2014/05/19

箱根旅行

箱根には何度も足を運んできたが、かねて行きたいと思いつつも、これまで行けていなかったところがある。まずは「山のホテル」、より正確には「山のホテルのつつじ」がお目当てだ。さらに芦ノ湖と箱根神社も未踏の地だけに、一度は足を運ばねばと思っていた。無論、全山テーマパークと言うくらいだから、他にもまだまだ未知の観光スポットはたくさんあるが、特に興味を持っていたのがこの3つである。

 

そこで、いよいよ計画を実行に移すべく色々と調べていると、幸運なことにこれらがすべて近くに集まっているではないか!

地図で山のホテルを探すと、あたかも目と鼻の先のように箱根神社が載っているし、芦ノ湖の遊覧船も乗り場が幾つかあるが、元箱根港であれば非常に近い。そうとわかれば計画を実行に移すのみだが、金曜に休みを取って泊りの計画を温めていたが、山のホテルのつつじが遅れて金曜に間に合わず、急きょ土曜の出発に繰り下がった。

土曜当日に宿の予約は難しいだろうから、この際日帰り覚悟で新宿8時発のロマンスカーに乗車という早朝の出発で、9時半には箱根湯本に到着だ。

 

通常の箱根観光と言うと、登山電車で強羅まで行ってケーブルカー、ロープウェイを乗り継いでいくのがおきまりパターンだが、これだと元箱根まではかなりの時間がかかる。これが、これまで足を運べなかった阻害要因であったが、バスの路線を見ると逆回りで行けば案外近いことを発見した。

 

元箱根港にはスムーズに10時過ぎに到着すると、箱根神社の鳥居が聳えたっている。そこから送迎シャトルバスで、山のホテルに移動する。お目当てのつつじはほぼ満開に近い状態で、つつじの上から威容を覗かせている富士山、さらに芦ノ湖も望める絶景は写真で見た通り素晴らしい。 


この日は、これ以上ないような好天に恵まれ暑いくらいだったが、残念なことに富士山頂付近だけが雲に覆われていた。とはいえ念願叶ってつつじとシャクナゲを堪能した後は、ホテルオリジナルの「樽生アルトビール」で乾杯し、箱根神社へと移動する。

 

神話好きにとって、あの天孫降臨で有名な瓊瓊杵尊と木花咲耶姫命、その子の彦火火出見尊を主祭神にいただく由緒ある神社とあっては、なんとしても足を運びたくなるものであるが、さすがにどことなく厳かな雰囲気が感じられた。 


この日の最後は、芦ノ湖海賊船だ。元箱根港から桃源台までの船旅、富士山はやはり頂上近くだけが雲を被ったままだったが、新緑の山々に囲まれた芦ノ湖の雄大な景色が、日常を忘れさせてくれる長閑さ見せていた。

 

小田急の「フリーパス」を買ったお蔭で、新宿⇒箱根湯本までのロマンスカー特急券料金(890円)以外は全てタダとなったが、このフリーパスは2日間有効だった。桃源台からロープウェイに乗車すると、大涌谷で名物の黒玉子を食べに行き、さらにロープウェイとケーブルカー、登山電車を乗り継ぎ一旦、湯本へ戻る。まだまだ箱根を楽しみたいという欲から、なんとか小涌園近くのホテルを確保したのに安心しつつ、夕食では丸々と太ったサザエのつぼ焼きをビールと酒で堪能し、湯豆腐定食を満喫した後は、小涌園近くのホテルの温泉に入り宿泊した。 




翌日は例のフリー切符で、開館直後の9時にポーラ美術館へ移動。モディリアー二展だけでなかなかの見応えだったが、常設のルノワールやモネらの印象派絵画も堪能し尽して、気付けば2時間も経っていた。当初予定では箱根美術館にも寄るつもりだったが、ポーラ美術館で集中し過ぎたせいか疲れてしまったため、美術館ハシゴは断念し元箱根港へ移動すると、またもや海賊船に乗る。フリー切符だから、何度乗ってもタダである。 



そこで、小涌園のユネッサンにまだ行ったことがなかったのを思い出したため、蓬莱園のつつじを見物した後にユネッサン森の湯へ。あの独特の強烈な硫黄臭を放つ温泉に入り、風呂上りには箱根・小田原ビール飲み比べをする。日曜のケーブルカーや登山電車の混雑を避けるため、バスで湯本に戻ると、新宿行のロマンスカーは1時間待ちとなったが、なんとか席を確保できた。

 

冒頭にも書いたように、これまで未経験分野を多く開拓できたこの箱根行だったし、それ自体は大いに満足できたものの、その一方でウンザリさせられたのが異様なC国人の多さである。どこまで行っても「日本人より、遥かに多いんじゃないか?」と思えるほど、C国人の姿や大声がやたらに目と耳につくのを見るに、こんな調子では本当に我が日本国がC国人に乗っ取られてしまうぞ、と本気で心配になってくる。

0 件のコメント:

コメントを投稿