2013/08/26

猛暑の罪

異常な暑さである。

 

毎年のように「猛暑」と聞いている気がするが、今年は特に酷い。各地で最高気温が40℃を超えたのもそうだが、東京では明治8年の観測以来初の「最低気温30℃超え」を記録し、丸2日に渡り30℃以上が続くという「終末的な暑さ」を記録した。

 

涼しいところへバカンスにでも行きたいところだが、猛暑の中での移動や数日でまた戻らなければいけないことなどを考え併せると、実に億劫になる。それに列島の「ヒートアイランド化」に伴い、かつては「避暑地」と言われた土地でも、最近はしっかり暑かったりする。

 

とはいえ、こう暑くてはかなわんと図書館に行ってみた。考えてみれば、図書館に行くのは何年ぶりか記憶にないほどだ。勿論、9年前に上京して以来、初めてである。

 

調べてみると武蔵野市には図書館が3つあるが、このうち吉祥寺図書館と中央図書館は自転車で行ける。元来がデリケートな体質だけに

 

(誰が触ったかわからないような、図書館の本などは・・・)

 

という気持ちから、原則として読みたい本は買うことにしている。

 

とはいえ、高価な専門書や全集などの稀覯本は書店では手に入り難いから、狙いはもっぱらこの種の本になる。なにしろ図書館を利用したのがひと昔前だけに、その様変わりぶりには驚いた。今時なら当然かもしれないが、検索予約と何から何までインターネットで出来てしまうのは便利だ。おまけに武蔵野市の三図書館が共通利用できるだけに、遠くの図書館にしかない蔵書でも、予約で近くの図書館に移してもらうことが出来る。予約しておいた蔵書は、機械のバーコード読み取りで手続きが出来るから、人手をまったく介さず借り出しが完結する(返却も総て機械で完了する)

 

さらにはCDDVD、雑誌などなんでもありだから、たくさん用意されている椅子は常に埋まっていた。早速、書店では目にする機会のない稀覯本をWeb予約した上、空いた椅子を見つけて腰を落ち着けた。考えてみれば、高い税金を払っているのだから、たまにはこのような施設も利用しなければバカバカしいではないか。

 

このように本に熱中していると、いつの間にか外は酷い雷雨になっていた。明らかに、どこか直ぐ近くに落雷したと思われるような大音響に続き、館内が停電した。自家発電か直ぐに電気は復旧したものの、二度の停電に加え利用システムが故障した旨のアナウンスがあった。ちょうど食事時を迎え、雷雨が遠のいたのを見計らって帰宅すると、先の落雷で停電が発生したらしく、東電の技術者が分電盤のところで復旧作業をしていた。聞けば停電したのは30分くらい前だそうで、ビールはまだ充分に冷えている。

 

懐中電灯とノートPCの明かりを頼りに、日課の枝豆で晩酌をしようとしたが、なんと水が出なかった ()~ ガーン

 

(マンションってのは、停電すると水も出なくなるのか?)

 

例の東日本大震災後の「輪番停電」は、当時のアホ首相と同じグループとなった恩恵からか一度も停電しなかっただけに、そのような知識もなかった。ということは当然、トイレも風呂も使えなくなるということだ。幸いにして、停電の方は1時間程度で復旧したものの、このところの猛暑で大気の状態が不安定とやらで、夕方からの雷雨が多いだけに

 

(早く猛暑が去ってくれー!)

 

と祈るような気持ちである ('Д'y ─┛~~

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