立山黒部アルペンルートは、3年ぶりである。
その時は初日に黒部峡谷トロッコ電車に乗り、富山市内のホテルに泊まって翌朝早朝に立山へ移動し、アルペンルートを通り抜ける強行軍だった。好天に恵まれ楽しい旅を満喫できたものの、ルートで標高の最も高い室堂のハイキングコースを歩けなかったのに加え、ハイライトとも言える黒部ダム大放水の期間が過ぎていたことに心を残し
(次は是非、この2つをやらなくては!)
と意気込んでの、3年越しの再チャレンジである。
今回は余裕を見て、2泊3日で予定を立てた。お目当ての立山黒部アルペンルートは真ん中の2日目に充て、初日はルート起点となる立山山麓のホテル、2日目はルート終点の扇沢に宿泊施設がないため信濃大町のホテルを予約し、アルペンルート制覇の準備は万端整った。
また前回と違い、今回は北陸新幹線が開通したから、富山までの移動時間も大幅に短縮でき、また新幹線開通により富山から金沢が僅か20分程度で移動可能 となったことで、念願の兼六園など金沢観光を初日に設定し、最終日は「天の岩戸」で有名な戸隠神社の見学を計画していた。
今回も、いつものようにパートナーが完璧な計画を立て、こちらはホテルの予約を受け持つ。 事前計画とホテル予約は早めの対応で上手く行ったものの、最難関である天気がどうにも優れない。当初予定では、10/11の祝日から10/13に掛けての計画だったが、11,12両日の予報が待てど暮らせど好転しないため、1日ずらして12日の出発とした。
(初日は雨かもしれないが、金沢観光はなんとかなるだろう・・・肝心のアルペンルートだけは、なんとしても晴れてくれないことには・・・)
という思惑からのリスケだったが、憎いことに悪天候まで一緒に1日ずれてしまい、2日まではパッとしない予報のまま、祈るような気分で出発を迎えてしまった。
東京駅7時20分発の「かがやき」乗車だけに、仕事の日より1時間半も早い5時半起きだが、不吉なことに愛車【自転車】の空気が抜けていたのが前日。
(パンクではなさそうだが、もしやまた空気が抜けていたら、駅まで歩かねば・・・)
と早めに起きて出発したものの、忘れ物を取りに戻ることになり
(やばい・・・7時20分のに乗れん!)
と、出発時点で早くも誤算が発生した。
10分くらいの間隔で次々に発車する東海道新幹線とは違い、北陸新幹線は1時間以上の間隔が空いてしまうから
(なんとしても、7時20分発「かがやき」に乗らねば!)
という執念が実り、駅まで自転車で3分の猛チャージで何とか乗車に成功した。
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