2008/08/31

異常気象

 一体どうなってんだ、この天候は?
かつて梅雨の時期にでも、このようなしつこい雨があっただろうか?
と思うほどに、荒れに荒れた天気にウンザリしている。

稀代のラッキーボーイ(?)」と言われ、これまではどんな悪い予報をも悉く覆し、イベントに際しては「晴れオトコ」の名を欲しいままにして来たこのワタクシが、今回ばかりはこのバカ天気に祟られ続け、すっかり参っている。

遂に今日で木曜日(27日)から、ナント4夜連続なのだ。「4夜連続」と言っても、ワーグナーの『指輪』の話などでは決してなく、願い下げの「雷雨」に祟られ続けている日数の事だけに、まったく洒落にならない。

思えば、27日(木)の帰社後、最寄り駅から自転車で帰る道中で、雷を背に受けたのがケチの付き初めだった。翌28日は金曜日だから、いつものように0時過ぎの帰宅だったが、この日(と言うか、厳密には既に29日になっていたが)は、かなり激しい雷雨の中を自転車で強行突破となった。

通常であれば少し雨宿りでもしていれば激しい雷雨は収まるものだが、なにせ時間が深夜の0時過ぎで夕食も済ませていない状態だから、暢気に雨宿りという心境ではない。また、ここ数日の経験則からして、最近の雷雨は尋常とは違って少しばかりの雨宿りをしたからといって、直ぐに収まるような気配がないという事情も作用していた。

土日は休日だったが、土曜日(30日)は、夕食の酒の摘みの買い物に出たタイミングで帰りの自転車に跨った瞬間、またしても突然の雷雨に見舞われる。翌31日(日曜) この日は予報が外れ、朝から「夏空が復活か?」と喜んだくらいに久しぶりの晴天の中、夕方前にフィットネスクラブに赴いた。ところが自転車で帰る時には、またしても想定外のゲリラ的な雷雨に見舞われ、水も滴るいい男などと洒落ている余裕もないくらいに濡れ鼠と化してしまった。

2008/08/25

終幕 (北京オリンピックpart10)

北京オリンピックが終わった。

 

開催国が好成績を残すのは毎度の事だが、Chinaが金メダル獲得数でUSAを大きく上回ったのには、さすがに失笑を禁じえない。

 

元々、国家ぐるみでドーピングに取り組んでいるChinaである。94年の広島アジア大会で「魚軍団」と呼ばれた女子Chineseたちが、物凄い数のメダルを獲得した。男子は振るわなかったが、女子の選手は男のように筋肉が盛り上がっていて、ひと目見ただけで生理に反した不自然さを感じたが、やはり組織的なドーピングが露呈し、大きな社会問題となった。今大会もすでに8人が処分されているが、これは氷山の一角ではないのか。

 

体操競技では「年齢査証疑惑」も取り沙汰されているように、元々そんな下地がゴマンとあるのがChinaである。元々、このようなお国柄だけに、開会式の「やらせ」に失望したと言う人が多いようだったが、歴史を捻じ曲げてでも、隣国の領土を自国の領土だと言い張るような国なのだから、オリンピックの過剰演出くらいは、まったく驚くに値しない。

 

90年に行われた北京アジア大会では、86年のソウル大会の94個を倍近く上回る、金メダル183個を獲得した「実績」ある国だ。ソウル大会では、82年ニューデリー大会で28個しか金を獲得できなかったKoreaChina1個差の93個の金メダルを獲得して、一気にメダル大国になった。このような怪しげな国どもに囲まれながら、日本があくまで「フェアプレー」に拘る精神は立派であり、メダルは少なくとも日本人のワタクシは断固支持したいが、世界の目に「アジアは胡散臭い」と見られているとするなら、ChinaおよびKoreaの罪が最も大きい事は言うまでもない。

 

それはともかくとして、競泳の北島選手の二冠と、柔道勢の活躍などで盛り上がった前半に比べ、元々尻すぼみが予想されながらも、その中で期待されたマラソンや野球、あるいはシンクロといったメダルの常連種目までが、不振に喘いだ。

 

