2008/07/30

イチロー3000本安打達成

MLBのイチローが「3000本安打」の大偉業を達成した。

 

日本では張本(通算3085安打)に次いで二人目だが、張本はコリア人だから日本人としては100年近いプロ野球の歴史上、イチローが初めてという前人未到の大記録である。

 

しかも彼の凄いところは、日米の球界に跨って達成したところだ。日本のプロ野球において9年間で1278安打も立派だが、それよりも数段レベルの高いMLBで、2000本近い安打を積み上げてきたのは素晴らしい。MLBに移籍後は、昨年まで7年連続して200本以上の安打を記録してきている。

 

これだけの安打を積み上げるのは、類稀な技術力が前提となるのは言うまでもないが、それ以上に彼が立派なのは休まずにゲームに出続けている事だ。

 

イチロー後に、鳴り物入りでMLBに移籍した松井や松坂などに限らず、日本球界の選手を見ていても怪我で戦線離脱ばかりしているが、イチローに限っては長期離脱はおろか、欠場したという話すら滅多に訊いたことがない。勿論、長期離脱などしていたら、毎年200本を超える安打数を残すことも、通算3000本という大記録も生まれようがないから、いかに優秀な能力を備えていようと、ゲームに出ないことには意味がないのだ。

 

日本とは違い、過酷な日程と広い大陸間の移動など、体力的に遥かにきついMLBで、これだけ毎年コンスタントにゲームに出続け、コンスタントにハイレベルな結果を残しているのは凄いというに尽きる。

 

最近の、ちょっとした怪我で休んでばかりいる選手を見る度に

 

「キミらは本当に、野球が好きでやっているのか?」

 

と大いなる疑問を抱かざるを得ないが、イチロー選手はきっと野球が好きで好きで溜まらず、ゲームをする事が楽しくて楽しくて仕方がないのだろう、と羨ましくなってしまう。

2008/07/25

正念場

 いよいよ「某大規模システムリプレース」という、大きなプロジェクトが迫ってきた。何の因果か、というよりはなるべくしてそうなったわけだが、このリプレースのメインはセキュリティ機器(ファイアウォール)の入れ替えであり、これまでその部分をメインに担当してきたのは、何を隠そうこのワタクシである。 であるから、この大プロジェクトの中心メンバーがワタクシになる事は解っていたが、中心メンバーどころか殆ど一人で任される形で、連日シコシコと頑張っている。

作業工程的には、現状定義調査から始まり基本設計~詳細設計~作業項目作成~検証項目作成~定義体(config)作成~構築(定義体投入)~本番作業~検証という流れとなるが、設計に少し時間が掛かりすぎてしまったため、21日の海の日は休出となった。おまけにファイアウォールの運用手順書作成という、余計な仕事まで増えてしまい、そちらの方でも時間を取られている。

7月は連日2223時まで仕事に追われ、スーパーで買った弁当を帰宅後に食べるのが、0時過ぎになるのが当たり前のようになってしまった。この調子だと、7月の勤務時間は230時間を超えそうな勢いである。

このプロジェクトは時間精算だから、稼働時間が増えるのに比例して収入も増えるには違いないが、それに見合う成果物を出さなければならず、しかも納品日程が非常識なまでにキツイだけに、かなりしんどくなっている。8月のこの大イベントを上手く乗り切ったら、その後はお盆過ぎに時期をずらして休暇を取って、軽井沢辺りでまったりしてこようと計画中なのだが。

2008/07/07

スパイウェア駆除

 遂に、スパイウェアに侵入された。これまで自分には縁がないものと思っていたウィルスやスパイウェアだが、常駐トレイに潜伏して数秒置きにおかしなポップアップが出て、実に鬱陶しい。PCに詳しくない人から

「にゃべさんのような、PCに詳しい人でも感染するの?」

と言われるが、あくまでワタクシはネットワークエンジニアであって、PCにはそんなに詳しいわけではない。それを前提としてさらに言うなら、PCに詳しい人間ほど素人に比べPCの使い方が幅広いわけだから、それだけ日常的に危険にも踏み込んでいる分、感染リスクも高まるのだろう・・・というのが常識的な物事の見方ではないだろうか。

それはさておき、侵入してきたものは速やかに排除するしかない。見た限り大した実害はなさそうな気はしたが、ポップアップが頻繁に出るだけでも鬱陶しいのだ。もっとも手っ取り早く確実な方法は、いうまでもなくOSの再インストールだが、単に面倒というだけでなく、とてもやっている時間もないから、スパイウェア対策ソフトを使ってみる事にした。

まずは「AD-AWARE」をダウンロードして、早速スキャンをしてみると出るわ出るわ、数百件も感染しているという結果が出た。片っ端から駆除したものの、肝心のスパイウェアはびくともせず、プログラムやアプリケーション一覧からは見えなくなったものの、常駐トレイに残ったままである。

次に「Spybot」を試す。こちらは日本語版があって解りやすく、使い勝手もよい。ここでも幾つか検索されたウィルスやらスパイウェアを駆除していくと、あの憎らしい常駐トレイのアイコンが瀕死状態に反転して、再起動後には綺麗に消えているではないか。

たまたまノートンのインターネットセキュリティの期限切れが迫っており、買いに行く時間もないためウィルスバスターの30日お試し版をダウンロードした。

再度、ウィルススキャンを試みると、またしてもトロイの木馬(Trojan horse)が検出され、速攻で駆除。これまで、知らずに潜伏していたスパイウェアが一掃できたせいか、はたまたノートンとバスターの違いか、信じられないくらいにPCが軽快に動作するのには驚いた。使っているPCのメモリは1GBだが、Caféがこんなにサクサク動くのは何年ぶりか。こうして2日間に渡る、明け方近くまで続いた格闘が終わった。