大会4日目(日本時間8日20時30分~9日12時50分)
注目の体操・男子団体は、期待通りの「金」を捥ぎ取った。
どうも日本人は「大舞台に弱い」のか、実力的に普通にやれば「金」は堅いハズだったが、予選から考えられないようなミスを連発した。決勝も出遅れが響き終始追う展開が続いたが、最終種目の床で白井、内村が土壇場の底力を発揮し、アテネオリンピック以来、12年ぶりの「金」となった。
各国3人が6種目ずつを行う体操競技は、非常に時間がかかる。観戦するだけでも疲れてしまうが、今回に限っては疲れも吹っ飛ぶような劇的な大逆転勝利であった。
柔道男子73キロ級は、大野が「美しい一本柔道」で見事な優勝を飾り、柔道男子として2大会ぶりの「金」に輝く。前回のオリンピックでは、屈辱の「金0」に終わった男子柔道だけに、今回は最低でもあと1つ、できればあと2つくらいは上積みしたい。
「男女アベック金」が期待された、女子57キロ級で前回五輪金メダリストの松本が、準決勝で敗退し「銅」に終わったのは誤算だった。ここまでのメダル獲得数は「金3、銅7」
大会5日目(日本時間9日20時30分~10日12時50分)
競泳の男子200mバタフライでは、伏兵の(?)坂井が見事なレースで「銀」を獲得。
後半の追い上げが凄まじく、怪物フェルプスに0.04秒差まで迫る怒涛の勢いで、あわや「金」かと思わせる見事なパフォーマンスを演じた。それにしても、フェルプスは一人で「金」20個以上も獲得するとは、なんとも欲張りなヤツ!
同じく競泳の男子4×200メートルリレーでは、なんと1964年の東京オリンピック以来、実に52年ぶりとなる銅メダルを獲得した。
こうした快挙に沸く一方、ここまで出場選手すべてがメダルを獲得してきた柔道は、遂に失速。女子63キロ級の田代は準決勝、敗者復活戦にも敗れ、今大会の日本柔道勢で初めてメダルを逃せば、前日に続いて「金」が期待された男子81キロ級の永瀬も、物足りない「銅」に終わった。
TVなどでは滅多に取り上げられない「地味な競技」カヌーでは、羽根田がひっそりと銅メダルを獲得。カヌー競技では初の日本人メダリストとなる快挙らしいが、一般的に殆ど馴染みがない競技とあって、凄さが伝わりにくいのが残念だ。
卓球は女子シングルスの福原、男子シングルスの水谷が、ともに準決勝進出を決めた。とはいえ、どちらも準決勝の相手は世界トップの実力を持つC国選手だけに、勝てる確率は限りなくゼロに近いだろうが、どこまで抵抗できるか。
ここまでのメダル獲得数は「金3、銀1、銅10」と、銅の多さが目立つ。メダルの数だけ見ると、移民奴隷大国、人口十数億の薬物疑惑国に次いで3番目という快進撃ではあるものの、毎度のことながらやはり「金」が遠い。
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