「陸上の華」と言えば、なんといっても「100m走」だ。その象徴とも言うべき、最も注目される「男子100m走決勝」で、ガチガチの本命と見られたボルトが「フライングで失格」という前代未聞のバカゲタ結末となって、つくづく人間のバカさ加減に呆れた。これは「100m走」に限った話ではないが、なぜスポーツ界というのはこうも愚かなルール改正ばかり繰り返して、わざわざつまらなくしたがるのか? メジャーの猿真似をして飛ばないボールを導入し、サッカー並みのロースコアばかりでつまらなくなったプロ野球然り、大昔から当たり前に存在していたであろう「八百長」撲滅とやらに躍起となった挙句、スカスカとなってしまった大相撲然りである。ましてや「たかがフライング」だ。
「100m競争」は「誰が世界一速いか?」を競う競技であって、完璧さを求めるものではない。「人間のやることは、必ずミスがあるという暗黙の了解の上に成り立つ」べきである。そうはいっても、何度もこれをやられては他の選手にとって迷惑だから、そこに「ルール」というものが必要になってくる。そのギリギリ許容範囲として「二度目にミスを犯した者は失格」というルールに収斂されたのではないのか?
このルールに、なんの不都合があろうか?
それがなぜ、唐突に「フライング1発で失格」に変わったのかの理由は知らないし、くだらない裏事情には興味もない。事実は「史上最低の見世物」によって世界中を失望させただけで、まさに「歴史に残る改悪」としか言いようがない。
それにしても世界陸上の度に毎回同じことを書いているが、スタジオのサル男と元バカアナのオバサンが、なぜ「ナントカの一つ覚え」のように毎回出てくるのか、まことに理解に苦しむ。
一体なぜ、毎回毎回このコンビなのか?
どちらも、陸上競技となんの関連性があるのだろう?
特に「陸上オタクのサル顔男」に至っては、選手を親しげにファーストネームで呼んだり、ホスト役の立場を忘れて一人でポーズを取ったり、茶の間感覚ではしゃいだりと、やることなすことイチイチうざくて仕方がない。また女子アナを出すのなら、もっと若くて綺麗なのや陸上競技に似つかわしい者がいるだろうに、いまさらわざわざ埃を被った骨董品のオバサンを引っ張り出してくる必要性がサッパリ不明だ。
そもそも「世界陸上」の中継に「スタジオ映像」などは、まったく無用の長物なのであって、中年コンビの無駄な駄弁りを垂れ流す時間があるなら、その分を他の競技中継に当てろと言いたいし、どうしてもスタジオ映像をやりたければ、せめて一流アスリートによる中身のある解説が許容範囲であろう。視聴者が期待しているのは、このような「無用の長物」ではなく、世界を代表するトップアスリートたちの戦いなのである。
※普段はTVを観ないワタクシも、世界陸上がらみでTVの番組表を見る機会が増えたが、フジだけでなくTBSやテレ朝など他局も「コリア放送局」じゃないか!
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