特に目を覆いたくなったのはマラソンである。期待外れに終わった種目は、外国選手に比べ体力的にも精神的にも見劣りがした(野球、シンクロ)が、マラソンに至っては男女とも北京にまで行きながら、スタートラインにすら立てない者が出るという異常さであり、またなんとかスタートラインには辿り着いたが、地面に足をつけられない状態でマラソンに臨んだ選手もいるなど、思い出したくもない惨憺たる結果に終わった。

 

そうした中で全体的に観れば、柔道が不振の中で金メダル9個は、まずまずと言えるのではないか。個人的には、二大会連続二冠に輝いた北島選手の圧勝と、一人で幾つもの種目にエントリーできる競技とは違い、たった一個の金メダルを目指して10日間で9試合を戦い、チームで力を合わせて栄冠を勝ち取ったソフトボールが特に印象強かった。

2008/08/24

避暑

 神宮の花火大会の席を予約して、夏の夜空に上がる美しい花火を堪能するつもりだったのが、何の因果か大きなプロジェクトにぶち当たってしまい、密かな目論見は脆くも崩れ去った。しかもその上に誤算が重なり、肝心の大プロジェクトは考えうるベストメンバーで望んだにも関わらず、成功に至らなかった。その日は22時近くまで原因の切り分けを行い、戻ってから今後の対策を協議しているうちに0時近くになってしまい慌てて帰った。

1ヶ月近くの準備期間を挟んで、9月のリベンジに挑む事になる。原因の特定もある程度進み、現場での検証も済ませた結果、問題点は取り除く事ができたものの、新たに別の問題が出てきてしまった。

世間がお盆休みに浮かれている先週の間に調査を進め、ようやく何とか目処が立ったところで、いよいよ夏期休暇である。以前に予告した通り、いよいよ念願の軽井沢である。なぜ「念願の軽井沢」なのかと聞かれても困るが(誰も聞いてないかw)、長年愛知県に住んでいたワタクシにとって、軽井沢は地理的に非常に行き難い土地柄だったという事情が大きく影響しているのだと思う。

同様の事情により「念願の清里」も、廻って来る予定だ。真夏の避暑のつもりだったが、時期がずれてしまい急に涼しくなったのは誤算であり、また悪天が続いているのが気がかりだが軽井沢、清里、小諸、そして各地の温泉を一遍に堪能できるのだから、なかなか豪華な旅ではないかと期待している。

2008/08/23

【野球】ヘボ野球の実力(北京オリンピックpart9)

女子ソフトボールが「金メダル」を獲得して、密かにアベック「」を期待していたワタクシは、己のアホさ加減を痛感した。予選ではキューバ、アメリカ、韓国と有力チームに立て続けに敗れたとはいえ、あれはあくまで予選リーグの話で

 

「決勝トーナメントでは、レベルを上げた本当の力を見せてくれるのだろう」

 

などと夢見ていたのは、ノー天気なワタクシの大いなる幻想であった。

 

決勝トーナメントの韓国戦。予選で負けて、2度続けて負ける事は絶対に許されない相手である。予選リーグでは全勝でトップ通過とはいえ、キューバ、アメリカに比べ明らかに格下の韓国だから、比較的楽に勝てるだろうと踏んでいた。

 

が、蓋を開けてみれば、絵に描いたようなあまりにも見事な完敗で、日本のヘボっぷりを世界にお披露目する、大恥を晒した* ̄m ̄)ブッ

まさに、真夏の悪夢である。

 

日本の野球は、なんでこんなにも弱いのか?

 

巨人では、未だにクビにならないのが不思議なくらい、見事なまでにバットに掠りもしない李に打たれたのは恥の上塗りであり、日本では「守護神」と崇め奉られ防御率0点台の藤川や岩瀬、また球界のエース・ダルビッシュまでもが、いとも易々と打ち込まれてすっかり萎縮してしまっているようにしか見えなかった。

 

野球という国際的なスポーツにあって、このようなローカルレベルの選手に「」単位の給料を払う価値があるのか、と根本的な疑問すら湧き上がろうというものだ。

 

プロ」であるからには、結果責任が厳しく追及されるべきである。「一生懸命、頑張ったから」でお茶を濁すことがあってはならないし、勝利だけが求められる世界で3強相手にいずれも力負けばかりの「0勝5敗」は、出場資格すら問われる惨憺たる結果としか言えない。

 

