阪神の独走でまったく面白みのなかったプロ野球が、一気に盛り上がってきた。
その立役者は、Gだ。開幕から5連敗を喫し、一向に浮上の気配のないままに、一時は阪神に13ゲームもの差を付けられていたGが、ここへ来て19年ぶりの11連勝というから驚いた。
開幕直後から怪我人が続出し、主力の二岡、ヨシノブ、上原、さらには中堅どころの久保、林、矢野らを欠いた上、かつては4番を打っていた李が不振で二軍落ちと
「これだけ主力を欠いて、よく戦えるものだ」
と評論家が呆れたほどに酷い惨状だったが、それを救ってきたのが野手では新戦力のラミレスであり、代役で活躍した木村拓であり、19歳の坂本であり、また投手ではやはり新戦力のグライシンガーであり、エースの内海であり、また山口、越智という若手だった。それらの新戦力の頑張りに応え、ここへ来て主力の小笠原、阿部、李らの復活によって、いよいよ戦力が充実しての「11連勝」である。
それにしても、あれだけ瀕死寸前でのた打ち回っていたGが、いかに阪神の凋落があったとはいえ、13ゲームもの大きな差を追いついて来るとは、誰が予想しえたであろうか?
遅まきながら、慌てて「Loppi」に駆け込んだものの、既にチケットはアウェー応援シートしか残っておらず、仕方なく久しぶりに中継されたTV観戦を決め込む。春先とは見違えるような力強さで、苦手の阪神を投打で圧倒していたのはまさに圧巻であり、久しぶりに「強いG」を観た気がした。
最終的には「クライマックスシリーズ」という、ワケのわからない馬鹿げた制度が待っているとはいえ、まずはシーズンを制することが最大の目標である事に変わりはない。 まだまだ結果はどう転ぶかわからないが、このままの勢いで一気に突っ走る事が出来るか?
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