ハイドンの交響曲では「ロンドン交響曲」と呼ばれる最後の12曲の交響曲群がよく知られているが、もう一つ「パリ交響曲」という6曲のセットがある。こちらの方は、ハイドンの名声が徐々にヨーロッパ中に知られるつつあった、1785~1786年にかけて書かれたものだ。この交響曲群が「パリ交響曲」と呼ばれるのは、パリから作曲の依頼があったからである。
当時のパリには、コンセール・ド・ラ・ロージュ・オランピックという大編成(100人ぐらいい)のアマチュア・オーケストラがあり、当時の人気作曲家のハイドンに、これらの交響曲の作曲を依頼した。ちなみに、この「パリ交響曲」は87番、85番、83番、84番、86番、82番の順に作曲されたと言われている。
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