2日目はメインイベントの立山黒部アルペンルートである。
なんとか6時過ぎに起きると、ますずしやホタルイカ、カニ汁など名物のバイキングで腹ごしらえをし、立山駅へ。扇沢までの切符を買い出発だ。ルート最初の美女平を皮切りに、コースの中心となる室堂までの高原バスの旅は圧巻だった。バスは満席で「補助席か?」と覚悟したものの、先に一人で座っていた外国人客が「どうぞ」と席を譲ってくれるという僥倖に恵まれたことは、感謝しなければならない。
トンネルトロリーバスで大観峰まで行くと、ようやく休憩時間ができた。立山ビールを片手に展望台から望む北アルプスの山々が、色取り取りの天然の化粧に包まれた姿は見惚れるばかりである。が、いつまでも見惚れているわけにもいかず、今度はロープウェイで黒部平へ。2時間待ちの帰還となった前日とは打って変わり、幸運が続くこの日は順番待ちの先頭になった。後ろから押してくるバーさんを退け先頭に陣取ると、7分間の短い至福の時間を目に焼き付けておく。
濃厚ソフトクリームを食べ、ケーブルカーで黒部湖に移動。
コースの選定は相棒に任せきりで、前日は暢気にフットネスへ行って寝る前の15分で慌てて荷物を詰め込むという相変わらずのズボラさながら、相棒の丁寧な下調べと土地の親切な人々に助けられ、ほぼ目的は達成できたようだ。久しぶりの泊まり旅行だが、遠出と移動の足が大きく1泊2日で約7万の出費は想定を1万ほど上回ってしまったが (=´ω`=)y─┛~~
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