しばらく京都から遠ざかっている。
「今年こそ、京都で花見!」と、計画を温めていたのは事実だった。職場では、3月後半に「リリース」の大イベントを迎えた。昨年秋に参画以来、全てはここを目指して頑張ってきたという、まさに最大のイベントだ。このリリースというオオヤマを越えたら、自分の役割は終わるものだと思っていた。
実際、このリリースに最も貢献したのは間違いなくワタクシ自身だと思っているし、だからこれを終えたら自分としてはお役御免だとも思っていた。リリースが終われば後は維持管理Gに渡して、設計チームは解散するのが普通である。色々とすったもんだはありはしたが、リリースはともかく無事に終わった。が、肝心の桜の方が待ってくれなかった! なんと、今年に限って信じられぬほどの異常なスピート感で、リリースが終わってほっと一息と言うタイミングで、気付けば都内は早くも満開を迎えてしまったのだ。
京都は、都内よりは1週間遅い。まだまだ残作業はあったものの、狙っていた週末は悉く雨に祟られる。「京都の花見」は諦め、次は「日本一の桜」の呼び声の高い高遠桜へと、頭を切り替えた。京都のような庭園はないが、この高遠桜も数年越しの念願である。ところが、リリース直前から現場責任者の迷走が始まったせいで、思いもよらず忙しくなり思うように休みが取れない。そのようにして、すったもんだの挙句、遂に高遠桜も逃してしまうという結果に。
そんなNG連発の末に、ようやく迎えたGWだ。今度こそは4月で現場を離れ、のんびりとGWを満喫するのだ!
が、この予定も、脆くも崩れ去った。本来ならスムーズに辞められるハズだったのが、迷走を続けた現場責任者が遂に4月で退くことが決定したのである。
「だから、このタイミングで抜けられるのは非常に困る!」
と、新しい責任者や営業にも泣きつかれた。
そんなの、オレの知ったことか!
と言いたいところではあるが、現実問題としてここ数か月は「現場責任者代行」的な役割だったのだから現場責任者が残るならまだしも、それが抜けるとあっては、とてもすぐには抜けられない。そうとハラが決まれば、開き直って仕事を一気に片付るしかなく、そのようにしてなんとかGWの休みを確保することはできた。ところが、肝心のホテルに空きがない・・・
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