2021/07/31

史上初フェンシング「金」(2020東京オリンピックpart7)

■競泳

2012年ロンドン五輪では、200m背泳ぎと400mメドレーリレーで銀、100m背泳ぎで銅と3つのメダルを獲得した入江は、200M背泳ぎで7位。

2016年リオ五輪の400m個人メドレーで金、200m個人メドレーは銀、4x200mフリーリレーで銅、さらに2012年ロンドン五輪の400m個人メドレーでも銅を獲得した萩野と、2016年リオ五輪の400m個人メドレーで銅を獲得し、今大会「金」が期待された瀬戸は、ともに表彰台に届かず。

前回、前々回がピークだった選手の力が落ちたのは仕方がないが、彼らに代わる若手が出てこなかったのは何故だろう。

確かに、女子競泳史上初の二冠を達成した大橋の活躍は目覚ましいものだったが、結局「金」はこれのみで、男子に至っては久しぶりの不振に終わった。

 

■柔道

個人戦は、最終日の最重量級。

男子は前回、決勝で「インチキ大王」リネールに敗れた原沢が、リベンジをかけて出場。という触れ込みだったが、これがまったくの期待外れだった。

最大のライバルのリネールが早々に敗退した時点で「リベンジ」のチャンスは消えたかに見えたが、それはそれで金の可能性が高くなった・・・はずだった。と思った矢先、準決勝で伏兵に敗れて早々に金は消滅。ところが瓢箪から駒というべきか、3位決定戦で因縁のリネールとの再戦が実現した。

 

日本の最重量級としては、金を逃した時点で「失格」の烙印を押されても仕方ないところだが、せめて恨み重なるリネールを豪快にぶん投げて一本勝ちでも収めてくれたなら、まだしも救いがあった・・・

 

実際、本人も「この日のために5年間やってきた」と言うくらいだから、今回に限ってはリネールに勝てば、ある意味「金と遜色ない値打ちがある」といっても過言ではない特別な試合だけに期待が高まった。

ところが蓋を開けてみれば、このインチキ大王の圧力にビビッてしまい、全く技がでないまま瞬く間に指導3つをもらって「反則負け」だから、これは日本代表としてあるまじき醜態、切腹モノだとしか言いようがない悪夢だ。

 

一体全体、

この「5年間のリネール対策」とやらは、どこへ消えたのか?

そして、この試合で何をしたかったのか?

 

もちろん、勝負だから負けることもある。が、C国人、K国人とは違ってわが日本人なら、果敢に戦って負けたなら誰も文句は言うまい。しかしながら、このように怖がって逃げてばかりいて、闘志が全くないのなら最初から畳に上がるべきではなかった。

 

こんなヤツを「日本代表」に選んだ、バカモノどもの目は節穴か!

ところが、この悪夢から日本を救ってくれた救世主が現れた。女子78キロ超級の素根だ。162cmと最重量級としては小柄な素根目線では、周りは見上げるばかりのバケモノのような相手(あくまで誉め言葉としての)ばかりだが、果敢な攻めの柔道で一本勝ちを連発し、堂々の「」で最終日を締めたばかりでなく、原沢の醜態による後味の悪さを薄めてくれた。

 

この結果、男子は金5(メダルなし2)、女子は金4(銀1,銅1、メダルなし1)と、史上最多となる合計9個の金メダルとなった。

 

■バドミントン

ここまで「メダルなし」と総崩れを象徴するように、この日も期待の女子シングルス奥原、山口がそろって準々決勝で敗退。メダルは遠かった。

日本協会の目標「金3つを含む全5種目メダル」という寝言は、もはや真夏の夜の夢。

 

黒人選手が台頭してきたテニスと同様、バドミントンも技を競うよりも「パワーゲーム」が主流になりつつあるようだ。体格に劣る日本選手は、外国選手のパワーに屈してしまうシーンばかりが目に付いた。

そうした苦戦の中、大勢いた「メダル候補」には上がっていなかった混合ダブルスが「銅」を獲得し、この競技唯一のメダルを死守した。

 

■フェンシング

この日のハイライトは、フェンシングだ。

オリンピックの時しか目にしないという以上に、普段から日本ではほとんど馴染みのない競技である。さらに、当初からメダル候補と騒がれていたわけでもなかった。

 

「男子エペ団体」が、日本として初のフェンシング「金」を獲得!
まったく素人ながら、日本にそれほど競技人口がいるとも思えず、また見るからに欧米チックなこの競技で「」を取ろうとは!

 

もちろん、ワタクシは「『エペ』ってなに?」というレベルですが ( ^ω^)

0 件のコメント:

コメントを投稿