●8月12日(金)
これまで1日おきに採血があったが、この日はない。
これまで1日おきに採血があったが、この日はない。
前回の結果が良かったため、もうなしということか。
院長が回診に来た。
「どうですか?」
「痛みは、ほぼないですね・・・」
触診をして
「では、明日退院しますか。
点滴は今夜まで続けて、特に異常なければ明日、退院としましょう・・・で、良いですか?」
「勿論です!」
「手術は、様子見て数か月後にやりましょう・・・」
やはり「数か月後の手術」が既定路線となっている!
(本当に、手術をやらないとダメなのか?)
気になったため、暇に飽かせてiPhoneで色々調べてみた。
≪虫垂炎は手術をせず薬で散らした場合、再発の確率が高い≫というのが根拠のようだ。
「(なんの役に立たない虫垂など)再発を繰り返すようなら、さっさと手術で取ってしまった方が良い」
ということらしい。
それでは「高い」とされる再発率とは、一体どの程度か?
調べた限りでは、大体2年以内で「10-20%」となっていた。
これで「再発の確率が高い」と言えるのか?
これはおそらく、医学的に他の病気の再発率と比べた相対的な確率を言っているのだろうが、素人感覚からすれば「70-80%」であれば「高い」と言えるが「10-20%」は、決して「高い」とは言えない。
我々医学関係者ではない者からすれば、他の病気を考慮する必要はまったくないから「相対的な再発率」ではなく「総体的な再発率」を見れば良い。
その場合「再発確率10-20%」ということは、逆に言えば「非再発確率が80-90%
」となるから、むしろ「再発しない確率の方が遥かに高い」と考えるのが常識的と言える。
また「虫垂なんて、なくてもまったく問題ない」というのも、俄かに信じ難かった。
では、一体なんのために存在しているのだろう。
まさか「虫垂炎を起こすことのみを目的として存在している」わけでもなかろうし、それならばもっと高確率で発症しなければ理屈に合わぬ。
やはり人体の一部であるからには、それなりの存在意味があるではないか、と思えてしまうのである。
なにより、手術などはしなくて済むならしないに越したことはないし、仕事にも大きな影響が出てしまう。
これがもし「80-90%の確率で再発」だったり、実際に何度も再発を繰り返すようなら、いっそ取ってしまった方が良いとも言えるが「僅か10-20%」である。
仮に「高い確率で再発する」としても、それが果たしていつ再発するのか。
これは個人差があるから1年以内かもしれないし、数十年後かもしれない。
20代とか若ければともかく、数十年後となれば自分などは生きていないだろうから、そんなに拙速に切らなくても再発してから考えればいいのではないか、と思えてしまうのである。
当初、病状を軽く見て1週間痛みを我慢したため、1週間後に精密検査をした時に
「炎症が酷いため、今手術するとなると大掛かりになってしまう」
とのことで、手術を回避して抗生剤点滴で抑え込むことになった。
その際、医師は
「1週間前だったら、手術ができたのに・・・」
と言っていたが、今後再発せずに「1週間もたついたせいで、手術せずに済んだ」のが、文字通り「怪我の功名」となることに期待したい。
0 件のコメント:
コメントを投稿