ご当地やきとりを食べ比べできる日本初のテイスティングパーク「全や連総本店 東京」が、3月22日、大手町にオープンした。
構想から8年、「やきとりの街」を宣言する全国7都市から店舗が集結し「食べ比べ」をテーマに、各店自慢のやきとりや「ご当地食べ比べセット」、各地の郷土料理、地酒などを販売する。今回出店したのは、北海道美唄(びばい)市「やき鳥 たつみ」、北海道室蘭市「やきとりの一平 本店」、福島県福島市「鶏料理 鳥安」、埼玉県東松山市「やきとり ひびき」、愛媛県今治市「焼鳥 まる屋」、山口県長門市「焼とりや ちくぜん」、福岡県久留米市「焼とり 鉄砲」の計7店だ。
埼玉県の「やきとり ひびき」以外は、今回が東京初出店。看板メニューは「ご当地食べ比べセット(7串)」
全店のやきとりを1串ずつ食べることができる。
「やきとり」と言っても、使用する肉は鳥だけではなく、串に刺すものだけでもない。豚肉と玉ねぎを交互に刺し、タレで焼き洋からしで食べる「室蘭やきとり」や、長門ではほぼ全ての店に置いてあるというガーリックパウダーをかけて食べる「長門やきとり」など、各地こだわりの食材と食べ方でいただく「やきとり」が楽しめる。
●美唄:美唄焼き鳥(びばいやきとり)は、鶏肉と、鶏レバーや内卵、砂肝、心臓などの内臓および、タマネギを、一つの串に刺して焼く、北海道美唄市独特の焼き鳥である。「美唄やきとり」とも表記される。
鳥の様々な部位とタマネギを一つの串に刺して焼いた焼き鳥で、美唄市の郷土料理とされている。塩・胡椒で味付けするのが一般的である。鶏の内臓を捨てずに大切に食べる明治時代の知恵が、美唄焼き鳥に生かされているとの文章もある。
美唄市の三船福太郎が、昭和30年代に、飲食店「三船」で始めたという情報がある。当時の美唄は炭鉱労働者が多く居住しており、それら労働者の食として人気となり、それがこの地方に定着した。
なお、創始者の苗字を冠した「元祖美唄焼鳥 三船」では、その前の昭和のはじめより、三船福太郎が美唄焼き鳥を始めていたとしている。美唄市だけでなく、札幌市やその他の地域にも「美唄焼き鳥」の店が存在する。美唄に本店のある「福よし」が、東京・銀座に店を構えている。
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