敗因として、ストライクゾーンが云々とか言われているが、全チームが同じ条件で戦っている以上、まったく理由にはならない。このオリンピックでは、出れば打たれるの連続だった岩瀬。素人目にも、シーズン中の活躍は望むべくもないのは明らかな中で、大事なところで起用を続けたホシノのバカさ加減には呆れた。

 

色々と言いたい事は山ほどあるが、取り敢えずは口だけが達者なホシノが代表監督の器でない事は明白である。このような弱いチームを率いて、自らの力を過信していたのは素人のワタクシと同じレベルだから明らかに監督失格であり、監督以下無能なコーチ陣たちにも、恥さらしの責任を取ってもらわなければ困るこのまま、監督の座にノウノウと居座る事は、絶対に許し難い

2008/08/21

【女子ソフトボール】女子ソフトボールチーム、黄金の輝き(北京オリンピックpart8)

女子ソフトボールが見事「」を獲得した。プロの選手を集めながら、ヘッポコな戦いばかりを繰り広げている野球とは大違いの素晴らしい戦いぶりだ。

 

過去のオリンピックでも、常に好成績を収めてきた日本女子のソフトボールチームだったが、この世界にはこれまで3大会連続で「金」を独占し続けてきた、アメリカチームと言う「万里の長城」のような存在が君臨してきた。そのアメリカを決勝で破っての堂々の「金メダル」は、まさに値千金の重みがあるだろう。

 

プロ野球選手で固めた「星野ジャパン」が注目を集めながらキューバ、アメリカ、韓国らに立て続けに捻られ続けている醜態の裏で、目立たないながらも快進撃を続けてきたのが、このソフトボールチームである。野球とは違い、ソフトボールなどは4年に一度のオリンピックくらいでしか目にする機会がないが、あたかも日本中の苦悩を一身に背負ったかのような重苦しい表情の割には、ロクでもない結果しか残せない「星野ジャパン」とは対照的に、物凄い努力を積み重ねているのだろうながらも、そうしたところはおくびにも出さず、あくまで競技を楽しんでいるような、伸びやかな戦いぶりで美しく輝いている、好感度大の日本チームである。

 

前大会まで監督を務め、この日は解説をしていたしわがれ声のクールな女性が、優勝を決めた瞬間に感激の涙で言葉にならなかったのが、このチームのこれまでの努力を物語っているかのようで、なお一層の感激を誘った。

2008/08/17

【女子レスリング】オリンピックのドラマ(北京オリンピックpart7)

北京オリンピックで、日本選手が予想以上の活躍を見せている。

 

前日とこの日は、女子レスリングで金メダリストが誕生した。かつては、日本の「お家芸」と言われた男子レスリングがパッとしないのに引き換え、前回のアテネオリンピックから正式競技となった女子レスリングこそは、今や柔道を凌ぐ「日本のお家芸」の観が強い。

 

その女子レスリングの大黒柱は、言うまでもなく55kg級の吉田沙保里だ。なにしろ、この吉田の戦績たるや物凄い。

 

世界選手権 ・・・ 2002年以降5連覇

・アジア大会 ・・・ 2大会連続金

レスリングアジア選手権 ・・・ 2004年から5大会連続金

・オリンピック・・・ 2大会連続金

 

今年1月にアメリカ選手に初黒星を喫するまで、2001年以降の国際大会で実に7年間負け知らずの「119連勝」を続けていたのだから、まさに「怪物」とは彼女のためにある形容詞ではないか。

 

この吉田とともに、63kg級の伊調馨の「2大会連続金」も素晴らしい。ライバルの怪物・吉田から逃れるようにして、63Kg級に転身してからの快進撃には、目覚しいものがある。姉の千春の「銀」、浜口の「銅」と、奇しくも前回とまったく同じ結果となった。

 

出場4人中3人が決勝に進出する中、まったく期待していなかった浜口だけが今回も唯一、決勝に進めなかったのは前回同様、予想通りの結果だ。これを機にアニマル親父には、今後は会場からお引取りを願いたい。

 

北島を中心とした日本チームが、競泳メドレーリレーで「銅」を獲得するなど、連日明るいニュースの絶えない中にあって、「金」だけでなく複数のメダルも夢ではないと心密かに期待していた「日本のお家芸」女子マラソンが、まさかの大惨敗を喫した。

