2016/12/17

「真夏の悪夢」の考察

 病院からは「完治」のお墨付きをもらった。
 
 むろん喜ぶべきことだが、ひっかかるのは原因が不明な点だ。
 
 何度も繰り返すように、これまで風邪以外の病気に罹ったことがなく、健康診断でも毎年「オールA」の健康自慢だった自分が、こともあろうに「入院」するハメになろうとは、夢にも考え及ばぬことだった。
 
 自分に限らず、高齢の両親ともにあの歳になるまで入院したことがない(母の出産を別とすれば)という事実が証明するように、遺伝的にも健康なはずなのである。
 
 (一体、何が原因でこうなったのか?)
 
 と、病室でつらつらと考えたものの、もとより答えが見つかる設問ではない。
 
 暑さのせいでコーヒーやビールをガブガブ飲んだり、食事の偏りが原因かとも考えてみた。
 
 これは勿論、今年に限ったことではなく、この生活習慣は毎年同じだから、そうした「勤続疲労」が遂に限界を超えたのか、とも考えてみた。
 
 確かに、ネットで原因を調べてみると
 
 暴飲暴食、不規則な生活、疲労、便秘には注意しましょう。また、風邪や胃腸炎が原因となって起こるともいわれています
 
 などと出ていたが、暴飲暴食で胃や肝臓をやられたというならわかるが、どうも虫垂とはあまり関係なさそうな気がしてならないのである。
 
 ましてや便秘や風邪、胃腸炎といったことも、まるで心当たりがない。
 
 他に大腸菌などの細菌やウイルスの侵入ストレス原因説というのもあるが、こうなると最早因果関係などわかりようがない。
 
 入院という予期せぬ災難に見舞われた身としては、なんとか原因を特定して再発防止に努めたるのを目標とすべきだが、肝心の原因がわからないのでは手の打ちようがない
 
 もっとも、病気なんてものは原因がわからなかったり、原因と言われるものも実は推測でしかなかったりというケースが大部分というのが実態なのだろう。
 
 そうなると色々と憶測を逞しくしたところで、せいぜい時間の無駄でしかない。
 
 ありえないことだが、仮に「主犯格」が「暴飲暴食、酒、タバコ」と特定できたとしても、決して止めはしないだろうが (。 ̄Д)d□~~

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