入学後すぐに行われた知能テストで、驚異的な結果を叩き出す。
驚いた教師から「再試験」をさせられたが、結果は変わらず。
次には算数の授業で計算を始めるや、たちまちにして「驚異的な早さ」と驚かれた。
担任女教師が、算数ドリルから出題し
「解けた人は、手を挙げて」
と、何問続けても常にトップはにゃべっちで、そのスピードに目を瞠った。
にゃべっちだけは、出題と同時にあっという間に手が挙がり、担任を始め皆の度肝を抜く
オオー!!w(*゚o゚*)
にゃべっちに続く2番手は、マサくんという美少年だ。
マサくんの小さな手が挙がるのは、少し遅れる場合もあったが、殆どがにゃべっちの直後だった。
タッチの差に迫っても、決してにゃべっちを抜くことはなかったものの、それでも常に2番目はキープ。
2人に続く3番手以降は毎回のように顔ぶれが変わっていたが、にゃべっちとマサくんとは比較にならないくらい、まったく遅かった。
「にゃべちゃんとマサくんは、そろばんでも習ってるのかな?」
という担任の問いかけには、揃って首を振る2人。
特にそろばんなどの教育は受けてはいなかったが、確かに2歳上の姉よりも遥かに早く、中学生の兄も
「にゃべ、すげー計算はえー」
と驚いていた。
「マサくんも相当凄い子だけど・・・にゃべちゃんったら・・・こんな「神童」、今まで見たことがない!
もしかしたら、中学年生並みの頭脳があるかも・・・」
と、担任女教師は驚くばかり。
これが「神童」誕生の瞬間だ。
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