遂に大晦日である。
「遂に」と言っても別に待ちわびていたわけでもなく、また待ちわびずとも準備が出来てなかろうが、1/365のうちの1日として来るべくして来る日であるから、冒頭の枕はあくまで「言葉の綾」に過ぎないお約束のセリフである。
これまで何度も繰り返してきたように「大晦日と大掃除の因果関係」などはないのだから、大掃除をやるとやらないとに関わりなく大晦日が過ぎて正月がやってくることにも変わりはない。なぜ「大晦日=大掃除」か?
と言うに、自分の場合であれば正月休みは普段よりも家でゴロゴロしている時間が長いから、せめて綺麗な部屋で過ごしたいという願いが多少なりともある。穢い部屋で我慢できるなら、特に無理に掃除をする必要はない。つまりは掃除の面倒か、汚れた部屋の不愉快かのバーターであって、三流エコノミストの好む「トレードオフの関係」というヤツである。
なにせ、月に1度の掃除機掛けが関の山だった無精者としては「大晦日」くらいの切っ掛けがなければ、なかなか「大掃除」のスイッチが入らないというのが実情であったし、その年に一度の「大掃除」ですら適当にお茶を濁してきたのが実態で、所詮は「自己満足」に過ぎぬ。ところが、今年6月に引っ越したのが「築浅物件」とあって、週に一度の掃除と月1度はフローリングのワックス掛けが習慣となってしまった(あくまで「今のところは」だが)
こうして欠かさず掃除をして来たお蔭で、引っ越し後半年経ったがなかなか綺麗なもので、これは必ずしも空気清浄器やら脱臭炭を置きまくっているためばかりとも言えず、引っ越し後半年の綺麗な部屋に「大掃除」の必要性はなかろうと、今年は久々にこのプレッシャーから解放された。
おまけに、今年は近所の大手スーパーが「元日営業」を行うらしいので、例年のように大晦日に買い出しに奔走する必要もなくなったのをいいことに、音楽を聴いたり読書をしたりでノンビリ過ごしたせいか、いつにも増して大晦日らしい雰囲気からはかけ離れてしまった。長年、大晦日も正月もTVなどは全く見ないから、そのような雰囲気とは元々無縁ではあったものの、早くも「ただの長期休暇モード」となっている。
先にも触れたように、今年は6月の引っ越しでは大出費となってしまったが、その後は快適な環境で過ごせているし、仕事の上でもン年ぶりに同じ現場で1年を無事に勤め上げた。春・秋には、これまで未踏の地だった色々なところに旅行にも行けたしで、まずは良い年だったと言えそうである。
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