2012/10/24

黒部峡谷トロッコの旅

紅葉見物を兼ねて、かねて念願だった「立山黒部」に行ってきた。かつて愛知県に住んでいた頃から行きたいと思いながら、交通の便の悪さもあって遂に行けないままで来ていた。とはいっても、東京からでも「新幹線とき」を利用しても片道4時間は変わらない。仕事の日より1時間早い朝6時過ぎに起床し、8時前の東京発「とき」に乗り込む。


相棒が用意してくれておいた駅弁をパクつきながら、初めての北陸の旅を楽しむ。越後湯沢までは1時間少々とさすがに早かったが、そこから「特急はくたか」とローカル線を乗り継いで、なんとか昼に宇奈月温泉に到着した。

 

ここから、名物「トロッコ列車」の旅が始まる。


「世界の車窓から」を思わせるような素晴らしい景観を楽しむうちに欅平に到着。お世辞にも立派とは言い難いが、1件しかなさそうなレストランで名物の「黒ラーメン」と「白エビのかき揚げ丼」(そばが売り切れだった)で腹ごしらえをし「猿飛峡(特別名勝、特別天然記念物)」を見学。トロッコの時間に合わせて15時過ぎに駅に戻ると、なんと2時間先まで予約が埋まっているという大失態だ。かくて奥鐘橋、人喰岩、名剣温泉まで足を伸ばしても30分で、他に見るべきものはない。折角だから名剣温泉に入ろうかというところだが、日帰り入浴は「PM2時まで」では話にならない Ψ(ω

 

当日泊まるホテルを予約していなかったため、この時間を利用して予約を入れようとしたものの、WILLCOMがずっと圏外なので、仕方なくビールを飲んだり土産物を買ったり、あるいは帰り支度をしていた観光案内のジー様の相手をしたりしながら、どうにか時間を潰した。

 

予定より大幅に遅れて宇奈月駅に戻ったのが7時過ぎで、ようやく予約をした温泉付きホテルのある富山までは、さらに1時間以上かかる。電車の時間は30分後に迫っていたため、慌てて目についた駅前のレストランとも居酒屋ともつかない店に入った。

 

「あまり時間がなくてね・・・7時半の電車に乗るから、早めに作ってくれないかな?」

 

と無理な注文を出すと、混雑した店内を見渡したねーさんは

 

「順番にお出ししていますので、どのくらいかかるかわかりわかりません・・・」

 

「だったら、20分くらいでできる料理を作ってほしい」

 

と、まずはすくにできる刺身の5点盛りをつまみに宇奈月ビールをグイッ。無理押しが聞いたか、だし巻き玉子、宇奈月サラダ、黒部名水ポーク生姜焼き、帆立バター、おにぎりと、注文した料理が次々に出てくる。しかも、どれもが予想以上に旨かった。

 

こうなると、腰を据えて飲みたくなるから勝手なもので、さらにスーパードライのジョッキに加え、黒部峡特別本醸造に差し掛かったころはすっかり730分台の電車は諦め、氷見うどんなどを追加して1時間以上後の次の電車に遅らせることに。そうして10時過ぎにホテルに到着し、天然温泉を堪能した末に床に入った時は2時近くになっていた 。。(--)ZZZ..

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