2022/02/12

「疑惑の祭典(採点)」(北京冬季オリンピックpart5)

スノーボード/男子ハーフパイプで、平野選手が「

「疑惑の判定」を乗り越え、スノーボード競技で日本人初の快挙!

 

スキージャンプの高梨選手の「スーツの規定違反で失格」が大きな話題になった。事実上、この「失格」によって日本はメダルを逃しただけに、日本人ならば誰しもが許し難い思いだろうが、実は今回のオリンピックは、これ以外にも「疑惑のデパート」の様相だ。

 

高梨選手のスキージャンプに関しては、通常とは異なるセクハラまがいの検査やら、特定の選手(または国家?)を狙い撃ちしたような甚だ公平性を欠く「抜き打ちチェック」など、ネットのニュースをチラ見しかしていないワタクシでさえ、それこそ論えば枚挙に暇がないくらいの「不可解な判定」が横行しているようだ。

 

そもそもホストを考えれば、過去の大会同様にインチキが横行するのは目に見えていたが、それはあくまで「地国選手に有利な判定」だけと思っていた。ところが、どうしたことか、ホストの選手とはまったく関係のないところにまで「疑惑判定」が横行していそうなのである。

 

その最たる例が、フィギュアスケート女子の「金メダル候補」ワリエワ(15)だ。団体競技後に「ドーピング違反で失格」となり、表彰式も取りやめになるほどの騒ぎになったにも関わらず、その舌の根も乾かぬ数日後に「無罪放免」という奇々怪々な茶番が演じられた。

 

「あれは検査のミスで、実際にはシロと判明した」という説明でもあればともかく、明確な説明は一切ないままウヤムヤにされてしまった。「明確な説明がない」ということは、すなわち「説明すべき明確な材料や根拠がない」ということで、これではなんらかの裏取引があったと疑われても仕方がなく、一体なんのためのドーピング検査かということになる。

 

ロシア勢といえば、度重なる組織的なドーピング問題の影響により、「ロシア」という国の代表ではなく「ROC」なるワケのわからない団体名として参加せざるを得ないくらい、常に「真っ黒な常習犯」である。

 

こんな連中が、国別で競う「団体戦」出場が認められていること自体が、そもそもおかしい。これでは単に呼び名を変えただけで、結局「国家」と同じ扱いである。

 

それなら「ROCとは、なんなのか?」と正式名を調べてみると「ロシア・オリンピック委員会」というから、結局「ロシア国」として参加しているのと何が違うのか。

 

そもそも、15歳に冬季オリンピック出場の資格があったのだろうか?

かつての浅田や紀平は「金メダル有力」と言われながら、年齢制限に引っ掛かってピークの時に出場を逃していた記憶があるのだが・・・

 

これまでも繰り返してきたように、冬季オリンピックで気に入らないのは「採点競技」が多いことだ。そもそも欧米が牛耳る国際スポーツ界では、過去に日本選手がメダルをたくさん獲った競技に限って、いつの間にか「大幅なルール変更」がなされるという小学生レベルの嫌がらせが繰り返された。そうした嫌がらせにも負けず、日本選手が新たなルールに適応して結果を残し始めると、今度は「疑惑の判定」が横行するという狡猾さで、浅田選手を始めとするフィギュアスケート勢や、ジャンプ、ノルディック複合選手など、どれだけこのルール変更や「疑惑判定」に泣かされてきたことか。

 

ところが今大会に限っては、必ずしも日本選手だけでなく(相変わらず被害に遭っている選手は、かなり多そうだが)、欧米選手なども多く被害に遭っているという面妖さだけに、これは常識的になんらかの利権が絡んでいるとしか考えられない。

 

とかく「採点競技」は胡散臭い。採点するのは神ならぬ人間だから、そこには必ず「感情や好み」が反映されるはずで、百歩譲って「依怙贔屓や悪意」はなかったとしても、人である以上、どうしても「主観」に左右されることは不可避だ。それで、たまたま「主観に合わない」採点員に当たってしまった選手こそいい面の皮で、これまでの人生を賭けた努力が無になってしまうのだから、これはどう考えても許し難いシステムである。

 

元々、オリンピックというイベントは、スポーツの素晴らしさや楽しさを広く伝えるための目的も重要なはずだ。特に冬季オリンピックの場合、普段はなかなか見ることのできない競技や、日本では日頃馴染みの薄い競技などを観るチャンスだけに、それこそ「スポーツの素晴らしさや楽しさ」を伝える絶好の場なのが、商業主義に偏り過ぎた昨今は政治裏の薄汚いカケヒキや疑惑判定のオンパレードなど「醜悪さ」ばかりが目に付き、オリンピック離れが加速している状況と言える。

 

事実、「疑惑の判定」が蔓延る冬季オリンピックの観戦はイライラばかりが募るのだから、この際は無味乾燥であろうが「AIによる公平な採点」とした方が、よほど公正を保てるのではと思えてしまう。

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