2009/03/10

WBC惨敗 (ノ-o-)ノ ┫

WBC一次ラウンド決勝で、日本が韓国に敗れた。スコアは「0-1」とはいえ、内容的には韓国投手陣にまったく手も足も出ず、殆どチャンスすらない完敗だった。

 

「いい投手が相手では、打てない」

 

と言うのは、バカのセリフだ。各国を代表する選手が出てきている舞台なのだから、いい投手が相手に決まっているではないか。

 

「いい投手だから打てない」のであれば、打てないまでもどうやって攻略の糸口を見つけていくかを工夫しなければ、どうにもなるまい。事実、先発した岩隈は3回まで完璧な投球で、打たれそうな気配はまったくなかったのに、2順目となった4回からは別人のようになってしまった。ここに「彼我の工夫の差」が、あったのではないのか?

 

いかに大舞台とはいえ、シーズン20勝を上げた沢村賞投手である。よもや「たったの3イニングでバテた」とは思いたくないから、1点を取られたのはそこに相手の工夫があったのだろう。

 

「岩隈は良く投げた」という声も聞かれたが、結果的にはこれが敗戦に結びついたのだから、このような意見は論外である。長丁場のシーズンとは違い、勝ち抜き戦では内容などは二の次であり、酷い内容であれ点を取られずに勝てば文句はないわけで、逆に「負けたが、内容は素晴らしかった」というのは、無意味な詭弁でしかない

 

ここで、岩隈の個人攻撃をするつもりはまったくないし、それ以上に遥かに罪が重いのは間違いなく、不甲斐ない野手陣である。イチローの不振が全体に悪影響を及ぼしているのは確かだろうが、それぞれが何億もの高年俸を稼いでいる連中が学生野球ではあるまいし、リーダー1人を頼みにしているかの如き醜態には目を覆いたくなるばかりである。

 

無論、手をこまねいて何の策もない首脳陣の罪も重い。そもそも、使いもしない内海や亀井を選んだのも疑問だし、役に立っていそうもない篠塚や二流の緒方をコーチに迎えているのは、情実としか考えようがない。序盤から総てにおいて力負けしているのは明々白々なのに、何の策もなく漫然と玉砕を繰り返しているのは無能の極みである。日本代表の4番が村田や稲葉では、いかにも層の薄さを感じるし、そもそも4番の器でもない。と言っても適当な人材が浮かんでこないのは、日頃の外国人頼みのツケである。

 

中軸を比較しただけでも、明らかに韓国にすら見劣りがしてしまうのに、素人目にもまったく打てそうもない岩村や稲葉辺りにいつまでも固執している意味も、サッパリ不明であった。これでは、川崎のように小技が出来て走力でも掻き回せそうな選手を、何のために選んだのかが、サッパリわからない。

 

指導者として未熟な原を代表監督に据え、実務を取り仕切る有能な戦略家も就けなかった段階でこうなる結果は目に見えてはいたが、これで二次ラウンドの相手はキューバが濃厚になってしまったようだ。いずれにしてもオリンピックの延長上で、アマチュアの夢を奪って出場しているプロの選手たちに、中途半端な結果は許されないのである。

 

余談ながら、寄生虫のように毎回このイベントにしゃしゃり出て来る、アイドル崩れのサルの酔っ払いのような耳障りな饒舌が、我慢できないくらいに鬱陶しくて仕方がない。おまけに「侍ジャパン」というダサいネーミングも、なんとも恥ずかしいのだが (Д´)y-~~ちっ

0 件のコメント:

コメントを投稿