2015/10/24

北陸信越の旅3日目(戸隠神社編・前編)

前日同様、地産の名物が惜しげなく並んた朝食バイキングから1日の始まりだ。

この日は、信州の山で採れた山菜の漬け物類が豊富に並ぶ。

 


 

観光地の朝食バイキングだけは、どうにも腹八分とは行かず、懲りずに腹が破裂しそうになるまで食べてしまった。前日のアルペンルートでは室堂こそ雪に祟られたものの、遊覧船で黒部湖を一周できたのに加え、念願の黒部ダム大放水も堪能出来ただけに、最終日は予定通り戸隠神社行きで、前夜のうちにパートナーと確認していた。

 

信濃大町から長野市までバスで移動するまでは順調だったが、電車への乗り継ぎの時間が17分しかないというプレッシャーの中、のっけから

 

「長野駅が見つからん!」

 

という思ってもみなかった「珍事」に出くわした。

 

ビル2階の駅をやっとのことで探し当て、目に付いたコインロッカーに荷物を放り込んで、戸隠行きのバスターミナルへと急ぐ。ところが駅前のターミナルに、どう探しても目的のバスが見当たらない。

刻々と容赦なく迫る出発時刻・・・ターミナルから、一つだけポツンと離れた停留所を遠目に見て

(あれか??  あれしかない!!!)

と、ダッシュをせんばかりに逸る心を嘲笑うかのように、赤信号で長々待たされた挙句、辿り着いた停留所は行き先が違っていた!

 

(どーなってんだ、こりゃ?  戸隠行のバス停なんて、どこにもないじゃん・・・?)

 

パートナーと2人、血走った眼を皿のようにして探し求めるバス停は、皆目見当たらないまま、到頭「発車時刻まで、あと1分」という絶体絶命のピンチだ。

 

「バス停がどこだか、サッパリわからん・・・・こうなりゃ戸隠は諦めて、上田城~小布施、小諸コースに変更するしかないか・・・!」

 

「えーっ!  そんなー!」

 

失意のどん底に突き落とされたようなパートナーを横目に、最後の一縷の望みを託した「しょぼい停留所」をダメ元で確認すると「戸隠神社行き」の文字が躍っているではないか!

 

「ん?

なんか停留所名も違うし、場所も変なんじゃ・・・?」

と疑心暗鬼のパートナーを

「ともかく戸隠行きと書いてあるんだから、ここで待っていれば必ず来るはず・・・」

と安心させている間に、幸運にも定刻より遅れて到着したバスに飛び乗った。

 

「快晴」予報に関わらず曇りがちの天候だったものの、ともあれ一旦は99%まで諦めかけた「戸隠行き」のバスを探し当て、なんとか乗車できたことに安どの胸をなでおろす2人はバスに揺られること小1時間、遂に目的の戸隠にやって来たのである。

 

ところが戸隠神社のバス停が、これまた実にわかりにくかった。当初の目論見では「日本三大そば」に数え上げられる、有名な「戸隠そば」の店が最も集中する中社で降車予定だったのが、わかりにくいバス停表示のせいで中社を通り越し、一気に奥社まで行ってしまったのである。バスを降りると停留所前の目に付いた店に入り、名物の戸隠そばとご対面だ。

 


 

地酒とともに、塩汁という変わった味付けの、そば本来の風味を味わった。

 

 

腹ごしらえの後、奥社へと進む。

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