山梨で秋を満喫してきた。富士山がくっきりと見えるのは、年に数日もないと言われるが、その僥倖に恵まれたようで、到着後から日没ま で広い空に雲がひとつも見えないという素晴らしい晴天に恵まれた。
中央線で大月まで行き、フジサン特急に乗り換え。展望車両の窓から、雪を被った富士山の美しい姿にご対面だ。終点の河口湖に到着後、レトロバスで一路西湖へ。西湖コウモリ穴を見学して、西湖の周辺をブラブラと歩く。あまりの美しさに見惚れているうちに迷子になってしまい、肝心の富士山がまったく見えないところでマゴマゴとうろつくうち、1時間以上が経過した。
慌ててレトロバスの乗り場に戻るも、かなり待たされてようやく、富士山の見える野鳥の森に移動。その後、歩いて根場浜へ移動すると、素晴らしい景観が待っていた。
その日は、富士吉田のホテルに入る。ホテル併設の温泉施設で、富士山の湧き水を利用したと謳われる「富士山溶岩風呂」を堪能。若返りの湯、木曽檜風呂、二股炭酸カルシウム温泉、ヒマラヤ岩塩風呂などなど、マイクロバブルの温浴効果が実に気持ちが良い。
翌朝、レストランで朝食を食べてホテルを出ると、ホテルのバックには富士山の秀麗な姿が、屹然と聳え立っているではないか。富士吉田を後にし、再び河口湖へ。紅葉回廊手前の河口湖から、またもや富士山とご対面となった。
前日の雲ひとつない晴天で、全景を表していた富士山も素敵だが、こうして一部が雲に隠れた姿はさらに神秘的であり、優雅というよりはなにか厳かなものすら感じる。
この日は、天上山カチカチ山ロープウェイと遊覧船に乗船。次第に雲が増えてきて、残念ながら富士山は姿を消してしまったが、河口湖を美しく彩る紅葉をじっくりと堪能する事が出来た。
昼は勿論、川口湖畔の店で名物の「ほうとう」だ。続いてオルゴールの森で、オルゴールの自動演奏と生演奏を堪能し、そのまま紅葉回廊の会場へ移動し、ライトアップで締めくくった。紅葉と富士山という日本を代表する美の共演に、すっかり酔いしれた二日間だった。
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