2010/07/08

準決勝(サッカーW杯2010南アフリカ大会)(6)


 W杯サッカーが準決勝を迎えた。

残念ながら、準決勝はいずれも平日の深夜の330からだけに、とてもじゃないがリアルタイムは勿論、録画をしても殆ど観ることができない(部分的にしか観ていない上、帰宅後に慌てて10分程度で殴り書きをしているため、乱筆はご容赦願うw)

 

ウルグアイvsオランダ』は、「1-1」で迎えた後半、オランダが2点を追加し優位に運びながら、ロスタイムにウルグアイが1点を返す。戦前の予想通り、実力で上回るオランダに老獪なウルグアイが食い下がるという展開となった末、オランダが1点差で逃げ切った。

 

一方、大会前から圧倒的な優勝候補として、呼び声の高かったのがスペインだ。

「美しいサッカー」で実力はナンバーワンと言われながら、イマイチ物足らない試合が続いていた感は否めない。対するドイツは、過去大会のように優勝候補に名を連ねていたわけではなく、それどころか「ドイツサッカーは終わった!」とまで酷評されていた。

 

ところが、勝負というものははわからないもので葢を空けてみればどんどんと調子を上げ、殊に決勝トーナメントに入ってからは格上の強豪と言われたイングランドとアルゼンチンから、それぞれ4点を奪う快進撃だけでなく、内容的にも素早いカウンターから一気にゴールを決める怒涛の迫力と高さや堅守など、四強の中でもその実力は際立って見えた。過去2試合の決定力などからドイツ優位は動かないと見たが、遂に欧州王者の壁にはね返されてしまった。とはいえ今大会最大の衝撃としては、やはりあのドイツの目覚しい攻撃力を挙げないわけには行かない。

 

それはともかくとして、いよいよ決勝である(その前に3位決定戦があるが、かねてからの不要論者としてこれには触れない)

 

決勝は「オランダvsスペイン」となった。

番狂わせが多く、これまでとは違い予想の難しい大会だったが、決勝の顔ぶれだけを見れば決して「意外」とは言えない。両国とも優勝経験こそないが、むしろこれまで優勝経験がなかったのが不思議と言われ続けても来たのだから、どちらに転ぶにしてもこれまで超えられなかった壁を超えて、長いW杯の歴史で8ヶ国目の優勝国の誕生となる。

 

戦力比較ではやはりスペイン優位となるのだろうが、ここまで両国ともに図抜けた決定力は蔭を潜めているだけに、どう転んでもおかしくはないだろう(と、逃げを打っておくことも忘れないw)

いずれにせよ、決勝戦に相応しい好勝負になる事は間違いなさそうだが、どちらに軍配が上がるにせよ決勝戦だけに「PK決着」だけは勘弁願いたいものである。

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