2022/02/08

「怪物に喰われた?」日本のエース(北京冬季オリンピックpart2)

この日の注目は、スピードスケート/女子1500メートルだ。

 

前回オリンピックでは「金2個」を取った姉と「金銀銅」をコンプリートした妹という高木姉妹が登場。さらに「21W1500メートルで3度表彰台」の佐藤選手という、もう一人の有力な選手がくわわる「最強布陣」だけに、金メダルはもちろんのこと複数のメダルも期待できる種目と言えた。

 

しかしながら、そう上手くはいかない。2日前の3000mでは、エースの高木(妹)が「まさかの6位」に終わり「世界の壁」の高さを改めてまざまざと思い知らされたばかり。この大会5種目のエントリーをしてはいるものの、その中でも「世界記録保持者」として「本命」と見られたのが、この種目。まさに「満を持して」臨んだレースと言えたが、やはり世界は広かった!

 

冬季オリンピックの選手の中では、圧倒的な天才肌を感じさせる高木(妹)をもってしても適わない相手。それは

 

過去オリンピック4大会で「金5,銀5,銅1」と、1人で11個ものメダルを獲得してきたバケモノ(?)

 

であった。

 

この怪物が、35歳という年齢を超越した会心の滑りを見せたから、最終組の高木(妹)に極限のプレッシャーがかかってしまったのも無理はない。今季、ワールドカップなどの主要な大会では目立った活躍はなかったらしいのにくわえ、年齢的にもすでにピークを越えたと思われたが、ここ一番で会心のレースを演じるところが、さすがバケモノたる所以なのだろう。

 

スピードスケートの魅力は、わかりやすい点にある。採点競技が多い冬季オリンピックの種目は「疑惑の判定」によってモヤモヤが残るケースが多い中、純粋に「速いものが勝つ」スピードを競う競技は、やはり観ていて爽快感がある。

 

惜しくも「銀」に終わったとはいえ、これでトータル4個目のメダルとなった高木(妹)、まだ3種目を残しているだけに、この悔しさをぶつけて好結果に繋げてくれるはずだ。

 

他の競技では「フィギュアスケート団体」という耳慣れない競技で「銅」。

こんな種目、いつできた?

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