2日目は、待望の天橋立だ。
朝風呂に入った後、恒例の朝食バイキングでしっかりと腹ごしらえをする。
空一面が雲に覆われていたが、前夜の雨は上がった様子で
(ともかく雨さえ降らなければ)
というのが願いである。
ホテルの送迎バスは宮津駅までのため、宮津から「1時間に1本」と聞いていた電車かバスで天橋立まで移動する予定だった。が、バスに乗ると
「宮津駅で、良かったですか?」
と聞かれたので
「天橋立まででも、いいですかね?」
と聞くと
「いいですよ」
とのことで、上手い具合に天橋立までやってもらう。
天橋立駅のコインロッカー荷物を預けると、立ち寄ったコンビニで見つけた「天橋立地ビール」で景気づけして出発だ。
ロープウェイで天橋立ビューランドへ上がると、眼前に日本三景の絶景が広がった。
ひと通り景色を堪能して、リフトで下山する。
狭いハコの中にギュウギュウ詰めにされるロープウェイよりは、リフトの方が断然気持ちが良い。特に景色のつまらない登りとは違い、下りは天橋立に向かっていく貴重な時間だ。
前日に続き気温は20℃ほどと、この時期とは思えない暖かさである。京都市内よりはかなり寒いかと思っていた丹後だったが、この時に限ってはまったくかわらなかったのが不思議であった。
この時点では晴れてはいないものの、どうやら雨の心配はなさそうである。下山した後は、智恩寺からスタート。観光遊覧船かレンタサイクルか迷ったが、初めてのため松並木を歩くことにする。松並木は約3㌔で1時間近くかかるため、途中レンタサイクルにすれば良かったかと思ったものの、既に真ん中辺りまで来ていたため、ここまで来たら踏破するしかない。この時期にしては暖かいだけに、気持ちの良いハイキングだ。
ようやく松並木を抜けると、籠神社(元伊勢)が見えてきた。
奥宮の「真名井神社」は、パワースポットして知る人ぞ知る存在だが、観光エリアと反対方向のため、観光客はまばらである。
帰りは道に迷いながら、リフトで股のぞきで有名な傘松公園へ。ひと通り景色を楽しんだのち、レストラン「AmaTerrace(アマテラス)」で、天橋立の景観を見下ろしながら出石そばとビールを堪能する。
腹ごしらえが済んだ後は、バスで成相寺へと移動。傘松公園からさらに一山上った、この展望台から見下ろす天橋立をバックに、紅葉に映える五重塔は、まさに「これぞ日本!」と叫びたくなる絶景である。空は相変わらず雲が多かったものの、時折日差しが顔を覗かせるという回復基調にあった。
朝の9時から十分に堪能し尽くしたとはいえ、まだまだ見どころが多いだけに夕日の落ちるところも見ていきたかったが、後ろ髪を惹かれる思いで一の宮桟橋から遊覧船で天橋立桟橋へUターン。再びコンビニに行き、2種類あったうちのもう1つの地ビール(京丹後)を飲み駅へ行くと、ちょうど電車が出たところで次発まで1時間近い時間があったため、駅前の「天橋立ホテル」で日帰り温泉を楽しむことに。スサノオの湯(大浴場)、イザナギの湯(寝湯)、天の岩戸(サウナ)と、どれもが気持ちがいいが、特筆は天橋立を目の前にした露天風呂「天照の湯」で、誰もいない「特等席」を独占していると、ずっと出たくなくなりそうになった (● ̄  ̄●)ボォ---
こうして丸1日かけて天橋立を堪能し尽くし、再び京都市内へ。ホテルの居酒屋で、前日に続いて地酒の飲み比べを楽しみながら、新鮮な魚介類を中心とした旨い料理に舌鼓を打つ。
〆は、もちろん湯豆腐である。
ホテルは京都駅のすぐ近くだが、こちらも天然温泉で朝、夕に続く、この日3度目の天然温泉で温まると、やはり睡魔が心地よく (--)ZZZ..
0 件のコメント:
コメントを投稿