作品番号3、ベートーヴェン初期の作品。まだ20代前半の頃の作品だ。
後年に見られるベートーヴェン特有の力感はないが、それでも冒頭から惹きつけられる魅力はさすが。
※出典http://www.yung.jp/index.php
若きベートーベンらしい明るくて活気に満ちた音楽であり、アダージョで始まる序奏も重くはなりません。「Adagio, ma non tanto e cantabile」と指定された第2楽章も若きベートーベンらしい情感に溢れた「歌」になっています。音楽に「深み」だけを求める人には物足りないのでしょうが、何となくこの時代の意気軒昂たるベートーベンの自画像、それもさっと一筆書きしたスケッチ風の自画像のように聞こえます。
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