2011/04/26

放射線量の積算(原発問題part2)

インチキ積算

外国などからの突き上げもあって、ようやくにして各地の放射線レベルが公開(データの信頼性はさておき)されるようになった。

 

TVなどでは

 

「今のところは0.2μSvだから、積算しても年間許容範囲を下回っており、直ちに健康に影響はないレベルだということです」

 

などと、毎日のように繰り返している。このような言い方には、実にいい加減な欺瞞が隠されている。発表される数値(例「0.2μSv」)というのは、あくまで「1時間当たり」の数値に過ぎないから、1日で浴びる放射線量は「0.2×244.8μSv」となり、これに1年の365を積算すると「1752μSv」だ。「1752μSv」は、すなわち「1.752 mSv」ということだから、既に年間許容範囲の「1.4 mSv」は超えている(この数値が屋内か屋外かは不明確だが、実際には両者で大きな差異はないことが確認されている)

 

言うまでもなく、これは「福島原発からの放射線漏れによる被爆量」だけの数値に過ぎず、実際にはこれ以外に元々の生活空間に存在している「自然放射線」やら飲食物やら空気中の飛散物から受ける「体内被曝」などがあるはずだが、これらはまったく考慮されていない。実際の「年間許容範囲」というのは、当然のことながらこれらの累積値となる。ということは、例に挙げた「0.2μSv/h」の場合、累積値「1.752 mSv」を数倍にしたものが実際の値であって、単純計算で3倍としてざっと「5mSv」くらいは最低限見ておく必要がある(現状東京の数値は、この半分程度と思われる)

 

このような現実から目を逸らせ、国民をペテンに掛けて「安全、安心」を繰り返す政府やマスゴミを信用してはならない。

 

幽霊の正体見たり・・・

原発からの放射線漏れの問題が発覚で騒いでいた初期、実に最悪のタイミングで花粉が大量に飛散した。マンションのベランダなどに、大量の黄色い粉が積もっている珍しいケースも多く見られ、役所などに「これは、放射性物質ではないか?」という問い合わせが殺到したらしい。

 

放射性物質というものは、目に見えないし匂いもしないから厄介だ」と、あれだけ何度も繰り返されてきたのに、それだけ目に見えるほど大量の放射性物質が積もっていたなら、問い合わせる前にとっくに即死してるだろーが (* ̄m ̄)ブッ

80km50mile)圏外」と「20-30km圏外」の意味

アメリカによる自国民への「80km圏外への退去指示」がマスゴミに取り上げられたことに絡ませ

 

「アメリカによる自国民への退去指示は80km圏外なのに、日本政府の避難指示20-30kmというのは本当に妥当なのか?」

 

という疑問が沸き起こった。無論、その背景として、それまでの政府や東電の対応の胡散臭さや情報隠蔽(意図的な隠蔽というよりは、単に無能による機能停止という見方も有力だが)体質が関係していたことは確かだ。

 

が、実のところアメリカの「80km圏外」というのは、実際には大した意味はない。そもそものボタンの掛け違いは、アメリカによる避難指示を「80km圏外」と翻訳したところに起因する。単純比較で「アメリカは80kmなのに、日本はたったの20-30km大丈夫なのか?」という印象を与えるのだが、これは「80km」と翻訳したことが誤解の元だ。

 

アメリカの「80km」というのは、正確には「50mile」と訳すべきであり、要は日本で言う「50km」に類する「キリのいい数字」に過ぎぬ。日本の「20-30km」に相当する距離は「15-20 mile」という中途半端な数字であって、それなら「キリのいいところでも100mileはいかにもオーバーすぎるから、まあ50mileにしとけ」程度の意味しかないと思われる。実際、後になって「20mileが適切だった」となったが、そもそも対象人口の多い東京ならともかく福島辺りならば「20mile」を「50mile」にしたところで、おそらく対象人数は大して変わらない。

 

またアメリカだけでなく、東北から遠く離れているような在住の諸外国人にまで「帰国命令」が出た。元々、在日外国人の多くは華僑に代表されるように、そもそも「自国に居るよりは、日本に居た方が金が儲かる」等の理由で在住しているのだろうから、事故が収束して安全さえ確認できれば、またやってくるのだろう。かねてから、こんなに狭い国土なのに外国人を鷹揚に受け入れ過ぎると思っていたワタクシなどは「この事故で逃げ出したヤツは、以後入国禁止にしろ」などと、密かに思っているのだが (-ω-#)y-~~~~

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