今年の花見の目玉は、なんと言っても化粧直しが終わったばかりの姫路城だ。
過去に姫路城に行った記憶となると小学生の時だから、正直なところ殆ど記憶にない。「日本一の名城」であることは間違いないから、かねがね行きたいと思いつつも、なんとなく実現しなかった。数年前には、かなり本気で「行こう!」と思いたったが、既に大天守が改修中となっていた。
そして、迎えた春。
桜の開花に合わせたように「修復完了」の報を受け、いよいよ長年の夢が実現に近づいた。とはいえ姫路城を見るだけなら半日もあれば十分だから、ついでに久しぶりに神戸にも寄ろうかとか、或いはいつものように京都の花見もいいかなどと考えているところに、どう転ぶか不明だったパートナーの同行が正式に決まった。パートナーの方は、初めての「京都の花見」に意欲十分なだけに、京都と姫路城で2泊3日の計画となった。
考えてみれば、上京してからもちょこちょこと行っていた京都とはいえ、花見のシーズンとなると実に9年ぶりなのである。当然ながら姫路城の方が京都よりは開花が早いと考え、最初に姫路城を見てから京都に移動するか、有馬温泉にでも泊まって翌日に京都に移動し2日間は京で花見という計画だったが、意外にも姫路城の開花が遅く順序を入れ替える必要に迫られたが、大勢に影響はない。
スケジュールは3/30~4/1に決定したが、直近になって冬並みの冷え込みが2日続いたために開花が遅れ、出発前まではどこもがようやく開花したばかりという状態となった。
(せめて5~6分でも咲いていれば・・・)
と、連日ジリジリしながら (もしかすると、全然咲いてないかも・・・) という覚悟もしながらの出発となった。
別の用事で先行していたパートナーと京都駅で合流。この日は最初に予約した嵐山のホテルへ荷物を預け、終日嵐山周辺の観光に充てる予定だったが、先に記したようになにしろ桜がまだ開花したばかりらしい。そんな中で、唯一「満開近し」となっていたのが醍醐寺だったため、急きょ「醍醐の花見」に変更する。重い荷物は山科のコインロッカーに預け、身軽になって醍醐寺の見物である。
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