諸説ある。
釜の様に深い底が無い川(淵が無い)だとか、釜にはご飯の水がこぼれないように縁がありますが、縁(堤防)が無い川だからなど。
伝説もある。
昔、浅原村(今の南アルプス市)に旧家があり、その妻女は釜無川の水害を除こうと心痛し、ある暴風雨の夜に意を決して釜の蓋を持ち出し、逆巻く水の流れに蓋を投げ入れ自らその蓋の上に飛び乗った。妻女は蛇身と化して、怒濤の上を蓋とともに見えなくなった。その後、水害は起こらなくなった。村人は恐れて、釜を用いなくなったからというものである。
出典http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/
釜無川は富士川上流部の笛吹川との合流点までの呼称で、甲斐駒ヶ岳の西の鋸岳(2,607メートル)に源を発し、甲信の境を北流したのち南東に向きを変え、八ヶ岳裾野の断層線に沿って流れ大武(おおむ)川、小武(こむ)川、須玉(すたま)川を併せた塩川、御勅使(みだい)川などを合流し、中巨摩郡竜王
(りゅうおう)町で甲府盆地に出て南流し、西八代郡市川大門町で笛吹川と合流する。支流は、いずれも標高2千メートルを超える山を源とするため急勾配で、土砂の流出が激しいという特徴がある。
小淵沢から韮崎までの左岸は、八ヶ岳泥流からなる台地が高さ60から100メートルの絶壁となり、七里ヶ岩台地と呼ばれる。白根三山の間ノ岳北斜面に源を発し、北岳をぐるりと回って南流する野呂川は中流で早川となり、下流で雨畑川を併せて富士川に合流している。この合流点の南には、日蓮宗総本山のある身延山(1,153メートル)や、大崩壊地のある七面山(1,982メートル)があり、富士川左岸には天子ケ岳(1,316メートル)がある。
この「かまなし」は「カマ・ナチ」、KAMA-NATI(kama=eager;nati=pinch,contract)、「(大地を掘り進むことに)熱心な・(山々
に)挟まれている(川)」または「カハ・マナ・チ」、KAHA-MANA-
TI(kaha=strong,strength,rope,noose,lashings of the attached sides of a
canoe;mana=authority,power,influence;ti=throw,cast,overcome)、「力(霊力)を・発散さ
せる・縄のような(川)」(「カハ」のH音が脱落して「カ」となった)の転訛と解します。
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