競泳(今回は、二冠の大橋選手以外は不振に終わったが)、体操など日本が得意とする競技は前半に集中しているため、後半になるとメダルがあまり増えないのが通例である。
そんな中、メダルが期待できそうなレスリングが始まった。
男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田が早々に決勝進出を決めた一方、女子で最も重い76キロ級は皆川が準決勝で敗れ、3位決定戦に回った。
種目別が始まった体操は、男子あん馬で萱が「銅」と幸先良いスタートだ。
卓球は団体戦が始まり、日本は初戦ハンガリーに「3-0」でストレート勝ち。緒戦のダブルスと第3試合のシングルスでは、平野がオリンピックデビューを飾った。
前回は補欠として、同い年の伊藤などの活躍を尻目に裏方に徹した平野だけに、初のオリンピックにかける意気込みは相当なものだったろう。まさに「満を持して」という表現がピッタリなくらい、楽しくて仕方がないという生き生きとした躍動感ではじけていた。
「ボルトのいない陸上男子100m」は、どうも主役のいない舞台を見ているようで、なにか競技場にぽっかりと大きな穴が開いたようだ。優勝したイタリア選手のタイムは「9秒80」と立派なのだが、どうにも盛り上がりに欠ける。準決勝で「9秒83」をたたき出して注目を集めたC国選手も、決勝では出遅れが響き最下位に沈んだ。
男子バレーは、29年ぶりに決勝トーナメント進出。女子バレーは決勝トーナメント進出を賭けて、最後にドミニカ共和国と戦う。
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