Gloria
Credo
モーツァルトの宗教曲といえば最晩年に作曲されたレクイエムが有名だが、この曲は未完成でモーツァルト以外の人によって完成された曲なので、モーツァルト自身が完成させた宗教曲としては、この『戴冠ミサ』が最も有名である。
この曲が、なぜ『戴冠式ミサ』」という名前で呼ばれるかについては、はっきりしていない。一説では、ザルツブルク大聖堂で行われた復活祭の式典のために作曲され、その後レオポルト2世の戴冠式で演奏されたことに由来する、と言われる。曲は30分ほどの長さで,演奏会で聴くには手頃な長さである。全曲は通常のミサで歌われる基本的な6つの部分からなり、歌詞は総てのミサに共通するものでラテン語で歌われる。
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