 

大本命・野口の怪我での欠場に関しては、アラームを上げるタイミングがいかにも遅過ぎたし、野口が消えた予想外の展開でプレッシャーに潰れたか、メダルの有力候補と目された土佐までが、前代未聞の「途中棄権」の醜態を演じるという、よもやの悪夢が待っていた。メダルが期待された二人の選手が、遂にゴールにすら辿り着けなかった原因解明と、今後の対策こそは日本陸上界の急務となった。過ちを繰り返す事は、絶対に許されない。

2008/08/15

【柔道】有終を飾る(北京オリンピックpart6)

柔道競技が、今日で終わった。

 

女子は7階級で「金2、銀1、銅2、合計5」だから、大本命だったYAWARAさんの誤算はあったものの、なかなかの健闘ぶりといっていいだろう。

 

一方の男子は、この日まで金が僅か1つという信じ難い醜態を演じ続けてきたが、最後の最後で最年少21歳の石井が、最も価値のある「無差別級・金」をもぎ取り、どうにかこうにか面目を保った形だ。

 

3つの金は確保したいところであり、無差別を含めて2階級はギリギリなんとか許容範囲といえたが、7階級のうちの5階級でメダル無しは、あまりにも情けないというしかない。

 

不振なだけに、余計に光って見える「金メダル」だが、二大会連続金メダルの内柴は想定の範囲内ではあったが、正直驚いたのは、この日の無差別級の石井の戦いっぷりだ。

 

オリンピックを通じて「伝統ある日本の柔道」と「姑息な反則ポイント稼ぎのスポーツJUDO」のギャップを嫌というほど見せ付けられたのは、ご承知の通りである。ところで、日本国内の大会や代表争いでは「一本柔道」の美学に拘った井上康生に対し、「姑息な反則ポイント稼ぎのスポーツJUDO」を得意としていたのが、誰あろうこの石井だった。それだけにワタクシも含めて、多くの心ある柔道ファンの願いは、井上に「伝統ある日本の一本柔道で、オリンピック金を獲得してもらう」事だった。

 

正直なところ、「姑息な反則ポイント稼ぎのスポーツJUDO」を得意としていた石井が、オリンピックの無差別級で金に届くとは思っていなかった。ところが蓋を開けてみれば、この石井がまるで人が変わったように積極的に技が出るわ、立ってよし寝てもよしと、若手に似合わぬオールマイティぶりを発揮して、準決勝までオール一本の快進撃というから、驚くではないか。決勝こそは、さすがにやや慎重になったか、一本が取れそうな明らかな格下相手に対して優勢勝ちに終わったものの、21歳という若さと初のオリンピックとは思えないような、自信に溢れた戦いぶりと言えよう。

 

それにしても、あの状態の塚田選手へのインタビューは、拷問以外の何ものでもねーだろーと、憤りを覚えずにはいられなかった(この日も、すべてビデオでの録画観戦である)

2008/08/14

【競泳】北島、連続二冠の金字塔(北京オリンピックpart5)

競泳の北島が、またまたやってくれた。前回100m平泳ぎで、金メダルを獲得した時に『この調子なら、前人未到の「オリンピックで平泳ぎ二冠二連覇」という大記録も、かなり濃厚なのではないか』と予測した通り、堂々たる「王者の泳ぎ」を見せた。

 

元々、100m以上に得意な200mであり、100mに比べ有力なライバルも見当たらなかっただけに、スタートからトップに立つと一度もその位置を譲ることない、文句なしの独走だった。

 

競泳の個人で、複数のメダルを獲得した選手はワタクシの知る限りは、記憶にはない。かつて体操競技では、個人で幾つものメダルを獲得した選手が何人か存在したが、北島の場合は「前回を含め、出場した4つの種目で総て金メダル」だから、まさに「完璧」である。

 

そんな大偉業に相応しく、レースの素晴らしさもさることながら、インタビューや表彰式の間を通じて、この4年間の自らのドラマを回想するかような含蓄に溢れた表情は、どんな名優も演じられない重みさえ漂う風格すら窺えた。

 

この日は体操男子個人総合で、弱冠19歳の内村選手が銀メダルを獲得するという快挙も生まれた。そうした盛り上がりの一方、不振の続く男子柔道では、金メダルが期待された鈴木がまさかの初戦敗退と、こちらの方はかつてないような目を覆う惨状に益々、拍車が掛かるばかりである。

