2009/11/08

巨人が日本一に

プロ野球で巨人が7年ぶりに日本一(21度目)となった。

 

小笠原、ラミレスという磐石の34番と阿部を軸に、坂本、亀井、松本といった若手手の急成長、また投手陣は生え抜きの内海、ヒサノリ、東野はイマイチだらしがなかったが、最多勝を捥ぎ取ったゴンザレスと途中加入のオビスポの存在感は、実に大きかった。特にゴンザレスは、彼なくしては優勝はなかっただろうと思えるくらいの安定感(152敗)で、個人的には最もMVPに相応しい働きをした選手だと思っている。勿論、去年同様に山口&越智の中継ぎコンビの活躍も見落とせない。

 

シーズンでは、2位中日に12ゲームもの差をつけて圧倒的な優勝を飾り、CSでも中日を圧倒して迎えた日本シリーズであり、相手の日本ハムも巨人同様シーズン優勝から順当にCSを勝ち上がってきた強者だけに、真のチャンピオンを争うに相応しい対戦である。

 

緒戦を敵地で取った時には

 

「これは案外、簡単に行ってしまうかも」

 

という気さえしたものだったが、第2戦は病み上がりで本調子でないダルビッシュを打ちあぐねて敗戦。投ではダルビッシュ、打では稲葉が活躍すると一気にムードが変わってしまう相手だけに、この2人はしっかり攻略しなければならないところだったが、その稲葉にも2発を打たれ22敗と互角の展開が続く。先に王手をかけたとはいえ、敵地北海道に戻って最終戦まで縺れ込めば、再びダルビッシュが出てきそうな展開だけに、第6戦で一気にケリを着けてしまいたい巨人としてはとしては、まさに絵に描いたような理想的な形で日本一に輝いた。

 

日ハムのナシダの采配ミスが何度かあったところからすると、もっとしたたかな前監督のヒルマンだったら巨人はもっと苦戦していたところだろうが、ともあれ原監督はWBCに続いての胴上げと、Gファン(一応w)にとっては二重の喜びで最高のシーズンとなった。

 

それにしても、あれだけシーズン中に足を引っ張り続けたクルーン(狂~ん)に、なぜ3度も胴上げ投手の美味しい役どころを与えたのか、まったくもって理解に苦しむ。  一年通して頑張った山口、越智にも経験させてやりたかったなー。

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