8月末で前の現場での仕事を終え、9月からこっそり転職活動をしていたが、今週から新しい現場に入る事なった。
ちょうどタイミング的に四半期の節目を迎える事もあって、今回は非常にスムーズに活動が進み5つくらいのお誘い(正社員へのお誘いも含め)が掛かった。中には、どうしても今すぐに交代要員が必要との事情により、設定単価を遥かに上回るような、これまで最高値がついたオファーもあったが、以前から繰り返しているように、ワタクシの中でのプライオリティの第一は、あくまで「内容重視」なのである。その尺度に照らして、この社内作業の案件については、辞退を申し入れた。
さらに某大手損保からもオファーがあり、こちらも条件的にはやはり設定単価を、5~10万近く上回っていた。内容的には、それなりに方向性に近いものであり、以前に付き合いのある会社から「是非とも」と頼まれはしたが、なにせタイミングが悪かった。そんな中で遂に、世界規模の大プロジェクトへの参入が決定した。
「世界規模の大プロジェクト」とは、NGN(Next Generation Network)であり、一般にはまだ馴染みは薄いだろうが業界では知らぬものとてなく、エンジニアなら誰もが憧れを持つような過去最大のプロジェクトなのである。
実はNGNに関しては、準備期間だった前回の転職活動の際にも、元請けの某大手企業の面接までクリアしながら最後のNxx研究所でNGを出されたし、また少し前にも書類審査前の打診でNcomからあえなく門前払いを喰らっていたところだった。それだけに、最後の最後でN系列の別会社から「是非とも」とお誘いを受けて、リベンジに燃えるワタクシが受けないはずはない。しかも今回は、研究所のさらに上の階層に当たるようなポジションなのである。
NGNは、あれだけの大きなプロジェクトだから、幾つもの企業が参画して担当が分けられている。そんな中でも今回の参入はNGNの土台となる最もコアの部分であり、基盤設計からの一連の工程を自己完結的に行っていくという最も難易度の高い、したがってその分だけ技術者としてはやり甲斐に満ちた魅力的な仕事になるのは間違いない。
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