2008/08/13

【柔道】地味溢れる柔道の魅力(北京オリンピックpart4)

今日もやってくれた、女子柔道。地味ながらこれまでの実績また実力ともに、この10年では男女を通じてYAWARAさんに次ぐ逸材として、ワタクシが注目して来たのが上野である。技量、実力ともに並外れた素質を持ちながらも、順風満帆というわけではなかった上野だが、それでもオリンピックで強さを発揮するところは、さすがと言うに尽きる。

 

日本の至宝YAWARAさんが、アホな判定に泣かされて「3連覇」の偉業を逃したことは重ね重ね悔やまれるが、前日の谷本に続く「二大会連続金メダル」は、お見事だった。サービス精神旺盛なYAWARAさんとは対照的に、シャイな性格のためか華やかな舞台に採り上げられる事のない上野だが、改めてその技術の高さとここ一番での底力を見せ付けてくれたのはさすがであり、あのクールな上野が精一杯に喜びを表現していたのも微笑ましい。

 

階級の違いを別にすれば、YAWARAさんの総合力は図抜けてはいたが、ワタクシが最も「強さ」を感じてきたのは、この上野である。あれだけの実力を備えながら、数々の紆余曲折を経験して人間的にも大きな成長を遂げた上野の勝利には、赤の他人ですら味わい深いものを感じるし、心からの賞賛を贈りたい。

 

これで今回のオリンピックで日本が獲得した金メダルは4つ目になるが、気づけば柔道の内柴、谷本、上野、そして競泳の北島と、奇しくも揃いも揃って「オリンピック二連覇」というのは特筆ものだ。

 

そんな女子柔道の快挙に引き換え、男子柔道の不甲斐なさには目を覆うばかりであり、また緒戦を迎えた野球も宿敵キューバの前になすすべもなく捻られるテイタラクには、激怒を禁じえない。あれだけの高給をせしめて、デカイ顔をしているプロ野球選手の実力は、所詮この程度なのか?

 

にしても星野が出てきただけで、恐れをなして(?)何を血迷ったか退場宣告をしていた「ド素人アンパイア」が、国際舞台に相応しいと思うバカは存在しないだろう。

2008/08/12

【柔道】美しい「柔道」で頂点に(北京オリンピックpart3)

前々日の柔道の内柴、昨日の競泳の北島の連続「」で、徐々に盛り上がってきた北京オリンピックだが、この日もまた見事な「金メダリスト」が誕生した(らしい)

 

なにしろ、世間はお盆で浮かれているというのに何の因果か繁忙期を迎え、帰宅したのが深夜の1時。帰りにスーパーで買ってきたおにぎりを食べ、ようやく空腹を満たすというような非常識な生活を強いられているワタクシには、オリンピックを満喫している時間がない。

 

そんな状況の中で、睡眠時間を削ってでも気になるオリンピックの動きはネットでチェックをしているのが、何を隠そう「オリンピック・オタク」のこのワタクシである。

 

この日の期待は女子柔道の谷本選手と、男子体操の団体であった事は言うまでもない。男子体操の団体は、予選ですでに開催国に大差をつけられていた事で、順当な銀を願うばかりだったから、これは予想通りの結果と言えた。

 

一方、女子柔道の谷本選手は、前回の金メダリストだけに期待は大きかったが、見事な「オール一本での金」は、値千金の価値があると言えよう。チマチマとしたポイント稼ぎの「スポーツJUDO」に泣かされることの多い日本選手団にあって「これが柔道の醍醐味だ!」とばかりに、異常なまでに一本柔道に拘った「昭和の三四郎」直伝の、胸のすくような一本柔道を見せてくれたのに違いない(残念ながら、まったく観られなかったが・・・)

 

反則狙い、ポイント稼ぎという、本来の「柔道」の精神に反する世界の趨勢にありながら、リスクを覚悟で日本独自の美学を貫いた(であろう)谷本選手には、改めて惜しみない拍手を送ろうではないか。

 

時間がないため、ロッシーニ並みの速攻(10分弱)で書き殴った文章だけに、乱文にはご容赦願いたい。