2014/07/08

準々決勝(サッカーW杯2014ブラジル大会)(4)

●ブラジル対コロンビア

ここまでは力強く勝ち上がってきたコロンビアが、ブラジル相手となるとやはり「位負け」してしまったか、今までとはまったく異なる展開が待っていた。開始早々にあっさり先制を許すと、その後はなすすべなく敗北。コロンビアが先に点を取るような展開になれば面白かったろうが、逆に開始早々のビハインドというのは実に痛かった。

「位負け」に加え「W杯での実績」という「歴史の重み」を感じさせるゲームとも言えたか。

 

フランス対ドイツ

コロンビア同様、ここまでは強さ見せつけて勝ち上がってきていたのがフランスだ。対するドイツの方は、前評判の割にはイマイチぱっとしない印象は拭えなかったが、さすがにここ一番となると強い。層の厚さと底力で、強敵フランスを撃破した。

 

アルゼンチン対ベルギー

ブラジル対コロンビア同様、ベルギーが先制すれば面白い展開が待っていたのだろうが、これまた開始早々にアルゼンチンに先制点を許してしまった時点で、興味が半減してしまった。

こうしてみると「ブラジルとアルゼンチンが、相手に充分な力を出させなかった」と見るのが妥当なのだろうが、両伝統国ともに相手の良さを消すのに終始したせいか、本来持っているはずの魅力的なサッカーが全く見られなかったのは残念だった。

 

オランダ対コスタリカ

「ひょっとするとワンサイドになるかな?」とも心配されたものの、ダークホースのコスタリカの健闘で、準々決勝では唯一のPK決着へと持ち込まれる。自慢の攻撃力がすっかり鳴りを潜め、不細工ながらもどうにかこうにか勝ちを拾ったオランダ。これに象徴されるように、ドローを見た時には胸が高鳴った準々決勝だが、全体的に魅力の乏しい「負けないサッカー」に終始した。

今後は、より一層各チームが守りを固め「負けないサッカー」をやって来るだろうから、内容的につまらなくなる可能性が高い。

 

かつては予想をズバズバと的中させたワタクシとは言え予想は難しいが、順当ならばドイツアルゼンチンが勝ち上がり、バランスの良いドイツが優勝というシナリオに落ち着くのか?

とはいえ、ここまでくれば、どれも紙一重の実力差だけに、怪我人やらコンデションなど「時の運」に大いに左右されることは間違いない。

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