2015/10/19

北陸信越の旅1日目(金沢編)

この日の天予報は、恨めしいことに全国的に晴れマークが広がっている中で、北越地方だけ雨マークとなっていた。東京から埼玉に掛けての車窓は青空が広がっていたのが、最高時速260kmで富山に差し掛かると、予報通り雲が広がって来ている。それでも金沢に着いた時は曇空で、当面は傘も要らなそうな気配だ。

 

金沢観光のメインは言うまでもなく兼六園であり、真っ先にこちらへと向かう。城下町周遊フリー切符というのを購入して、周遊バスで兼六園に到着だ。かねてから一度は訪ねたかった兼六園が、遂に目の前に広がった。


 

この時点で「日本三名園」(水戸偕楽園、岡山後楽園)制覇となったが、案外に殺風景だった後楽園に比べ、こちらは見どころ満載である。広い園内を一周し、出口へ向かうタイミングでポツポツと雨が降り始め、21世紀美術館に避難したが、雨脚は強まってくる。スケジュールを考えると、いつまでも雨宿りというわけにいかず、雨の中を近江町市場へ移動し、名物の海鮮丼と旨い酒に舌鼓を打った。

 

店を出た時には、上手い具合に雨が上がっていたため、歩いて「ひがし茶屋街」へ移動し、古い町並みを目の前にしたところで喫煙所で一喫していると、突如として猛烈な豪雨に見舞われた。

 

かつて出雲大社に行った時もそうだったったが、この変わりやすい天候は日本海側に特有のものかもしれない。少し雨宿りして小止みになったころを見計らい、ひがし茶屋街を歩くと雨に濡れた石畳に、ひときわ情緒があった。


 

予定では長町武家屋敷跡など、他にも観たいところは幾つかあったものの、兼六園に隣接する金沢城公園へと戻り、玉泉院丸庭園を皮切りに橋爪門続櫓などを見学する。

 

この日予約していた立山のホテルは、サービスの良いことに富山駅から送迎バスが出ていたが、最終時刻に間に合わず立山までは電車で移動し、立山駅から送迎バスでホテルに到着した。夕食の会席コースは、海の幸や富山牛の朴葉味噌焼き、締めにマツタケ釜飯という「富山のワンランク上の素材を使った」というだけあって豪華なコースで、旨いビールと地酒とともに大満足。肌がツルツルになるナトリウム炭酸水素塩泉の温泉も素晴らしく、まずは満足度の高い初日が無事に更けていった。

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