グループステージ第2節
緒戦でドイツに「歴史的勝利」を飾り、最高のスタートを切った日本。続く第2節は、勝てば決勝トーナメント進出が濃厚となる大事な戦いだ。
対戦相手のコスタリカは、ランキングなどを額面通りに見ればドイツよりは遥かに格下と見るべきだが、逆に言えば「負けて元々」だけに気楽に戦えた(?)とドイツ戦とは違い、世評では「勝てる相手」ということになっているだけに、その分プレッシャーがかかる状況ではある。
「ドイツに勝ったという自信と勢い」が勝るか、逆に「決勝トーナメント進出が目の前にちらついてきたことによるプレッシャー」に押し潰されてしまうか、どちらに転ぶかというところだが、結果は「格下」と決めつけていた相手に「0-1」で敗退。この結果、1勝1敗となり、決勝トーナメント進出可否は最終戦に持ち越された。
緒戦のドイツ戦は深夜だったため観戦できず、翌日に結果だけ聞いたことから、より「まさか!」思いが強かった。それだけに
「今年の日本代表は、それほど強くなったのか?」
などと勘違いしてしまったとしても無理はない。
この勘違いのまま、この日は19時キックオフの生観戦に突入した。
なんと言っても「ドイツに逆転勝ちした日本」なのだから、これまでにない強い日本代表のサッカーを期待しての観戦となったのは、誰しも同じ思いであったろう。
ところが・・・である。
(なんだ、いつもの日本のサッカーと変わらんじゃないか・・・)
ボールポゼッションこそは高かったものの、消極的なマイナスパスのオンパレード、ペナルティエリアまで運びながら最後の決定力のなさ、ゴールに対する執念の欠如など、過去の「弱い日本代表の姿」そのままの展開に終始。片や、虎視眈々と狙っていたワンチャンスを見事に生かした相手との「決定力の差」を見せつけられる結末に終わった。
緒戦を観ていない自分としては、これでどうやってドイツに勝てたのか不思議なくらい、あまりに「日本らしいサッカー」だった。
とはいえ過去の大会でも書いてきたように、特別に日本代表に肩入れしているわけでもないワタクシとしては、むしろ「スペイン×ドイツ」や「フランス×デンマーク」、あるいは「アルゼンチン×メキシコ」などの方が観たかったのが本音ではあったが。
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