来ていた。

「で、工事費は幾らくらい掛かるの?」

「工事費用?
まあ、3万円くらいでしょかうねぇ・・・」

この非常識なセリフには、日頃は温厚な(?)ワタクシもブチ切れた。

「工事費用が3万だと?
ふざけるのもいい加減にしてくれよ。
アンタ、名前は?」

「私はKと言いますがね・・・なにもふざけてませんし、見積もりをしてみないとなんともいえませんが・・・それくらいには、なるでしょうよ・・・」

「こりゃアホラシ過ぎて話が出来んわ・・・」

と言い捨てて電話を切った事は、言うまでもない。

再び受け付け窓口に電話をすると、今度はマトモそうな女性のオペレーターが出た。

改めて、工事費について訊ねると

「見積もりをしてみないと正式なところはわかりませんが、通常ですと凡そ56000円くらいかと思います。
 ご家庭の状況を調べてみますので、少しお待ちを・・・」

と、しばらく待たされた後に

「ただ今お調べいたしましたところ、元々ISDNに変換する前の回線自体がまだ残っておりますので、そんなに大掛かりな工事は必要ないかと思います」      

「そんなもんだよねー?
工事に数万もかかるなんて事、ないよね?
3万も掛かるとか言われたんだけど・・・」

「工事費が3万ですか・・・それは、ちょっと普通では考えられませんが・・・」

(やはりそうだろう・・・あのバカモノめ!)

こうして、その電話で申し込みの手続きを済ませた・・・までは良かった。

ところが・・・である。

しばらくすると、先の大バカモノが着信記録を辿ってきたか、信じ難い事に携帯に電話をかけて来たのだ!

NTTですが・・・先ほど、電話が途中で切れちゃったようなので・・・」

「切れたんじゃなくて、切ったんだよ。
まず電話を掛けて来る時は、最初に名を名乗れ。
デタラメばかりで役に立たんから、切ったんだ。
で、今更、何の用なのか?」

「ええ、先ほどの工事費の件ですがね・・・あれから再度調査したところ、オタクの場合は大体13000円くらいで・・・」

「もう間に合ってるから結構だ、バカヤろー!」

携帯でなければ、受話器を叩きつけるところだ。

ところがところが・・・話は、これではまだ終わらなかった。

さらに数日後。

約束した時間に工事に来たNの担当者が、なんと小柄で貧弱なあの大バカモノだった!

まさか、電話を受けていた人物が工事に来るとは夢にも思わなかったが、あの忘れようにも忘れ難い声と口調は、紛れもない同一人物である。

以前の電話対応では、散々に不快な思いをさせられた事を思い出し

「この前の電話の人?」

と、念のために確認すると

「はぁ・・・そうでしたかね・・・」

「そうでしたけね、って・・・この前は工事費が3万円もかかるとか、言ってたが?
 一体、どっから3万なんてとんでもない金額が出てきたのか?」

とジロリとひと睨みして、イヤミを言ってやると

「いや、ちょっと見積もりの仕方が間違ってたようでしてね・・・ハハハ」

とアダプターを覗き込むようにして、床に蹲った姿勢のままモゴモゴと返事をするのが精一杯の態である。

しかも、その「工事」とやらは僅か10分程度で、マコトに拍子抜けするほど呆気なく終わった。

「これで、工事の方は終わりましたので・・・では、よろしくー」

と、慌てて去っていこうとする担当者に

「え?
もう終わり?
工事って、こんな覗き込んで終わりみたいなものだったの?
単に、アダプターを付け替えただけにしか見えなかったが・・・」

「見てみましたところ、元々初期のADSLのが付いてましたからねぇ・・・」  

「そんなもの、わざわざ見んでもNの局内を見りゃわかりきってるじゃないのかい?」

と更に皮肉を飛ばしたが、案外に大人しく手応えがないので

「まあ、ともかくコーヒーでも飲んでくかい?」

と、お義理で勧めると

「いえ、結構です・・・急ぎますのでね・・・」

差し出された請求書の工事代金は、ヒトケタも違う僅か3000円そこそこであった。

その後、Nから送られてきたフレッツ接続ツールには2つのバージョンのexeファイルがあり、説明書に従って新しいバージョンの方をインストールすると、知らぬ間にiniファイルが書き換えられてPCが死んでしまった・・・  

XPの場合》、《MEまたは98の場合》と書き分けられているにもかかわらず、この酷いインチキである。

仕方なくシステムファイルのリカバリーした後、旧バージョンの方を再度インストールして何とか事なきを得たが・・・  

それにしても毎度Nと係わり合うと、どうしてこうしたロクデモなくも腹立たしい思いばかりさせられるのだろう。。。